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たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

結婚というキャリア

2012-01-10 23:45:31 | 社会
最近芸能人が結婚をするのは,ちょっと人気が落ち目になった時に,結婚して親になると別の仕事がもらえる場合があるから…じゃないか?という揶揄を少し思った。まぁ言い方を変えると結婚後,出産後も仕事があるという意味では悪い意味ではないとは思うのだけど。

昔はアイドルとかは結婚したら終わりだった。なかなか結婚せず歳をとった人たちは今でも多い。特に女性はかなり高齢になって若い人と結婚したりしてるが,つまりは人気があるころは結婚するのは仕事を失うリスクがあったんではないか?という気がする。

それに比べるといつからかアイドルはあっさり結婚するようになった。子供も産むようになった。そしてしばらく休んだ後,親としてTVに出るようになった。今は育児番組も多いし,朝のバラエティも親としてのコメントとかの方が共感を呼ぶようである。

ちなみに漫画も最近は育児漫画が多い。昔はシニカルな漫画とか描いていた人がほのぼのとした育児漫画を描いていたりする。で,結構人気があったりする。大体実話として描かれているので,ネタの選択はあるけど,ある意味描き易いのかもしれない,とは言え,同じようにならないような工夫は必要なのだろう。

芸能人にしても漫画家にしても独身の頃のスタイルと比べるとみなずいぶん肩の力が抜けてるというか,穏やかにやってる気がする。若い頃はエネルギッシュで逆に歳をとったら無理じゃない?という感じの芸風なのが,親になって出るのは,本当に等身大の様な,これなら人気が続けばいつまでも続けられるというか。

わたしが若い頃とずいぶん違うなぁという気がする。もしかしたらこういう空気があるので,一般の若い人も結婚を早くやろうという気になる場合が多いんじゃないだろうか。念のためもう一度書くと悪いことじゃないと思う。むしろわたしが若い頃,なんでこうならなかったんだ,と思う。わたしの年代って結構働いている人は晩婚の人多いんだよねぇ。
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お得意様は歓迎されてるのか?

2012-01-08 20:42:05 | 音楽・アート
昨年末に自炊業者を作家たちが訴えるって話があって,日記にも書きましたがネットでは話題になってました。そういう中に,自炊をするのは大量に本を買ういわゆるヘビーユーザなのに出版はそういうお得意様に対しそういう仕打ちをするのかみたいな話を読みました。

その意見はごもっともなのですが,本はともかくCDのヘビーユーザである自分もふと10年前の音楽のリッピングから配信へ行った時の状況を思い返すと,案外音楽出版や本の出版は一人で何枚(何冊)も買うヘビーユーザより,ヒット作しか買わないようなユーザの方が大事なんじゃないか?という気がしてきました。あの時もCDをリッピングするのは自宅に数百枚とかCDをもっている人という意見があったのです。そういうヘビーユーザよりもCDや本はそんなにしょっちゅうは買わないし,買うときはヒット作しか買わないようなユーザの方が出版は大事な顧客なので,ヘビーユーザの利便性が下がるようなことを平気でするのではないかと。

考えてみれば,100枚売るために100作品作るよりも1枚の作品を100人に売るほうが,コストはかからないわけで,レアな作品を集めたり読んだりするユーザは少なくても大手の出版にはうれしくないのかもしれません。

ところが音楽にしても本にしても,ヘビーユーザは自分たちが出版を支えている優良顧客だという思い込みがあります。一人で月に数万もコンテンツを買っている人とか,そう思うでしょう。どうもその辺に意識のずれがあるのかな?とちょっと思いました。

だからどうすべき…って話でもないのですが。最近本屋とかCD屋とかが減ってきていて,いろいろ不便になってきてるんですが,結局自分の購買行動がそれらの店舗を支えることになってないのかもなぁと少し悩ましく思います。
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科学やすべて役に立つべきか?

2012-01-04 00:32:36 | 社会
原発事故の後のそれに対する言説の中で「科学が役に立っているか?」と問われるのを聞くようになりました。それを聞いて心穏やかにいれないのは,私自身が科学者の端くれと自覚してるからでしょうか。「物理学者」とか「原子力科学者」と括られたらまだ冷静でいられますが,「科学者」と言われると,科学者全員が原発事故に対して責任を負わなければいけないのか?と思ってしまいます。

原発事故に限らず「科学が役に立っているか?」という質問なのであれば奇妙な気がします。現在の日本に科学が生み出した成果の恩恵をまったく被っていない人っているんでしょうか?。薬だって,病院の医療器具なんて科学の結果のものだし,家電や住宅建材にも,さらには農作物を作るための技術の中にも科学の成果は幾分かは入ってます。それを見ず,科学を役立たずというのでしょうか。

というよりこれはむしろ科学に対して万能なものを期待して,原発事故を何とかできなかったという失望感から,こういう言説が出るのでしょうか?という気もします。もしくは原子力発電を作ったのが科学だから,それに対する抗議なのでしょうか。

後者であればわかる気がしますが,前者であれば,過剰な期待をし,失望し怒りを感じる…というのは,少しやりきれないものを感じます。

科学は常に人の役に立たないといけないのでしょうか?。すべての職業がすべての人の役に立っているといえるのでしょうか?。仮に「役に立つべき」と言うのは良いけど,限定的ではいけないのでしょうか?。むしろすべての人の役に立ってるわけじゃない仕事なんて幾らでも挙げられます。

一方で科学がすべての人に必要か?という議論もあるでしょう。わたしは科学というのは「考え方」でもあると思うので,ある程度ほとんどの人にあった方がいいと思います。科学的根拠をもとに論理的に考えるぐらいは身につけるという意味でも。

もちろん科学は「役に立つ」と公言して沢山の予算を使っているという側面もあります。だから一部の科学の結果,不幸な事故がおきている現状が責められているのはあるでしょう。ただそれで全科学が否定されるということも,これまた違うんではないか?という気もします。

いろいろ思うところがありますがうまくまとまりません。ただ一方的に攻められると戸惑います,という感じです。
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リア充なんて都市伝説ですから

2012-01-03 07:22:59 | 社会
おそらく最近高校を卒業したと思われる人が書いた「リア充と僕」を読んでいてふと思ったのだけど,わたしが高校生だった25年位…じゃないかもう30年近く前,リア充なんていなかった。ってリア充戸いう言葉が無かったんだけど(^^;)。リア充って何か良くわからないで書き換えると,女の子と見るからに付き合ってる男なんて200人以上いる男性生徒の中で一割もいなかったと思う。いたとしてもたぶんこっそりだったと思う。

わたしが九州の片田舎(一応県庁所在地だけど)の公立高校の生徒だったからかもしれないけど,少なくとTVで見るような男子と女子がペアで登校なんてありえない世界だった。もしそんなことをしていたら,周りから冷やかされるか,もしくはTVの安っぽいドラマよろしく,不良にインネンをつけられるのがオチだった。今の学生は目だたず空気を読んで生きているらしいが,当時は空気を読めるやつは男女で登校などはしないし,というかそもそも多くの男子生徒は女性に告白する勇気もなかった。

もっとも,クラブ活動で男女が一緒で,放課後話をしたり,何かの大会で一緒に盛り上がったり,そういうのはたまにあって,それをリア充と言うのかもしれないけど,本人たちはそれを恋愛とかに結びつけるにはかなり高い壁があったというか,むしろ高校の頃に異性とつきあうのは同性の友人をなくすというリスクがあったかもしくは「不良」といわれるリスクがあった気がする。今考えると苦笑ものだけど。

まぁ人付き合いが得意不得意というのは人によりあったと思うけど,それより得意な相手,不得意な相手というのは誰でもあったんだと思う。ただ昔は外に友達がいないというのは自宅に帰ったらもう家族と位しか会話できないということで,ネットなんか無い時代,どこかに自分の意見を聞いてもらうとか不可能なことでした。でも当時も本ばかり読んでいる人とか,ラジオの投稿コーナーにひたすらはがきを書いている人とかいたから,まぁそういう人もいたんだろうけど。でも今の人が「自分は人と話すのが苦手だ」とネットに書くのに比べると,人と話せないことは,もっと孤独だったのだと思う。これもいいとか悪いとか言わないけど。

わたしが大学を出て社会に出た頃,世の中はバブルの終焉の頃で「私をスキーに連れてって」みたいな妙におしゃれな若者を演出する空気が出来ていたけど,なんかあの辺からリア充みたいな若者像を勝手にメディアが作って,そういうのが実際にいると信じているのが今の若者?って気がしないでもない。少なくともわたしの時代は若者像って言うと「俺たちの旅」ですから(笑)。太陽族じゃなくて。

というわけで,どうも本当にリア充なんているのか?という年寄りの戯言で一年を始めたいと思います(笑)。今年もよろしくお願いいたします。
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