たろの日記ページ,gooブログ版

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正しいという根拠

2005-02-01 14:58:15 | ココロ
NHKと自民党と朝日の戦いの話なんですが。正統性の始点。大変おもしろい。
もっともNHKとかの話よりも,わたしは宗教や自然科学を信じる根拠の方を連想してしまいました。
たとえば,わたしは1+1=2であることを結果ではなく,定義だと思っています。もちろん,これを証明することもできますが,その場合もどこかに(言語とかのレベルまでいくと),定義が入り込んでます。つまり「こう決めたから,その結果正しい」と言うことです。
宗教と自然科学の戦いも結局ここで言われているところの「『正統性の始点』の取りあい」なんですよね。実にわかりやすいものの見方だと思います。もちろん宗教同士,民族間の争いも,そこだったりする気がします。
で,ここで使われている「創発的権力」という意味が分かりにくいので,それ以前のエントリも紹介。
遅ればせながら,ハウルを現代日本の問題の暗喩として解釈した「『ハウルの動く城』を老人問題に関する分析と提言として見る」と「安倍ちゃん:朝日新聞:2ちゃんねる = サリマン:荒地の魔女:ハウル」は大変おもしろいです。ハウル見ないとちんぷんかんぷんですし,ネタバレですから映画みて無い人は除くのはお勧めしませんが…。
後者の方で「創発的権力(ネット)」という造語を使用してます。
また話がそれますが,昨今のマスコミ報道を見てると,「日本人って民度が低いのか?」思うんですが,一方でじゃぁ本当に西洋は高いのか?…とも思います。どうなんでしょうねぇ…。日本って西洋かぶれで,西洋がつくった物やブランドや芸術にはやたら関心があるくせに,肝心の彼らの常識がどういう風に形成されているか?…って事に関しては,あまり興味がないんですよね。日本の官僚が…とか政治家が…とかいうけど,それじゃ本当に他の国はきちんとやれているのか?…とかとも思います。
まぁ民度の話は正統性の始点では無いかとは思うんですが,やっぱり良く思うのは,TVとかでいろいろ批判する人たちの根拠が非常にわかりにくい。いきなり「だめ」と言っていて,おそらく街の声として挙がってくる人たちも「TVでだめっていってるからだめなんだろう?」と思っているんじゃないか?…と勘繰ってしまいます。
今回リンクさせて頂いた「圏外からのひとこと」さんはネットで民度が上がることを期待されているように読めますが,どうなのかなぁ…と,そうだとうれしいけど…というのが今のところのわたしの感覚ですね。
コメント
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