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命より治療費?

2011-02-11 14:46:45 | 医療・福祉
記事「がんの心配、「死」よりも「治療費」」によると,ネット上のアンケート調査結果,ガンは,死ぬことよりも経済的負担の方が心配する人が多いという結果になったそうです。わたしはタイトルを見たとき,「死ぬのにお金の心配をするのか?」と思ったんですが,詳細をみると少し違ったようです。

このアンケートをみると,まずガンが治ると思ってる人が4割以上います。そして治療費が心配…ということですから,つまりお金をかければ治るが,そのお金をかけられるかが心配…っていう意味なんでしょう。がんにかかったときの対応も,医師が進める医療の他に自分がよいと思う治療,費用がかかっても先端医療…という人もいるので,つまりは保険適用外の高額な治療に期待している…ということも言えるかも知れません。

わたしは,ガンが治るか治らないかは一概に言えないと思っていて,例えば早期ガンは手術すれば治るので,むしろたいして治療費がかかりません。長期に費用がかかるのは抗癌剤や先端医療やあやしい療法で,これを長期に続けるガンというのは,むしろ完治が難しいものではないでしょうか?。ただ抗癌剤で数年生きるケースも結構あるし,その中には未承認の抗癌剤である場合もあるので,確かに大量のお金をかけたらその分長生きできた…というケースはあると思います。

ただわたしは,そのケースよりも,高額な医療を受けても,延命の期間は程ほど…というケースをまず想像してしまいます。ですから,治療費の心配というのは,延命の対費用効果…,つまり死とのバランスで考えます。死より治療費という表現はちょっと違うんですよね。極論をいうと自分が生きていて仕事を続けて稼ぎ出すお金から治療にかけられるお金がプラスかマイナスかで治療を受けるべきかを考えてしまいます。もちろん蓄えを切り崩せば何年か治療を続けられるかも知れませんが,家族に幾らか残したいとか考えたりで,その辺のバランスを考えます。

ちなみにわたしの場合は,高額医療費の自己負担分…つまり年間100万くらいは,高いとは思うけど払えるかな…とは思うので,わたしのいう経済的に負担となる治療費は,もっと高い額を想定しています。この辺は個人の経済事情で違うとは思いますが。

まぁ大雑把にいうとわたしも死は心配してもどうしょうもない…とも思うので死よりも治療費が重要な問題…というのは,聞かれたらそう答えるかも知れません。でも,先日も書きましたが,どうもガンはお金さえかければ治る…という認識が増えてるような気がして,それってあってるの?…とこういう記事を読むと思います。

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