たろの日記ページ,gooブログ版

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eco

2007-06-10 21:54:43 | 社会
先週の木曜くらいにドイツのサミットで温暖化問題が話し合われていることもあり,NHKの夜のニュースで,ヨーロッパにおける二酸化炭素削減への取り組みを紹介していました.「温暖化ガスを出さないテレビ」ってことで紹介されていたのは,そのテレビの売り上げで畜産農家が出すガスを削減する取り組みがさているらしい.他にもなんの商品化忘れましたが,その商品の売り上げの一部でアフリカの国の二酸化炭素削減の取り組みをしている…っていうのがありました.それらの商品には,なにかエコを示すロゴが貼られていて,ユーザはそれを観て安心して購入している.そして一般市民レベルで「意識が高いぞ」って感じでした.

観ていて…「え?」って感じました.
その商品自体が環境に優しいというより,単に環境に対してお金を払ってるってだけのように見えるんですが,気のせいでしょうか?.TVキャスターも「数字合わせになってないか?」とちょっとだけ言ってましたが,そんな気もしました.いや,たしかにすべての商品で環境対策をするのは無理があるっていうのはわかるし,そういうものはお金をかければ環境対策ができるところにお金を回すっていうのはわかりますが….それってその商品が環境にいいとはいわないのでは?.単なる寄付じゃん…って思いました.
まぁそれでも国内で環境対策をするのであれば,わかるのですが,売り上げをアフリカの環境対策に使って,それを自国の環境対策として計上する…っていうのは,ずるくないか?….それって言っちゃ悪いけど,一種の搾取じゃないか?…って気がしました.

まぁ日本もやってるんでしょうし,日本のお金を熱帯地域の緑回復に使用するというと,特に反対はしませんが.でも,一人一人が環境に取り組んでます…っては言いにくいなぁ…と.

この辺の感覚はどうも日本にいるとわかりにくいのだけど,どうもヨーロッパ人におけるアフリカっていうのが…,そういうヒエラルキーの一部として組み込まれているのかな?…環境のニュースからでも感じました.日本人はアフリカに関心が低い…っていうけど,そりゃ逆をいえば,自分達の社会の層の一部として利用してない…とも言えます.アフリカって今でも政情不安なところがたくさんあり,それについてヨーロッパでは関心が高いようですが,その辺の事情もヨーロッパ経済がそもそも絡んでいるのではないか?とか.
まぁそれをいうと日本もアジアではそういうところがあるとは思うし,アジアで生産したり労働力を使ったりもしてるけど.あと,東南アジアにマングローブ植えて「環境に良いことした」って満足してたりもするけど….でもそれを日本国内の環境を良くしたっていう風な思考にはなってないと思います.よね?….
少なくとも日本は一人一人が環境対策を直接することがエコだと思ってる.まぁレジ袋の削減が環境に優しいか疑問だし,分別されたゴミも実はまとめて埋められたり燃やされたりしてると聞くと,意味あるのか?…って思ったりもしますが(苦笑)….

そんなことを思いました.TVの紹介の仕方が悪かったのかも知れませんが,どうも,そういう点はヨーロッパをお手本にすべきところなんだろうか?と.まぁでもユーロあがってるしなぁ….なんか彼らの都合の良い社会に向かってるってことなんだろうか?….
コメント
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