たろの日記ページ,gooブログ版

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ホワイトカラー・エグゼンプション

2007-01-18 17:07:34 | 時事
ホワイトカラー・エグゼンプションについてはあまり書くことがないなぁ…と思っていたのですが,ちょっと職場で若い人から「どう思いますか?」って言われたので,そのときに思ったことをちょっとだけ…。

まぁこの制度について良くわかってるつもりもありません。上にリンクしたwikiの文章だってちゃんと読んでません(^^;)。こういう話は自分の仕事や自分の職場に照らし合わせて考えてみるのが一番いいのかも知れませんが,実は自分は管理職なので,すでに残業がつかない年俸制みたいなものだし,うちの職場の組合員は裁量労働制が敷かれているので,すでに似たような状況…というか,それとの違いが良くわからないというか…。

とはいえ,一般論としては,ホワイトカラー・エグゼンプションの導入には慎重です。でも自分の職場の裁量性についてはいいんじゃないの?…って言うのが自分の意見で,「なぜ?」と後輩に聞かれたので,「うちは研究職で,仕事内容をある程度選べるので,成果が出ない責任も,社員の方にも結構あるから」と答えました。まぁそれだけが理由でもないのですが…。
で,研究職はいいとして,その他の職種でホワイトカラー・エグゼンプションを導入する被雇用側のメリットが良くわからないのです。雇用側は…,まぁ残業代カットする…ということより,経営側が賃金を調整しやすい…っていうことをまず考えますが…。
じゃぁ時間制がいいのか?…と言われるとそれも言葉に詰まってしまうのですが,とにかく賛成しないのは,ここ数年の雇用制度改革は基本的に雇用側に対して良くない提案が多いように思うという根本的な不信感があるからです。不景気の頃だったら仕方ないな…と思われていた当時導入された制度も,いまだに生きてます。今のように景気が上向きになってきても,それを戻すこともなく,さらに制度を改革するというのは,ますますたいへんになるのではないかという懸念が…。
まぁ経営者としては経営が今上向きでも,それを維持するためとか(株主にとっての)会社価値をあげる必要がある…っていうのはあるんでしょうけど,それを被雇用者にかぶせてるんじゃないかという。

…というか,それもそれとして置いておくにしても,こういう状況にも関わらず,労働組合とか,組合よりの政党が全く元気がないのはどういうことなんだろう?…と。不景気の時に雇用確保のため労使協調路線だったのはある程度理解できたのですが,今はそうじゃないし…。じゃぁみなさん特に雇用条件に不満がないの?…と思ったりするのですが,そういうことなのでしょうか?。TVで危険を扇ってるわりには,あまりそうでもないのかなぁ…と。
コメント
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