京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

香港マカオ旅行17 ベネチアンホテルハプニング

2012-04-23 00:00:00 | 海外旅行2012 3月香港・マカオ

    旅の始まりは    こちら

  香港・マカオ旅行記1 香港へ 2 香港啓徳空港の思い出話 3 懐かしの日航ホテル 
 4 北京料理と香港の夜景観賞 5  アバディーン・スタンレー 6 黄大仙寺・香港の下町  
 7 海鮮料理とオープントップバス  8 女人街とホテルラウンジ 9 香港からマカオ・世界遺産 
 10マカオタワー・媽閣廟・カジノ 11ベネチアンホテルリゾート 12 ダンボレストランと水舞間ショー 
 13 フリータイム散策  14 聖ラザロ地区 15 アントニオレストラン 16 タイパビレッジ 
 17 ベネティアンホテルハプニング 18 マカオからの帰国とお土産 


ベネティアン・グランド・カナル・ショップス

ホテルのグランド・カナル・ショップスで、もうちょっと買い物をしようと
もうひと頑張りすることにした私達。

グランド・カナル・ショップスは、ホテル3階にあります。

モールの中心はグランド・ホールと呼ばれる吹き抜けの
エスカレーターエリア。

 ホテル内で330以上あるというお店のほとんどがここに集まっているとか。。 

 天井は青空と白い雲に描かれていて、ここは夜でもお昼ですよ。

フードコートも充実していて、中華を初め、韓国料理、ファーストフード。。
色々な食べ物や屋さんでいっぱい。
 

モール内は、 ベネティアの運河が再現されていて、
橋や街並みもまるでベネティアの様。

。。というか、ベネティア風のテーマパークといった感じです。

もちろんゴンドラにも乗れるんですよ〜。

ゴンドラに乗ってみる。。?  どうしようか。。  

  イタリアの本物のゴンドラは  こちら です


でも、ゴンドラは、全然空いていて、いつでも乗れるという感じなので、
かえって、どうしようか。。という気になります。

ちょっとくらい人が並んでいた方が、乗ってみようという気になりますよね
 

それでも、一応チケット売り場のあるお店を教えてもらって
そのお店にやってきました。

ハプニング勃発

このお店はベネティアングッズやマカオのお土産屋さん。

中に入って、ゴンドラのチケットを買うのも忘れ、
まずはお土産品に見入ってしまいました。

これもいいね〜、これも可愛い。。

と、その時、主人が

ちょっとトイレに行ってくるわ。。と。

ま、どうせ、5分くらいのことだろうし、

じゃ、ここで待ってる〜と、私は、このお店で待つことにしました。

お土産品の品定めをすること10分程。。

あれ。。まだ、帰ってきていないな。。
お腹でも痛いのかな〜。。。

それでも、まだ、すぐに戻ってくるだろうと、この時はまだ楽観的な私。

でも、15分たっても20分たっても主人は戻ってきません。

日本でなら、こんな時すぐに携帯で、

どうしたん??今どこ??ってすぐに聞けるのに、

海外仕様ってのがよくわからなくて、携帯はトランクにしまったまま。
持ち歩いていません。。

さすがに、何かあったのか。。と心配になって、外を見に行ったら
トイレは、なんと、このお店のすぐ右隣にあったのです。

 このすぐ隣がトイレだったのですよ。


え。。隣がトイレなのに戻ってきてないということは、どういう事??
きっと何かあったんだと。。だんだん心配になってきます。

トイレも見に行って、一応外から声もかけたけど返事もないし。。
まさか、トイレの中で倒れているってっことはないと思うけど。。

夕方になって、ホテル内もどんどん寒くなってくるし。。
薄着で来てしまっていた私は体も冷えてきます。

お店の前で、運河の前を行きかう人の中に主人をじっと探すけど、
30分が過ぎても主人は現れません。。

大声で楽しそうに話しながら歩く何十人、何百人の人々が
私の前を通り過ぎるのに、この中に知っている人が
一人もいない心細さ。。

それと同時に、やっぱり家族って一番大切なんだって
改めて思い知らされる感じ。。

早く戻ってきて~と願いながら、
お買い物なんてできる気持ちには当然なれないし。。

心細くて、心配で、お店の前をうろうろしていたら、
お店の店員さんが、大丈夫ですか?と声をかけてくれました。

 

優しい店員さん

声をかけてもらって、私は、主人がトイレに行ったきり帰ってこない事を説明。

トイレは隣なのに。。と店員さん。

そうなんですよね~、それなのに帰ってこないんです。。と私。

暖かい店内で待ったら。きっと戻ってくるよ。と励ましてくれた店員さん。

何人かの店員さんが、私を囲んで皆で心配してくれます。

外国でひとりぼっちになってしまった心細い私は、
皆に状況をわかってもらえて、なんだか少しほっと。

 40分近くたった頃、私もトイレに行きたくなったけど、

今、ここを離れたら、もし主人が戻ってきた時に、
また、会えなくなってしまうし。。と思うとトイレにも行けなくて。。

で、店員さんに紙とペンを貸してもらって、

今トイレに行っています。ここで待っていて下さい。と、主人に手紙を書き、

主人の風貌を伝えて、それらしき人が戻ってきたらこの手紙を渡してと
お願いしました。

そして、その場を離れようとしたその時、主人の姿を
お店の前で見つけたのです。 

主人もすぐに気がついて、やっと再会。
待つ事40分間。。やっと、出会えました。やっと。。ほっとです。

会ったら、何してたんよ~。。。
と、文句もいっぱい言ってやろうと思っていたのに
なんか、ほっとしてしまって嬉しくて言葉もでませんでした。

お店の人達も、よかったね~と笑顔。 本当にありがとうございました。

主人は、隣にあるトイレに気付かず、反対方向に歩いて行ったため
なかなかトイレが見つからず、そのまま迷子になってしまっていた様子。

早く戻らないと、心配しているだろう。。と主人は主人で必死でこのお店を
探そうとしていたらしいのですが、分からなくて。。

色々な運河を、汗をかきかき、うろうろと探し周っていたんだとか。。

 

今更ゴンドラに乗る気もなくなってしまった私達、

お互いにこの40分間がどんなに大変だったか、どんなに心細かったかを話しながら、
ずっと歩いていたら。。

本当に、同じような運河がず~っと、ず~っと続いています。 

運河は、「グランド地区」「マルコ・ポーロ地区」「サン・ルカ地区」と
3つの地区にあって、それぞれが広くて、そっくりなので、

確かに歩けば歩くほど自分がどこにいるのか、分からなくなってしまうのも分かります。

この3つの地区の運河を一生懸命に探してくれていたのでしょうね。。

私も大変だったけど、主人の方がもっと大変だったかも。。

後で、このホテルで迷ったら、1時間かけても元に戻れないといううわさが
あると聞きましたが、

なるほどその通りや。。と実感したのは言うまでもありません。
40分やったら、まだましな方やったのかしら。。。


カフェバー

私は待ち疲れ、主人は探し疲れて、二人とも、もう、食欲もありません。

ホテル内のカフェバーで、喉の渇きを潤した後は、
とにかく部屋に戻りたい。。
もうそれだけ。。。

部屋に戻ったら、本当にほっと。でも、無事に会えてよかったです。

これも、このホテルの大きさが故のハプニング、
でも、お互いに、これだけたくさんの人がいるのに、
たった一人を待ったり、探したりしたことを通して、

お互いの大切さや、家族の大事さを改めて思った出来事だったかも。。

 


お部屋でディナー

さて、今晩のディナーは。。

今から、レストランに食べに行く気力もなくなった私達。

日本から持ってきた、梅しらすのお粥と、かに雑炊が、今夜のディナーです。

デザートは、チョコレート菓子、お煎餅もついてますよ。

 

最後の夜なのに、ちょっと残念。。?

まぁ、そう言えなくもないのですが、

でもね、アツアツのお湯で作った梅しらす粥・かに雑炊定食は、
ほっとする日本の味で、心も体も温まりました。

 

さて、香港マカオ旅行記は、次が最終章、

( 香港マカオ旅行記18 マカオから帰国・お土産に続きます。)

 

 

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