森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

オオハクチョウがきた

2022-11-15 | 日記


 冬の足音がすぐそこまで近づいてきました。
 どうやら今週中には、初雪が降りそうな感じです。

 早朝からグァ~グァ~と喧しい声がするので、湖に降りてみると岸辺に
 30羽ほどのオオハクチョウグループがいました。
 人の気配を感じてすぐに岸から湖の奥へ泳ぎだしましたが、遠くに離れ
 てもその真っ白い姿は、殺風景な湖面を賑やかに飾ってくれます。
 おおかたの白鳥たちが内地の湖へ渡っていったこの時季に、まだ残って
 いるこのグループは、たぶんこのまま大沼で越冬すると思われます。
 この先春までいてくれるのは、なんとも嬉しいいことです。

 内地の湖は真冬でも凍結しないので、白鳥たちにとってはとても過ごし
 やすいのです。
 さらに、大沼では禁止されている鳥の給餌をおこなっている湖もたくさん
 あります。
 なかでも有名なのは新潟県の瓢湖です。
 毎年、小さな湖に5千羽以上の白鳥類、3万羽を超えるカモ類が集まります。
 いや、集めるのです。
 ここには代々有名人の餌やりオジサンがいて、毎日時間になると大量の
 餌をばらまきます。
 そのオジサンの手捌きの見事さに、また先を競って餌にありつく鳥たちの
 必死の動きに、観光客が感動するのです。
 今では町の貴重な観光資源になっているようです。



 鳥インフルエンザも心配ですが、今日北海道ではコロナ感染が1万人を
 超えました。
 それでもまだ8波にはなっていないとのことです。
 せっかく観光客が戻ってきているので、なんとかこれを維持したいので
 しょう。
 若い人たちは症状が軽いこともあって、ワクチン接種率はなかなか上がらず、
 もはや季節性のインフルエンザと同じ感覚になっているのかもしれません。
 しかし、死者もかなり増えていて、そのほとんどが高齢者ですから、やはり
 我々にとってはまだまだコロナは怖いです。

 この調子じゃ、どうやら来年も厳しい歳になりそうです。
 明るい材料が見当たりませんからね。
 オオハクチョウを観て過ごしましょう。

 初雪直前の北海道駒ケ岳です。


 
 
 
 

 

 
 
  

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