森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

春のだいじな行事

2023-04-11 | 日記


 四月に入ってあれよあれよという間に、はや10日を過ぎました。
 この間暖かい雨の日が続き、おかげで小屋の北側に残っていた雪が
 やっと解け、この森から白い固まりが消えました。
 白といえば大沼のオオハクチョウも帰ってしまいましたから、
 森で見られる白色といえば、これから咲く花たちとそこに集まる
 蝶たちです。
 それ眺めるのもまた楽しみのひとつです。

 カタクリの花がすっかり開いていました。
 茎がキュッと下を向き花弁を上にはね上げて、楽しそうに風
 にゆれていました。
 毎年、この時季に僅かな日数だけ咲いては消えていく不思議な花です。
 
 スイセンの赤ちゃんが一斉に現れました。
 いよいよ春本番です。



 春のだいじな行事といえば三年に一度の車の運転免許更新です。
 若い時はゴールド免許証なら五年更新だったのですが、高齢者は
 おしなべて三年になりました。
 しかも後期高齢者ともなれば、さまざまなハードルが設けられています。
 これをクリアすべく、先日近くの町の自動車学校へいってきました。
 科目は三種、ボケテストと実車テストそれに講習です。
 3時間半かんづめでしっかりやり、なんとか終了しました。
 そして、こんどはこの結果を持って警察署へいき、視力や聴力のテストを
 やって初めて申請になりました。
 交付は一か月後ということです。
 費用もかなりかかりました。

 高齢者を取り巻く車運転環境は、この先も厳しくなっていくので
 しょうね。
 講習でも免許証返納を促す場面がいくつかありました。
 高齢者の事故がことさらに大きく報じられて、世間では「またか!」と
 非難されています。
 しかしよく見ると若い人たちもけっこう突っ込んでいますよね。
 自分は先進国の生活をいくらか知っていますが、高齢者の免許返納など
 聞いたことはありません。
 これには国民性や保険医療のことや、さまざまな要素があるのだと
 思います。
 ちなみに、この山奥では車なしでは生きていけません。
 鉄道は廃駅になり代替路線バスも運行されませんから、昔に戻って
 ロバでも飼うしかありません。
 
 昨日函館で梅の開花が報じられました。
 例年よりかなり早いですね。
 この調子じゃ、森の桜も早いかもしれません。
 春は楽しみいっぱいです。

 コンチャンも春の陽気で眠そうに歩いていました。


 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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