昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

③「お水送り」の伝統を引き継いでいる人

2006年12月13日 | 中部地方の旅
そばの鵜の瀬公園に行くと、ボランティアで案内をされている地元の老人に出会いました。
資料館の案内で「お水送り」のビデオを見ると白装束と、白頭巾の僧侶や、山伏が登場し、本当に神秘的な神事が行われるようです。
「御幣を持ち、前列にいるのが私です」と地元の老人に説明され、千年以上続くその土地の歴史をまの当たりにした気持ちになりました。
写真の前列やや右、足元にたいまつがある左の人形がそれです。
雪解け水で急流となった川べりで行う神事で、たくさんの見物客が危険なので気を使っていることや、大勢の人をお払いされるとのお話をちょっと誇らしく語られていたのが印象に残っています。

②鵜の瀬のお水送り

2006年12月13日 | 中部地方の旅
小浜市根来白石の鵜の瀬の神事が行われる場所です。鳥居をくぐり、階段を下りたらで鵜の瀬と呼ばれる場所です。
東大寺二月堂のお水取りは、当地出身の東大寺実忠和尚により始められたそうです。
その昔、二月堂を建立、国の神さま達を招き修二会を行った時、この地の遠敷明神が漁に夢中になって遅刻、そのお詫びに本尊に供えるお水を毎年送る約束をした故事にちなむ行事だそうです。

①鵜の瀬公園

2006年12月13日 | 中部地方の旅
先月若狭旅行で小浜市の鵜の瀬に行きました。写真はその時頂いた「お水送り」のパンフレットの写真です。
奈良東大寺二月堂のお水取り(修二会)をご存知の方は多いと思いますが、その前に行われる伝統行事が若狭根来の鵜の瀬(うのせ)で行われる「お水送り」はあまり知られていないと思います。この地から送られた水が地下を通り、10日間かかって二月堂の「若狭井」に届くといわれています。

③驚くばかりの「千人かくれ岩」

2006年12月10日 | 山陽地方の旅
写真は千人かくれ岩です。八丈岩付近から少し下に行く道があり、鬼の門、千人かくれ岩と巨石のトンネルがあります。とにかく岩の大きさに驚くばかりでした。
とても自然に出来たようには思えず、信仰によってとてつもない作業がなされて出来たのではないかと思えるものでした。
岩の入口や、中に石仏や、磨崖仏がたくさん見ることが出来ます。
とても親しみやすい表情の仏様ですが、竹原市忠海町の黒滝山の山道にも同じような石仏がたくさんあったのを思い出しました。

②山頂に巖大明神

2006年12月10日 | 山陽地方の旅
八丈岩を少し登ると、石の鳥居が見えます。鳥居には「正一位巖大明神」「弘化五戊申歳二月吉日」と書かれています。ちなみに弘化五年は1848年で明治維新の20年前です。
鳥居をくぐって進むと三つの岩に囲まれた祠がありました。いかにも古代から続く信仰の山を感じさせます。
左の奥に行くと「三角点234m」と書かれた看板があり、高い岩があります。
又そばには「第28番霊場小八丈」と書かれた場所があり、約6畳程の平らな岩や、石仏があります。

①御領山の「八丈岩」と奇岩

2006年12月10日 | 山陽地方の旅
福山市神辺町にある御領山の八丈岩へ行きました。古代の山陽道から北に見える山で、鬼伝説のある場所です。
御領山は大きな岩がゴロゴロありましたが、特に頂上付近の巨石群は圧巻です。
山を登り切るとと八丈岩があり、鉄ハシゴを登ると和室八畳よりかなり広い感じの平らな大岩があります。(ちなみに八丈岩の八丈は24.2424m-岩の長さ?)
山登りは比較的楽で、山道も歩きやすく整備されていました。
八丈岩の上から周囲の山々や、神辺町の御領付近がよく見えます。

宇宙科学から生まれた折り紙「ミウラ折り」

2006年12月02日 | 日記
写真は折りたたんだマップを横から写したものです。簡単に折りたたんでしまいます。
折りたたんだ厚みが意外に薄くなるのも驚きです。折り目が重なっていないためです。

ミウラ折りは人工衛星の太陽電池パネル、アンテナなどをシート状に作って折りたたみ、宇宙で広げて使ったり、再度折りたたんで収納するために考えられたそうです。
三浦公亮さん(東京大学名誉教授・文部省宇宙科学研究所)が発明したとのことです。

登山、町並み散策、イベント会場などで持ち歩き、ワンタッチで開閉するマップなどで利用が始まっているそうです。

ミウラオリに興味のある方は、以下のサイトをどうぞ(携帯からはムリかも)
<地図をミウラ折りにしてみよう>
http://homepage.mac.com/kamenoseiji/MountNotes/Miura_Fold.html
<ミウラ折りとは>
http://www.orupa.co.jp/miura_frame.html

これが飯南町の琴引山のイラストマップです

2006年12月02日 | 日記
広げた状態のマップの写真です。
右上と、左下に名刺サイズの表紙が貼り付けられています。
地図には琴引山の登山コース(頂上まで90分)と、琴弾山神社・大神岩・穴神岩などがイラストと付きで案内されています。
巨岩にはさまれた参道の奥にある琴弾山神社には大国主命が祀られ、大神岩の洞窟には大国主命の弾いた琴が納められていたと伝説にあるそうです。<ぜひ行ってみたい>
裏面は「赤名宿散歩マップ」になっています。世界遺産候補の石見銀山から尾道まで銀を運んだ道を「銀山街道」と言いますが、赤名はその宿場町だったそうです。

実は、今年9/23・24、石見銀山、三瓶小豆原埋没林、須佐之男命の御終焉の地と言われる須佐神社、板屋Ⅲ遺跡発掘のきっかけとなった志津見ダム建設現場、赤名湿地性植物群落など「銀山街道」をたどってドライブ旅行をしました。

驚きの「折りたたみマップ」をゲット

2006年12月02日 | 日記
昨日、島根県飯南町から「琴引山のイラストマップ」(写真右)が、観光パンフレットを添えて送られて来ました。
マップは、名刺サイズに折たたんであり、裏表の表紙部分を両手で持ち、手を広げるとマップがさっと広がります。手を近づけると自然に折りたたんでしまいます。
実に驚きです!
表紙の裏には「ミウラ折り」とあり、特許番号まで書かれていました。
縄文時代の稲作を調べていた時、「飯南町の歴史と文化」のホームページに「先着30名様にプレゼント」の案内があり、申し込んで頂いたものです。
琴引山は、国道54号線を広島県から島根県に入った飯南町にある山で、出雲風土記にも登場し、古代から神の山として知られています。
又、この町の板屋Ⅲ遺跡からは約1万年前の縄文土器や、稲モミの跡のついた縄文土器が発掘されています。