昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

長門市油谷の「立石観音」

2007年08月15日 | 山陽地方の旅
地図に「立石観音」とあり、東後畑の棚田から見えていた二つの岩のある海岸に行ってみました。
写真は、坂道を下る途中で撮ったもので、岩の付近は漁港のようです。
二つの岩は、コンクリートの防波堤でつながり、海岸付近に積み上げられたテトラポッドと共に、冬の日本海の荒波から港を守っているようです。
海にそびえ立つ二つの岩は周囲に何もなければ自然の美しい景観だったと思いますが、港に近い所に立っていたため防波堤の一部にされてしまったようです。
ことわざに「立っているものは親でも使え」とありますが、この美しい二つの岩まで漁港の一部に使ってしまう人間のしたたかさに感心します。


この二つの岩の高い方を「沖の島」、低い方を「地の島」と呼ぶそうで、二つを合わせて「夫婦岩(みょうといわ)」と呼んでいるようです。
この「夫婦岩」は、1605年(慶長9年)12月16日、慶長の大津波により突如現れたと伝えられ、聞く者に大津波のものすごさを感じさせます。


上の写真の向って左から撮った景色です。
道路から「地の島」まで防波堤でつながり、コンクリートで地続きになっています。


上の写真のトラックの後ろから「地の島」を撮った風景です。
「地の島」の上に登る階段が造られており、頂上には石の祠に「立石観音」と呼ばれる観音菩薩が祀られ、地元の人たちは漁業の安全を祈っているそうです。


「立石観音」へ上る階段の入口です。
岩を近くで見るとその黒さが印象的です。


階段の入口横にあった案内板です。
高い「沖の島」の高さは41mあまり、低い「地の島」の高さは20mあり、海に浮かぶ「夫婦岩(みょうといわ)」では日本一のようです。


上の写真のトラックがあった付近から「地の島」の左を撮った景色です。
「地の島」の端には岩のトンネルがあり、後ろに高い「沖の島」が見えています。


岩のトンネルをズームで撮った景色です。
コバルトブルーの海がきれいでした。


「地の島」の陸側に沿って道が造られています。
この先は長い防波堤が続いています。



「地の島」に沿った道を進むと高い防波堤の壁の向こうに「沖の島」が見えていました。


おだやかな湾内にある漁港の風景です。
晴天で、海がとてもきれいに見えました。


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