故郷の味

先日山形に帰った時、お義姉さんから笹巻きを頂いて来ました。

お父さんにとって　笹巻きはとても懐かしい味だそうです。

昔、学校から帰って来ると、お母さんがおやつに作ってくれて、この笹巻きを台所の布巾掛けにずらっと並べてかけてあったんですって。その時の幸せな気分が　今でも忘れられないと言います。

よかったね、嬉しい時間がいっぱいあって。


私は　昔で言う「鍵っ子」だったもので、嬉しかったのは学校から帰ると、道側の窓のカーテンがヒラヒラ舞っているのが見えた時でした。

「あ　母ちゃんがもう帰っている」・・・嬉しかったなぁ。

幸せな時間はそれぞれ違います。


私は息子達に幸せな時間を与えられたのでしょうか・・


そして、今は私達にとって何が幸せなんでしょうね。


お義姉さんの笹巻きをご紹介ますね。

お義母さんがしていたように、ぶら下げて見ました。



まだＳ字フックに掛けてあります。もっとたくさんあるんです。

笹の中にはもち米が入っています。笹の葉を上手にたたみ込んででケースみたいに作り、もち米を入れ、上手に結び、結んだまま茹でるのだそうです。笹の葉は抗菌に優れていますから、日持ちがするそうなの。

毎日少しずつ召し上がって下さい。

笹の葉をむいて、このきな粉をたっぷりつけて食べるのだそうですって。

きな粉は　砂糖と少しの塩で味付けがしてあります。



私は、モチ類が苦手なので、食べられないのですが、お父さんが美味しそうに食べるのを見ているだけで、お義母さんの優しさを懐かしく思い出しました。