武産通信

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平安道場 将軍塚に移築

2012年01月07日 | Weblog
 青蓮院は東山山頂の青蓮院飛び地境内の将軍塚に北野の平安道場を移築すると発表した。3年前に京都府所有の平安道場が老朽化して廃棄処分となっていたものを、青蓮院が引き取って移築再建し価値ある木造大建築を保存するという。

 平安道場は大正天皇の御大典記念に大正2年、府民の浄財を集めて大日本武徳会京都支部道場として建てられた貴重な木造大建築であり、今では入手不可能な巨大なヒノキ材を使い、最高水準の木造建築技術により建造されている。

 戦後、大日本武徳会の組織はマッカーサーが解体し、建物は国から京都府へ移管され、京都府警の柔剣道の道場として使われていたが老朽化して修復の維持管理が困難となり、京都府が廃棄処分を決定していた。

 平成22年12月、青蓮院は京都府から無償譲渡を受け、東山山頂へ新たに建築する京都市の許可を得て23年1月28日に譲渡された。京都府の承認、そして京都市の外部の審議会に計って建築の承認を得られるまで3年かかったが、すでに解体を終えた。

 新聞記事によると、完成予定は平成26年の夏。完成後は、法要に加え武道や音楽の催事などにも使いたいと話している。
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