武産通信

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古文書 『織田信長朱印状』

2016年10月08日 | Weblog
 古文書 『織田信長朱印状』 折紙 

 山城国冨森内
 拾五石事 為新
 地宛行了 全
 可直納之状 如件
 
 天正参
  十一月七日  (朱印)「天下布武」

    上御蔵
      立入左京入道

【読み下し文】
 山城国冨森の内拾五石事
 新地として宛行(あてが)いおわんぬ
 全く直納(じきのう)すべきの状
 件の如し
 
 天正参(年)
  十一月七日  (朱印)「天下布武」

    上御蔵
      立入左京入道(宗継)

【立入宗継(たちいり むねつぐ)】
 正親町(おおぎまち)天皇に織田信長への助力を進言し、困窮していた朝廷の財政の建て直しに、自らその交渉に当たったといわれる人物。(資料「道家祖看記」) 
 京都御所の東にある清浄華院(しょうじょうけいん)に立入家歴代の墓があり、記念碑が建っている。

史料:綸旨御奉書下知状/写真:織田信長朱印「天下布武」
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