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『西医学』西式健康法(2)

2019年06月28日 | Weblog
                                           毛管運動

 『西医学』西式健康法(2)

 植芝盛平翁が実践した『西医学』西式健康法である。西勝造先生は、財団法人合気会の理事に名を連ねる。

 毛管運動

 先ず仰臥の姿勢となり、硬枕を頸部に当て、手足をなるべく真直に伸して垂直に挙げ、蹠を出来るだけ水平にし、この状態で手足を微動させること一、二分間。朝夕一回宛。(西勝造著「西医学健康原理実践宝典」)

 心臓はポンプのように、血液を全身に行き渡らせる? 西医学では、全身に張り巡らされた毛細血管の表面張力が血液循環の役割を担っていると考える。
 そこで、全身51億本の毛細血管の70%が集まっている手・足の四肢を上にあげて細かく振動させることで、毛細血管の働きを高め、血液循環をよくしようとするのが、この毛管運動である。
 毛管運動は、平床に仰向けになり首に硬枕※をあて、両手・両足を肩幅くらいに開いてまっすぐ上にあげる。両手の指先を伸ばし、足首は足の裏が水平になるように上に向ける。この状態で、手と足を細かく振動させる。
 心臓病、血圧疾患など循環器の病気に効果がある。

 ※硬枕
 枕は自分の薬指の長さを半径とするカマボコ形のもので、木枕・陶枕など硬いものを使用する。背骨と同じように、首の骨も重い頭を支えてるため、大きな負担がかかっている。その重みによって圧迫された骨と骨の間を伸ばすには、硬い枕がいいのである。肩こり他、目や鼻、喉の異常に効果がある。就寝中もこれを用いる。
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