高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

亀甲の盛り皿 2

2015年05月12日 05時48分30秒 | 作品紹介
先日、出来上がったばかりの亀甲編みの盛り皿の記事を載せました。

今回は、15年経った、亀甲の盛皿です。



妻が、ベーグルパンを焼いてくれました。

ちょっと塩味が入って、香ばしくて、美味し~い!
エツコーネのパンはホントに美味しいのだ!

この、ベーグルを載せている盛皿は、15年ほど前に、家庭画報で、「南の風のリビング」という特集を組んだ時、デザインした作品である。

「値段をそこそこに抑えた、竹の美しさが伝わる40センチほどの盛皿を作ってみよう」と、

15年間、使っても全くびくともしません。

少し色目が濃くなって、飴色に近づいて来ました。

天然素材の楽しいのは、年数とともに、色合いや風合いが良くなていくことですね!

おそらく、この盛皿は、これから何十年経っても、使い続ける事が出来ると思います。

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亀甲編みの盛り皿

2015年05月11日 04時42分13秒 | 作品紹介
直径40センチの亀甲編盛皿
しばらく、品切れ状態だったのですが、ようやく出来ました。


40センチの盛り皿を作るには、45センチほどの長さの竹が入ります。

真っ白で、傷がなく、同じ色目で、節間が45センチの竹を揃えるのは、大変な事です。
帰って、染めたり、磨いたりするほうが、作業工程は増えますが、竹を揃える事は簡単に出来ます。

以前、お買い上げ頂いたお客様からの、追加注文で制作することになりました。
今回、やっと5枚作り上げましたが、この写真をフェイスブックに乗せたら、フェイスブック仲間から、「私も欲しい!」と、即日完売してしまいました。ありがたいことです。



大きな作品ほど、細かい所、デティールを丁寧にしないと品が出ません!
柾竹が美しい!一本一本、ナイフで面取りしています。

普通、柾竹と云うのは、全体の幅を割って行くだけですが、今回は、一本一本を別々に取って、ナイフで面取りしてあります。この方が、高級感があり、見た目にも優しく感じます。



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老・盛・児

2015年05月10日 05時44分18秒 | 出張

朝搬入で疲れている筈ですが、早速、初日の夜から懇親会です。

ホテル近くの、玄関に生きたフクロウが居るお店に行きました。



フクロウの首は、本当にキョロキョロと回ります。180°真後ろまで、クルッと回ります。

メンバーは、職人展最強のメンバーです。



この、ワンカットは非常に象徴的で、

一番左の、岳野はもう老眼で、しょぼい顔!

真ん中の直ちゃんは、元気いっぱいのハツラツ顔!

右の岐津君は、赤ちゃんの様な、ツヤツヤ顔!

初日から、2時間ぶっちぎりの宴会で、笑いました~。


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船橋東武 職人展

2015年05月09日 05時50分49秒 | 出張

ゴールデンウィーク明けから、船橋東武で「日本の職人展」が始まりました。
普段であれば、催事の前日に、催事場の入れ替えがあり、午後から搬入というケースなのですが、
今回は、前日がゴールデンウィークのデパートに取っては、稼ぎ時ということもあり、開催当日の朝搬入になりました。

朝、7時に会場入り、

ビフォーアフター!

こんな感じです。



与えられた条件の中で、如何に飾り付けるか・・・・

焼く2時間半で、こんな展示になりました。

さて、5月7日から13日まで、船橋東武 6階 イベントプラザにて、実演販売しています。

是非、お近くの方はご来場下さい。m(_ _)m

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心残り!

2015年05月08日 04時10分33秒 | 食べ物

別府市内のうどん屋で「鳴門うどん」というお店が在る。

ここは、安くてボリューム満点のお店なので、時たま利用する。
なんと、「ゴボ天うどん」なんか350円とは・・・・・・・

しかも、

しかも、

うどんが、シングル玉でも、ダブルでも、トリプルでも350円也!



他のうどんを見ても、どれも安~い!


その鳴門うどんで、「鍋焼きうどん」というメニューが出ていたのだ。

以前、隣のテーブルで頼んでいる人を見て、「今度来た時は、絶対にこれを注文しよう。」と、決めていたのだ。



そして、先日行った時、「モツ鍋煮込みうどん」を注文すると、
「うちの店では、ランチタイムには鍋焼きうどんを出していないのですよ、他の店では出している所も在るようですが・・・・」と、がっかり!

この「モツ鍋煮込みうどん」がどうしても食べたくて、今度は、夕方やって来た!

ところが、メニューに「鍋焼きうどん」が無いでは無いか!

「??????」

あれ?鍋焼きうどんのメニューが無い!

店員を呼んで聞いてみると、先週までやっていたんですが・・・・・と、にやにやして返事しやがる!

(>_
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春の食卓

2015年05月05日 05時23分58秒 | 食べ物
安心院の街に買い物に行きました。
ふれあい市場に寄ってみると、春の食材が一杯出ています。

ふき、ゼンマイ、タラの芽、わらび、こごみ・・・・
 

隣の魚屋さんでは、こんな物が出ていました。


そうです、オコゼです。
いかつい顔付きですが、唐揚げにしたら、最高に美味しいデスぞ!

それから、天然物の鯖、大きめの鯖を1尾買って、半身をお刺身に、半身を煮付け用にしてもらいました。

こんな新鮮な食材が、安く手に入るなんて、大分は最高に素晴らしいところですな。

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バッグの修理 3

2015年05月04日 06時33分49秒 | 竹細工
昨日まで、続いて、竹のバッグの修理をしている所をアップいたしました。
修理つながりで・・・・

私の工房では、買った後、安心して使っていただくために「5年間無料修理保証」ということをしている。
これは、お客様のせいで、バッグが破損した時でも、無料でお直しさせて頂きます。と、云うことです。せっかく、買っていただいたのに、転んだ時に、上に乗ってしまった!とか、お子さんが踏んでしまった!とか、長年使い込んで、底の部分が摩耗してしまった!とか、
どんな形にも、対応しています。

私どもと同じように「5年間保障」をしているメーカーがある。「沖電気」のレーザープリンターだ。


あの菅野美穂がイメージキャラクターになっている、プリンターである。

私の所の事務所では、今まで、いろいろなメーカーのプリンターを使ってきた。
最初は、インクジェットのキャノンやエプソンの物だったが、大抵の場合、メーカーの1年保障が過ぎる頃に為ると、何処かが悪くなり始める。
そして、メーカーに電話すると、「保証期間が過ぎていますので、有償の修理になります」と言われる。
また、その修理代が高いのだ!時には、新品を買うよりも高い時があり、結局頭にきて、
「もう、お前の所のプリンターは使わん!」と、思うのだ。

そんな中、沖電気の「5年間保障」の宣伝を見て、6年前に買ったのが、このCOREFIDOシリーズだ。

デザイン的には、「質実剛健」を絵に描いたように、真四角のシンプルな形である。

機械部品もすこぶる丈夫である。

そして、メーカーのサポートも実に丁寧で、この6年間に、数回修理に来てもらっているが、全て、無料修理をしてくれている。

最近、警告が出始めた「ベルト交換の準備」のサインが出始めました。

さすがに、6年経っているので、そろそろ買い替えですな。

そこで、後継機に選んだのが、またまた、沖電気のコアフィード301dnだ。

今までの、コアフィード310dnと、ほとんど同じ物だ。



この6年間で、培われてきた信頼は大きい!

沖電気さん、またこれからも宜しくお願いしますよ!
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バッグの修理 2

2015年05月03日 06時48分25秒 | 竹細工
昨日からの続きです。
http://blog.goo.ne.jp/takae_1/e/052670319ff5172f13fc0faa1104e81b

気分はまるでブラック・ジャックです。



ヒゴを差し終わり、角の部分を編み上げました。
余分な所は、カットして、ほぼ編地は完成しました。

この時のコツは、「少し弛ませて編んでいき、ある程度形が出来てから、全体を少しずつ、絞めて行く」と、いった感じでしょうか。



次に、底部分の力竹を挿して、四隅の足の部分を取り付けて行きます。

籐飾りを付けると、形状的には元の形になりました。

その後、全体をもう一度染め直し、漆を掛けて行きます。

頭の中では、染め直し・漆仕上げをした時に、だいたい、どんな色合いに為るのかが、想像できています。

そして、こんな形になりました。



これで、ほとんど新品の状態に戻りました。

若干、よくよく見ると少し色目が違うのですが、また、これも暫く使い込む内に同じような色になり、ますます判らなく為ると思います。

今回の修理の工程はこんな感じでした。

皆さん、安心してお使いください!責任をもって、お直しさせて頂きます。


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バッグの修理 1

2015年05月02日 02時47分05秒 | 竹細工

私のところでは、「5年間無料修理保証」をしている。
特に、日常的に使う、竹バッグや、買い物カゴなどは、使っている内に、摩耗したり、アクシデントで傷んだりすることがあるのですが、
安心して使っていただくために、「修理保証」をしている。

5年以降のものには、修理代実費と云うことで対応している。

今回、修理で持ち込まれた物は、10年以上前にお買い上げ頂いた、竹のバッグ!



OH!NO!

なかなか、ここまで傷んだバッグの修理というのは、ありません!

でも、お客様は、「このバッグが好きで、これからも修理して使いたい。」と、仰ってくださる。

「ハイ、頑張ります!」(笑)



先ずは、似たような色合いのヒゴを作ります。

修理の場合、一番難しいのが、色合いです。

どうしても、使い込んでいく内に、経年変化して、新品の物とは色合いが違ってきているのです。
その変化した色に、なるべく似たようなヒゴを作ります。

次に、骨組みに為るように、ヒゴを差していきます。

縦向きと、横向きのヒゴを差していき、ある程度の形を作っていくのです。

新品を編み時よりも、数倍、手間は掛かります。



つづく、

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