高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

亀甲の盛り皿 3

2015年05月13日 04時52分45秒 | 作品紹介

今回の船橋東武での実演は亀甲編みの実演をしています。



お客様とのやりとりで、
厚さ1ミリのヒゴを、2枚に剥いで編みこんでいきます。


「何でそんな事をするの?」と、聞かれますが・・・


厚さが1ミリのままでは、ヒゴが堅くてしなりがでません。
それで2枚に剥いで、0.5ミリずつにすることで、柔らかく、弾力のあるヒゴに変わるのです。


「何で柔らかいと良いの?」と、聞かれますが・・・


編み目が詰むのです。ヒゴとヒゴの隙間を極限まで小さくすることで、物凄い堅牢性が出てくるのです。


「何で、堅牢になると良いの?」と、聞かれますが・・・


丈夫で長持ちするように為るのです。


「何で、丈夫で長持ちするように為ると良いの?」・・・・


もう、答えたくない!(>_
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