家の裏庭に植えた山帽子の木が真っ白な花を咲かせている。この花には思い出があり、妻と知り合ったばかりの頃、妻のお母さんが山帽子が好きだと聞き、一生懸命山の中を探して枝を切りに言ったことがある。真っ白な花に見えるのだが、本当はガクである。やはり妻の悦子もこの花が好きで裏庭に一本木を植えたのである。もう4メーターほどの大きさになり、毎年6月頃に目を楽しませてくれる。そして、その花を見るたびに私は16年前に彼女の喜ぶ顔が見たくて、山の中を探したのを思い出す。
竹工房オンセ
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