高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

時計のベルト!

2008年06月12日 06時46分57秒 | 出張

横浜スタジアム前の東横インを出て、池袋の東横インに直行である。11時にホテルに荷物だけを預け、台東区のかばん屋さんと打ち合わせをする事になっていた。山手線を外回りで上野まで、そこでアメ横をぶらぶらしてみた。時計のベルトが、もうくたびれていたので、買い換えることにしたのだ。途中で見つけたアメ横の小さなお店、愛想良く手を拱いて「いらっしゃい!」 少ない品物の中から、巾18ミリのバンドを見つけ、付け替えて貰った。ところが、付けてみたら長さが足らない。私の付けていたのはロングタイプだったのだ。せっかく、付け替えて貰ったのに、「これでは使えない!」ということで、元に戻してもらった。  店の親父が「両国に行かないとなかなかロングタイプは無いですよ!」と捨て台詞を言う。  何軒か、アメ横で探してみるが、何処にも無い。「私の腕は相撲取りか?」とシゲシゲと見てみると、決してそんな事は無い。今はそんなに無駄な肉は付いていないし、骨太なのだろう 

20080611140233 かばん屋さんと打ち合わせをした後、秋葉原のヨドバシカメラを覗いて見た。日本一の売り場面積を誇る巨艦店である。ここの時計売り場に行って見ると、ロングタイプの時計のベルトも沢山あった。「あの、親父、好い加減な事を言いやがって!」ベルトを付け替えてもらっている間、店内を回ってみると、ありとあらゆる時計が売られている。20080611135824ブランドものの高級時計、電波時計から安いバッタものの様なものまで、こてこてのキンキラキンのこんなものまで!

この時計は、「福ちゃん」に似合いそうですな。

私の持っている時計は、以前一度紹介した事があるのだが、姉が贈ってくれた物である。「二十歳のお祝いに!」ということで、当時、奮発してロンジンの腕時計をプレゼントしてくれた。私も、大変嬉しくて45歳になるまでその時計を使っていた。さすがに25年間使っていると、汗で腐敗してきて、時計の裏に穴が開き、さすがにもう使えなくなってしまった。姉は私がずっと大事に使っていた事を喜び、もう一度、同じ時計を買ってきて贈ってくれた。私の兄弟は姉一人だけなのだが、普段はほとんど交流は無い。そんな姉との数少ない思い出の籠もった自慢の時計である。

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