毎年、秋になると長野県のアルプスの麓から、林檎が送られてくる。
私の敬愛する、篤農家の「平沢さん」から送られてくる林檎である。
もう40数年前から、有機農法にこだわり、産直運動の先駆けとして、やってこられた方である。
送られてきた箱を開けると、中から、籾殻に包まれた林檎が出てくる。
今年は、秋映とシナノスイートという品種の林檎を送って下さった。
林檎の甘酸っぱい匂いが漂う。
平沢さんの作る林檎は、しっかりとした味が特徴である。
林檎は林檎らしく、梨は梨らしく、本来持って入る特性を、大切に育て上げていく人である。
私は、30年ほど前に、今の竹細工と出会う前に、農業をしようと考えていた時期があった。
その時、3ヶ月程、農業実習として、平沢さんの所へ、居候して農業のお手伝いをさせていただいた事がある。
これは、その当時の私だ。
肥桶を担いで、畑に蒔くのであるが、天秤棒を担ぐのが慣れておらず、桶の中身が、チャプンチャプンと飛び出して来たのを思い出す。
ここでの、たった3ヶ月間の実習で得たことが、その後の人生に大きな影響を与えているから不思議なものである。
農家の人の、スパンの長い考え方に驚嘆し、自分の目先しか見ることの出来ない人生観に、衝撃を受けたものでした。
何十年経っても、変わることのない平沢さんの人柄と優しさ!
本当にありがとうございます。
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