つづき
昨年は、シビラの色を出すためにサンプルピース作りから始まった。
彼女の作品には、ナチュラルな色合いが強く、特にグリーンの使い方が特徴の様だ。
染料を変え、調合を変え、染色時間を変えと、20種類ほどのサンプルをヨーロッパに送る。彼女の目で見て、選んでもらった色合いで作品を作ることに・・・・
9月から、動き出したプロジェクトであるが、品物をヨーロッパに送ったり、超多忙な彼女のスケジュールを考えると、なかなか打ち合わせが進んでいかない・・・
10月に色合いが決まり、
11月に最初のデザインが決まった。
シビラの方からも、バッグの中につける布や人工皮革、チャック、それと、シビラのブランドロゴも送られてきた。
最初のサンプルの作品が出来上がったのは、新年を迎えてからだった。
サンプルの確認をして頂き、布やチャックの色合いなどの微調整を検討し、2種類のバッグからスタートすることになった。
当然、大量生産することなどは出来ないので、限られたお客様にお披露目することになるのだが・・・・
昨年、私のバッグを買ってもらったシビラさんは、その後、世界中のいろんな所にバッグを持ち歩いてくれているそうだ。
彼女のお気に入りである。「友人からも「素敵なバッグね!」と褒められるのよ」と知らせが入ってきた。
その、最初のバッグのお披露目が4月6日、新宿の伊勢丹で行われる。
今回は、今まで私の作っていたバッグのデザインに、シビラの色と、シビラの布の部分を組み合わせた作品でのスタートだが、
これからは、シビラデザインの形や色合いで展開できれば、面白い。
瓢箪から駒のようなお話だが、どんな形に育って行くのか楽しみである。
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