高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

旅篭シリーズ

2007年05月12日 18時14分23秒 | 作品紹介

_0091 携帯電話入れが大変好評だったので、今そのシリーズの商品開発をどんどん進めている。先ず、見た目が可愛い事、使い勝手が良い事、買い求め易い値段である事、しかし、安物作りはしない、それとすべて自社生産すること。

竹のタバコ入れとか、小物をよく他店で見かけるがほとんどが輸入物を最後だけ国内仕上げしたものを「国産品」とごまかして販売しているものばかりである。

_003_9 消費者の方にもお願い、「国産で手をかけた、特に小さい物はある程度のお値段を出さないと買えません。だって、あなたと同じ日本で生活している職人さんが作っているのだから。」私たちも少しでも安くお客様にお渡ししたいという思いは重々あります。しかし、価格だけに比重を置いてしまうとどうしても安くするためどこかで手を抜かなくてはいけなくなります。その結果、ちょっと安かったけれど、作品に深みがないのでその内飽きられてしまう。それよりは、本当に手を掛けて適正な価格で正直に作ったものは、やはり、持ちもよく(大体30年を目安)、魅力ある作品になります。絶対、中国で作らせたものを「どうせ消費者は判らないのだから」と騙す様な事だけはしてはいけない。

小っさな篭がころころと転がっている。今は彼女の手から一つ一つ編み込まれ、皆さんの手元に届くまで一生懸命作っています。

竹工房オンセ

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