漆と云うものは、不思議な物で、乾燥していると乾きません!
適度な温度と湿気が無いと、乾かないのです。乾いているより、湿気がある方が乾くなんて、不思議でしょ!
これが、私の工房の室です。
今は、ちょうど仕上げの波網代のバッグを乾かしている所です。
下にあるのが、電気のヒーターマットです。その上にスポンジを引いて、スポンジに水を巻きます。
ヒーターマットが、熱くなりますから、自然と水蒸気が立ち上り、室全体に湿気を作ってくれます。
この室も、自分たちで作ったお手製の室です。漆屋さんから、本格的な室を買うと、これくらいの大きさだと100万円くらい、云われそうです。
これは、アルミの窓枠をサッシを買ってきて、廃材を利用し、自分で作ったものです。床板のあまりを貼り付け箱にして、回りに発泡スチロールを貼り付けて、保温性を増しました。
上下合わせて、5万円ほどの材料費で済みました。見てくれは悪くても、これでバッチリ漆が乾きます。
この部屋だけは、他の部屋と隔離して、保温性を良くしています。乾燥する冬場は、ストーブの上に鍋を載せて、湿度を作っています。
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