恒例の朝歩き、やはり、日課のようにしている朝歩きをすると、一日が気分が良い。
デパートとホテルの往復だけで終わってしまうと、折角のその街々の風情が伝わってこないからだ。
歩きながら、目に飛び込んでくる出来事に、いろんな想像を巡らす。昨日も、名城公園近くのホテル名古屋キャッスル横に、お地蔵さんが立っている。近所のおじさんたちが、朝の日課でお祈りをしている。
ヨーロッパを旅すると、何処の小さな町に行っても教会がある。そこで、近くのお爺ちゃんお婆ちゃん・みんながお祈りしている。教会のお祈りは少し重さを感じさせるのだが、この日本のお地蔵さんへのお参りなどは、謙虚な気持ちが伝わって、見ていて気持ちが良い。
私も後ろから、「今日も一日、良い日になりますように!」と手を合わせる。
暫く、歩いていると、先ほどの光景とは、ぜんぜん違った、こてこての車を見つけた。
「ピンクのロールスロイス」。どんな人が乗るのだろう?と思いを馳せながら通り過ぎる。
それぞれの街には匂いがあり、暮らしが伝わってくる。車で走っていると、スピードがありすぎて、通り過ぎてしまうことも、歩くことで、一個一個に物語を感じながら楽しんでいる。