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高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

竹の油抜き

2023年12月01日 17時25分00秒 | 竹細工作業工程
竹工芸に使う竹は、10月11月頃に切り出すのが、良い時期だ。
それ以外の時期に切った竹は、虫が入りやすいのです。






昨日は安心院町の竹細工同好会の人たちが、竹の油抜きをするというので、見に行って来ました。
それぞれに、油抜きにも、個性があって良い勉強をさせて貰いました。😄
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竹の切り出し

2023年10月23日 07時05分00秒 | 竹細工作業工程
昨日は一日中、竹の切り出し。
まず、倒れかかって居る竹を片付けて、足場を作る事から始まります。


竹🎋を切って、引っ張り出すのですが、倒竹が有ると、それが邪魔をして引っ張り出せないです。




ある程度整備してから、切り出しです。
切ったばかりの竹は、まだ重たくて、肩にズッシリと重さが掛かります。

段々と、竹材の確保が難しくなって来て居ますので、自分たちで製竹出来るように準備しています。
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竹バッグの色焼け

2023年09月08日 12時11分39秒 | 竹細工作業工程
今回は、竹バッグの色焼けについて

このバッグは17年前にお買い上げ頂いていたバッグです。
ある方向だけが、日にあたる場所に置いていたため、焼けてしまったのです。
道路標識でもそうですが、紫外線に当たっていると、少しずつ色が焼けて飛んでいきます。これは仕方がない事かもしれません。
お客様から、何とか元の色にして欲しいと送られて来たのですが、この部分だけを染色するということは出来ませんので、焼けた所の上に、新しいヒゴを被せていきます。
2枚目の写真は、半分くらい被せた所です。

どうしても、17年経ったヒゴと新しいヒゴでは、色目が違ってしまいます。
被せ終わった後に、バッグ全体に漆を掛けなおしました。3枚目の写真が修理終了後の写真です。

新しい部分も、使っていくうちに馴染んでいくと思います。
新品を作るときより、古いバッグの修理の方が気を使います。

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竹切りノコ

2023年02月27日 11時53分00秒 | 竹細工作業工程
長年使っている、竹細工用の目の細かいノコが生産中止になったと聞き、
メーカーのホームページを見てみると、昨年の11月で販売終了と出ている‼️😢


さて、これからどうするか!

Amazonで替え刃を探してみると、ある事はあるのだが、値段が倍くらいになっている😭
あちらこちら探してみると、
なんと「モノタロウ」で、定価で売って居た。😄
「やった〜〜!」と、
工房のメンバーの分も含めて、
刃の付いた本体を5個、替え刃を40枚ほど買い込んだ!
これで、10年以上は大丈夫だろう。😄





私が買い込んだので、現在モノタロウでも、「取り扱いがありません。」と、表示が変わった😅😅😅
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2022/12/26

2022年12月26日 18時19分00秒 | 竹細工作業工程
縁の墨付け!
同じ物をたくさん作る時は、なるべく誤差のない様に、こんな道具を使って縁に鉛筆で印を付けて行きます。


四角い籠を200個ほど、作らなくてはなりません!そのおかげで、色々な道具をこしらえて行きます。



これもその一つです。

これが、ノウハウになるんだな〜〜❗️😅
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竹の運搬

2022年12月14日 12時24分00秒 | 竹細工作業工程
冬支度を、したばかりの軽トラ🛻に早速働いて貰います。






鉄パイプで作った荷台に竹を乗せて、運ぼうとしたら、
竹屋さんのベテラン職人から、
「高江さん、竹を荷台に積む時は、元の太い方を上にするもんやで。」と、アドバイスを受けた。
その理由は、細い方が上だと、振動で揺さぶられた時に竹が、下がってくる可能性がある。一本緩むと全部が緩むからなというわけです。
なるほど、重たい元竹が上にあれば、振動で少し緩んでも、楔の原理で下がって来たら、余計に締まるそうです。

なるほど、なるほど、ちょっとした事にもちゃんとした理由があるのですな〜〜😄
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コーナーザウルス

2022年12月11日 09時21分00秒 | 竹細工作業工程
コーナーザウルスと名付けました❗️😅

大量注文に対応する為にこんなのを作ってみました。
手作り品なので、どうしても作り手によって、差が出て来ます。
とても一人の職人では対応できない物は、
誰が作っても同じ制度の品物になる様に、色んな治具を作らなければなりません。




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治具

2022年11月25日 17時58分00秒 | 竹細工作業工程
ガォ〜〜!




何となく、動物の様に見える治具が出来上がりました。
ガォ〜〜❗️😅
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曲がりの矯正

2022年10月29日 09時59分00秒 | 竹細工作業工程
縁竹の矯正!






竹は真っ直ぐに見えて、結構、節のところで曲がっています。縁に使う竹は曲がっていては使い物にならないので、ある程度真っ直ぐな竹を選び出し、少し位の曲がりは、火を炙り、矯正していきます。
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竹の油抜き

2022年10月19日 16時57分00秒 | 竹細工作業工程
工房オンセのメンバー松隈さんが、良い竹の調達が年々難しくなっていくため、遂に自分で竹を切り出し油抜きをする事を初めて三年目!


流石に三年もやって来ると、色んなノウハウが、蓄積されて来る。
今では、本当に美しい竹を出せるようになって来ました。






よく煮込んだ竹は、釜から出して拭きあげると、実に美しい緑色で、出て来ます。そして、ものの一分もすると、黄緑色に変わっていきます!




油抜きした竹を田圃に、斜めにして天火で何日も干し上げていくと、象牙色の美しい竹になっていきます❣️🤗

とても、手間暇掛けた作業です。
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新兵器

2022年04月13日 06時43分00秒 | 竹細工作業工程
北朝鮮かわ攻めてきた時に備えて、バズーカ砲の用意をしました!
これに竹槍を詰めて・・・・😅




いえいえ、此れは網代のバッグを編む時に使う道具です。側面の目をつめる為の編み台になります。








編む事以上に目詰めが大切です。
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面取りのコツ

2022年03月03日 11時25分00秒 | 竹細工作業工程
竹の面取り。


竹ヒゴの角を取る作業です。
一本一本のヒゴの角を取る事で、見た目も手触りも優しくなります。
今回の様な、巾が1ミリとか、1.5ミリの細いヒゴの面取りをする時は、ヒゴ自体が安定しないので、ちょっとしたコツがある。



この左手の中指でヒゴを安定させているのだ!ちょっとした事だが、これで面取りの精度が格段に上がる、均一な面取りが出来る。
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こさぐ

2022年01月23日 16時09分00秒 | 竹細工作業工程
巻き縁の巻き竹を取っています。
竹篭🧺には縁を付けないと、収まりません。縁の付け方にも色々あるのですが、今回は巻き縁です。
籐を使わず、シンプルな作業なのですが、シンプルなだけに、基礎技術が無いと出来ない作業です。


今回は4.5メートルの竹を巾8ミリ、厚さ1ミリ位に剥いだ後、身と皮に剥ぎます。
厚みを均一にするのに、最後の「こさぎ」作業で調整して居る所です。



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刃物の研磨

2021年12月22日 06時54分00秒 | 竹細工作業工程
工房の大掃除は20日に終わり、綺麗になりました。


昨日は道具の手入れで、刃物の調整に竹工芸訓練支援センターにやってきました。
刃物研磨機の使い方の説明をして下さったのは、大隈先生。
35年前に私が竹細工の訓練校に入った時の先生です。今は公務を定年退職した後、嘱託で機械の管理、指導をしてくださって居る。






大きな銑の刃を手で研ぎ出すのは大変で、ある程度はこの研磨機で研磨してから、最後に手で仕上げ砥石をかける。

銑の刃三枚と巾取りナイフ3組、仕上がりました。
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竹の油抜き

2021年11月28日 18時12分00秒 | 竹細工作業工程
竹の油抜き!
だいたい、この時期になると、彼方此方の竹細工の教室で油抜きが行われるのが多く見られます。
竹には切りどきがあり、10月から11月くらいに切った竹が良いと言われている。
昨日は、同じ宇佐市内で竹細工を教えている遠藤君の教室の人達が油抜きをするというので、見に行ってみた。




4メートル程の登り窯で15分ほど竹を煮込むと、竹の内部に有った油分が拭き出てくる。




それを冷えない内に拭き取ると嫌いな黄緑色の竹になる。


あとは場所を変えて、天日干しをすると綺麗な象牙色をした竹に生まれ変わっていく。
今は、原材料の竹が段々と切り出す人が居なくなり、危機的な状況になりつつある。😢
近い将来、全員自分で竹を切り出し油抜きしなくてはならない時代が来そうである。
時代はドンドン移り変わっていく❗️
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