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高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

ミラノからの報告

2006年10月23日 22時34分00秒 | 海外事業展開グループ

_002_4 今日は朝から大失敗。ミラノからデザイナーの村山さんを招いて、来年ミラノで展示会をする予定の候補地の下調べや方向性の確認をする会議の日であった。私は1時からと思い込んでしまい工房のメンバーにも「午後はいなくなるので、みんな午前中に仕事の段取りを決めましょう」と染料の色目を決めたり、バッグの手付けの確認などバタバタしていた時、10時半に1本の電話が鳴った。出てみると「今日の会議は10時からですが大丈夫ですか?」と。ビ、ビ、ビックリ。慌てて、荷物と資料をまとめて家を飛び出した。後ろから妻が「慌てないでね、慌てて事故でもしたら余計みなさんに迷惑をかけるから。」優しい言葉である。しかし、慌てて出たため、携帯電話の充電コードを間違えて妻のものを持っていったり、肝心の書類の忘れ物があったりと‥‥。

1時間遅れて飛び込んだ会議であるが、今回は村山さんの持ってきた報告で具体的な内容になり、中身の濃い会議になった。彼女は8年ほどミラノ在住のファッションデザイナーである。パリコレやミラノでのデザインコレクションで活躍している。たった一人で切り開いているのである。たいしたものだ。彼女の作品はwww.hirokomurayama.com で見れます。夜は彼女を交えて別府の料理屋で宴会。

私も彼女の下調べしてもらった会場を見に来月ミラノに行ってきます。また、そのときのことはブログで報告します。ちなみに今年の2月に行った珍道中記はhttp://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2006/02/index.html ここから見れます、とっても面白いから是非見てね。

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帰国

2006年02月14日 07時52分00秒 | 海外事業展開グループ

Photo_31中身の濃い旅行もいよいよ大詰め。フランクフルト空港からはJALに乗って日本へ、さすがにJAL、ステュワーデスの丁寧な対応に感心した。ほとんどウトウトしながら12時間が過ぎた、やっと、成田に到着。 しかし、飛行機が遅れて到着したため羽田発の大分行きの便まで時間がない。リムジンバスで羽田に到着後、大きな荷物も預けず、JALのアテンドが荷物を押して搭乗口へ走った。ぎりぎりセーフといったところか。飛行機の出発が30分ほど遅れた。機内放送では機材準備のため出発が遅れたとアナウンスしていたが、本当は我々のせいで遅くなったのだ。

大分空港に到着後預けていた車に乗り、油布さんを送り届けた後、妙にラーメンが食べたくなり途中でラーメンを食べてから家路に着いた。 ただいまー。

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いよいよ最終日

2006年02月13日 07時38分00秒 | 海外事業展開グループ

Photo_27 旅行もいよいよ最終日。前日ジェトロの人がメッセ会場で本日の人に合う約束を取ろうとしたので、さすがにお断りした。「知識や体験もあまり一度に詰め込み過ぎると消化不良を起こす。」今まで本当にびっちりのスケジュールで回ってきたので今日ぐらい少しゆっくりと市内見学をしようということになった。ライン川沿いをゆっくりと歩いた。その時油布さんが「戦前はライン川をバーナウ川と習ったがいつの間にかライン川に変わった」と言い出した。早速スザンナに聞いてみると、少し考えた後、「ドナウ川のことを言っているのではないか?」と。あー勘違い、ちゃん、ちゃん。今回の旅行で油布さんが全体のマスコット的な存在であった。

Photo_28 シャガールのデザインしたステンドグラスのある教会へゆっくりと静かな時間が流れる。このときだけ急にカトリックの信者になったような気がする。シャガールのなんともいえぬ青の色使いが私の心を捉えて離さない。

その後、1時にカテドラルの前の広場に集合と約束して市内のデパートでお土産を買ったり、各々が散策を楽しんだ。が、集合時間になって油布さんが迷子になって一人だけ戻ってこない、みんなで心配して探し回っていると30分ほどして緊張した顔の油布さんがやっと見つかった。「教会の前の広場で集合」だったが「教会がいっぱいあるのだ」と40分ほど言葉が通じない中であちらこちらへと歩き回り、本当に心細い思いをしていたようだ。でも、無事見つかって全員がほっとした。

Photo_29 昼食にソーセージを食べた後、マインツを出てフランクフルト空港に。まだ飛行機の時間まで4時間ほどあったので荷物だけチェックインしてフランクフルト市内へ買い物に出た。私は毎回ティディベアーを買って帰る、今回ので我が家には4体のティディベアーが並ぶことになる。

Photo_30 フランクフルト一のメイン通りを散策しながら最後の記念撮影。パチリ。電車で空港に戻り、ここでエミさん夫婦とお別れ、涙もろいエミさんはもうポロポロと涙をこぼしている。彼女は今年の9月に初めての出産予定。おめでとう。後ろ髪を引かれる思いでドイツを後にした。

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フランクフルトメッセ

2006年02月12日 06時52分00秒 | 海外事業展開グループ

Photo_23 朝8時半ホテルを出発、毛利氏は「風邪」のためホテルでお休み。昨日の寒風我慢大会のようなパリ・オープンバスツアーが効いたのだろう。フランクフルト中央駅でジェトロ・ドイツの小谷氏と通訳のエミさんと待ち合わせ、エミさんとは前回のヴェルツブルグのシーボルト博物館で私が展示会をした時からの付き合いで、今回はフランクフルトまで出てきてもらいましPhoto_24 た。

メッセの会場の中は驚くほどの広さだった。約7000社が出展していてそれぞれのジャンルでブースが分かれているのだが、「これは携帯電話を持っていなければ、1回はぐれてしまったら2度と会うことは出来まい。」そんな気がするほど会場内は人の渦である。一日会場内を回っていると足は疲れるは、人に酔ってしまうは、もう疲れてしまいました。Photo_25

今回の旅行のメインテーマである、「メッセ会場の下見。」一年前に5人で立ち上げた時、「国際見本市に出展しよう」を目標に始まったのだが、実際この目で見てみると我々の作品と見本市ではほとんど合わない。と結論が出たようだ。

Photo_26 マインツのホテルに戻ってくると、友人のスザンナが待っていた。エミさんのご主人のマーティンも合流して近くのスイス料理屋に来た。ちょっとこじゃれたレストランだったので銘々にメイン料理を注文してフォークとナイフでの食事。だいたい欧米人は日本人のようにみんなでいろんな料理を注文してみんなで食べるということをしない。どんなに親しい間柄でも隣の人の料理に手を出すと白い目で見られる。よく映画の中で彼女が彼氏の口に「アーン」といって食べさせているシーンがあるが、あくまでも彼の料理を彼のフォークに刺して食べさせているのだ。

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花の都パリ2

2006年02月11日 06時29分00秒 | 海外事業展開グループ

Photo_18 パリのホテルでお風呂のお湯が出ない。フロントに文句を言ったのだが「しばらくすると出るから」というような事を言っていると思う?結局30分待っても出なかった。翌朝5時に壊れたコックを持ってフロントに文句を言ったら、他の部屋の風呂を使ってくれと言う。まるで銭湯に行くみたいに着替えとタオルをもって別の部屋へ3人で交代で入りに行った。まー、これもいい思い出か?

Photo_19 今日は午前中だけパリ観光。時間のない我々は2月の寒さの中震えながらオープンバスに乗って名所を外からだけ見て回る。本来オープンバスのシステムはしないの名所9箇所に泊まるので、どこで降りてもどこから乗っても2日間有効のチケットで22ユーロ約3000円。とても使いやすいチケットだから、始めてパリに行く人にはお勧めである。しかし、寒かった。1周してエッフェル塔に戻ってきたときはみんなでトイレを探して、猛ダッシュ。

Photo_20 午後3時にドゴール空港をあとにして、フランクフルト空港へ。ここは広い広い、成田空港の数倍はあると思う。第二ターミナルから第一ターミナルまでモノレールで移動。空港から電車でマインツへ、このときは通訳の人がいないので代表して私が切符を買ったのだが、8人で23.5ユーロ、安いのでびっくり。実はあとで判ったのだが、下手なドイツ語を使ったのでどうも行き先がうまく伝わらず間違ったチケットだったようだ。電車が来るまで10分といわれてプラットホームに駆け下り、あわてて飛び乗ったのだがあわてるとろくなことはなく、反対向きの電車の乗ってしまった。3駅ほどいって気がつき、逆方向の電車に乗りなおし。こういう失敗を重ねて賢くなるのです。

Photo_21 6時半にホテルに到着。その後しないのレストランへ、ビールがうまい、ピザも今回の旅行の中で一番美味しかった。豚の足首を焼いた料理もゼラチン質がいっぱいで美味しかった。生ビール5杯、ジュース2杯、ワインを2本に全員がお腹いっぱい食べて140ユーロ。今回の旅行は一回の食事で20ユーロを越すことは一回もない、だいたい現地の人たちが食事をするのはこんな所の様だ。

Photo_22食事のあと、市内を散歩しながら、カテドラルの前で青年がサックスで「レット・イッツ・ビー」「マイウェイ」を演奏していた。幻想的な風景の中で素敵な音楽。とてもロマンチックなムードに浸りながら「隣に悦子がいれば良いのになー」と思いながら、ふと横を見るとニッと笑った油布さんの顔があった。

ホテルの部屋は広く大きな湯船に感激。ちゃんとお湯も出ました。

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花の都パリ

2006年02月10日 05時45分00秒 | 海外事業展開グループ

エールフランスでパリに移動。世界には見事な職人技を見せる人がいる、我々が乗った飛行機は今まで何十回と飛行機に乗っているがこれほど見事な着陸は体験したことがない、本当にいつ地面に付いたのかわからない見事な技だった。ブラボー。シャルルドゴール空港からホテルまでタクシーで50ユーロほど、ここでも映画「タクシー」で見るような高速運転。

Photo_14 ホテルには通訳をお願いしていたマリーさんが待っていた。日本に4年間住んでいたというグラフィックデザイナー。赤毛で青い目、小柄な日本語がぺらぺらで助かりました。マリーさんのおかげで楽しいパリとなりました。この日は「世界一と言われるファッションデパート・プランタン」に入っている高島屋の店長と打ち合わせ。私はマリーさんにお願いしてプランタPhoto_17 ン前で私の作品を持ってパリの街中に溶け込んだような写真を撮らせていただいた。彼女の赤毛とバッグの色がマッチしてとても良く似合っている。

プランタンの中をそれぞれにうろついたのだが、油布さんと二人で地下1階の女性の下着売り場に迷い込んだ時はいかにも場違いな気がした。赤、青、黒、きらびやかでセクシーな下着の前で記念撮影をしようと思ったが、ガードマンに捕まりそうなので止めにした。

夕方、日本の工芸品を扱っている店を見学、最初に入った店がひどかった。工芸品というよりは土産物品それも中国製品を日本の物のように見せかけて、店員の態度も最悪だった。「明らかにお前らはお客じゃない」という顔をされた。同じ日本人として情けない、本当にパリまで来ていやな思いをさせられた。

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イタリア事情

2006年02月09日 01時47分00秒 | 海外事業展開グループ

Photo_8ミラノ市内での移動にはもっぱらFマークのfouroという地下鉄を利用した。我々は市内の地下鉄、バス、路面電車など乗り放題のチケットを買った。2日間で4.5ユーロ約600円で乗り放題は大変お徳である。

最初の駅で打刻するとその時間から48時間使える、ヨーロッパはたいてい日本のように改札がない。いちいち運転手に見せることもなく乗り降りできる。日本より乗る人のモラルを信じて作られている制度だ。通訳の村山さんが言うには時々、征服の検査官が3人現れるそうだがまず会うことはないと言っていた。Photo_10しかし、ミラノの初日に早速ホテルのある駅にて検察に引っかかった。私は試しに逃げてみようと思ったが今日は一日中革靴で市内を歩きとおしてクタクタだったので止めにした。ホノルルマラノンを走った健脚を見せてやりたかったが。

Photo_12小さなコーラを見っけ、昔、昔 日本でコーラの出だしたころこんなサイズの瓶があったよなー。珍しいので洗濯物に包んで割れないように気をつけて日本に持ち帰ってきた。私の部屋の飾りにしようと。ムフフ。ところが日本に返って次の日に子供二人に2本とも飲まれてしまった。このクソ○○。

夕食は昼が遅かったため(ピザのチーズが多すぎて胃がもたれていた)外食をせずに近くのスーパーで食料品を調達。スーパーの野菜や果物は自分で秤に載せ、自分でグラムいくらなのかを秤に打ち込んでラベルを出しレジに持っていくシステムである。みんなそれがわからないのでレジ係りのおばさんが何回もレジと野菜売り場を往復してくれた。私の同部屋の油布さんは日本のつまみのピーナッツを買ったつもりが生のピーナッツで食べられず、井倉さんはアイスクリームを買い込んだのだが冷凍庫がないのに気がつかず、翌朝、箸でアイスクリームを食べていた。まー、こんな失敗が良い思い出になるのだろうな。

Photo_13イタリアで一番感心したのは車の駐車だ。道の両サイドにはほとんど隙間なく車が止められている。車の前後50センチもあればドンドン切り返しをしながら入っていく。運転もぶつかりそうでぶつからない野性的な感覚で運転している。小さい頃からこんな交通事情の中で育つと思うと、F1レーサーがたくさん生まれているのもうなずける。

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ミラノにて

2006年02月08日 09時23分00秒 | 海外事業展開グループ

ミラノ中央部ドーモの回り、イタリアに来たらピザと勢い込んで注文。7ユーロくらいで35センチほどのピザが出てきた。とても胃にもたれる料である。生ビールを一杯、昼のビールは午後の歩きに効いてきた。しかし、この店はあまりおいしい店ではなかった。アルマーニなど何軒か見学したあと、閑静な住宅街にあるパーシオ・ロザーナというお店を見学。入り口からはほとんどお店とは判らないが、中に入るとまったく違った世界が広がり、オーナーの趣味で集めたセレクトショップであった。普段はセレクトショップであるがミラノサローネの時はギャラリーになる。ここで展示会ができたら良いな。

竹工房オンセPhoto_1Photo_3

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いざ、出発

2006年02月07日 04時53分16秒 | 海外事業展開グループ

27只今、午前4時30分朝早くからパソコンをたたいている。6時20分には家を出て別府に向かうので丁度良い時間だ。下の子供が夜中に「腹が痛い」と言い出し起こされる。トイレに行かせて、お腹ををさすってやるがなかなか痛みが治まらない?少し熱があるようなので風邪かもしれない。この下の坊主は私が海外旅行に行くという時、必ず何か病気になるような気がする。たいしたことがないと良いのだが。 凍った道を気をつけながら降りていく油布さん(今回のメンバーでは最年長者、荒物の籠を作らせたら日本一の人である)を7時ジャストにピックアップ。心配そうな奥さんとシーズー犬に見送られて。大分空港から羽田へ、バスで成田に移動。13時55分発アリタリア航空でミラノへ、約13時間非常に長い時間である。機内食が2回ほど出るがあまりたいしたことはない。18時40分ミラノ着、ここの税関は驚くほど簡単、荷物の持ち出しも「これでいいの」というくらい簡単。JALの送迎バスでホテルPhoto_4に到着、現地の添乗員の説明を受ける、前回のドイツの時も感じたのだが、「気持ちを感じない、次から次へとやって来る旅行者を向かいいれるので事務的になるのは仕方がないにしても「自分の住んでる街にようこそ」という気持ちで迎えて欲しいものだ。今、NHKで放送されている「風のハルカ」で出てくる「そよかぜツーリスト」のような気持ちの入った接客をして欲しい。私の工房にもたまに見学者がやってくるのだが、どちらかというと仕事の妨げになるので遠慮していただいているが、そんな見学者をむかえる時にこんな接客をしていないか?と反省。

Photo_221時より現地でデザイナーをしている村山さんと打ち合わせ、ホテルの近くのレストランで夕食を取り、解散。ホテルに戻りもう11時、さすがに30時間近く起きているので眠たい。しかし、時差ボケのせで2時に目がさめてしまう、それからウトウト5時まで他の人に悪いので(3人部屋)我慢していたが、5時半より風呂に入り新しい一日の始まり。

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