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~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

三角町「郡浦の天神樟」(こうのうらのてんじんくすのき)

2023年02月22日 | 巨樹・神社・パワースポット
2月15日㈬ 
不知火町「永尾剱神社」から気になっていた巨樹に会いに行きました。
グーグルマップを頼りに国道266を三角方面へ15分ほど
三角町郡浦交差点を右折し狭い道を小さな看板を頼りに数分
グーグルの案内も終了したもののそれらしい巨樹が見つからないので
ちょうど道を掃いていた地元のおばあちゃんに尋ねると・・・
「直ぐこの先・・車を停める場所もあるョ」と教えられホッとしました(笑)
車1台がやっと通れる道を抜け・・

キャンカーで来なくて良かった~(帰りに撮影)

左手に「郡浦の天神樟」(こうのうらのてんじんくすのき)
スマホの0.6倍で撮るも全体は写せません。

お婆ちゃんが言った通り目の前に少し幅が広い場所があり(車2・3台ほど)
車を停め降りると目の前に竹林が・・・

風に揺れる音を聞きながら石段を上ると・・・

右手に説明板が・・

昭和34年に県の天然記念物に指定された樹齢1000年を超える大クスノキ
幹回り14.4m  根回り30.5m 樹高23m

裏側に周り・・・

スマホの0.6倍でも全体が収まりません。





写真を見てライオンキングの顔?と思った1枚




足元にスミレが一輪




パワーをいただき・・・


昭和16年6畳ほどの主幹の中の6畳ほどの空洞から出火した際の消火活動で
6本の枝分かれしたうちの1本を切り落とし5本になったとの記録があり
消火活動は下の川からバケツリレーでおこなわれたそうです。
また、平成3年の台風19号では一番大きな枝が折れて心配されたが
手当の甲斐あり樹勢を取り戻したそうです。



見回すと竹林に囲まれ・・・他にも数本の樟がありました。
風の音と鳥の声しか聞こえません

「天神の樟」のいわれ
この地区「上本庄」の氏神様として信仰され・・・
明治25年頃に太宰府天満宮より職旗を贈られお祀りし
学問の神様として信仰が続いていると言うことです。

白梅がひっそりと・・・


先ほど声をかけた地元のお婆ちゃんの姿が・・・
さっきは入り口の道を掃除されていたのでした。
隅々まで手入れされている天神さん
地元の方に大切にされていることが伝わります。

竹林から射す光がとても良い雰囲気
滞在中に私達以外に訪れる人は誰ひとりいませんでした。

天神樟までの最後の道(十数メートル)の雰囲気に惹かれましたが
行きは道が狭く余裕が無く(笑)写真を撮らなかったので
帰りは写真を撮るために少し歩きました。
木の根が生き物のよう・・・

車の中から振り返ると、こんもりとした森の中に天神樟の上部が見え
「誰にも教えたくない秘密の場所にしたいくらい」とずっと眺めていました。
特別、信仰心が強い訳ではありませんが最近は神社仏閣や
巨樹・老木がある空間に心惹かれ癒されるのは何故でしょう~
きっと歳を重ねたせいでしょうか?

1年半ほど前までは気ままに鉄旅やキャンカー泊などが一番楽しく幸せだと思ってた。
4人の高齢者を抱える環境となり、大げさに言えば自由を奪われた気がして
「この環境がいつまで続くのだろう・・」と不安や寂しさが膨らんだこともありました。
(世の中にもっと大変な人は沢山いるのに申し訳ないのですが・・・)
でも、その環境のおかげで巨樹や神社など新たなことへ興味が持てるようになったと
やせ我慢でも負け惜しみでもなく(笑)今は心からそう思えています。

さぁ~次はどの巨樹に会いに行こうかなぁ~