隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

ブラジル周遊記 11日目 『先住民集落探訪』

2014年05月28日 | ブラジル周遊記

 =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=


【11日目:4月19日(土)】 
『先住民集落探訪』

 

2時間半強の『ジャングルトレッキング』を終え、11:30にエントランスセンターに戻った時には、汗だくになっていました。

 

早速ロッジに戻り、シャワーを浴び、爽快な気分になったところで、ランチを食べに、レストランに向かいます。

 

途中の通路の上に、2匹のトカゲが、渦を巻くように、追っかけっこをしています。夫婦なのか親子なのか、1匹は頭が緑色胴体が土色、もう1匹は頭が土色胴体が緑色です。

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普段は、お昼にはビールを飲まないのですが、午前中の『ジャングルトレッキング』で、喉がかわいていたので、缶ビールを飲みました。

 

今日のビールの銘柄は、“BRAHAMA”。ブラジルで一番売れている “SKOL(スコール)” より、こちらの方が好きです。

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12:30~13:30までレストランで過ごして、部屋に戻ります。今日も現地の習慣に従い、昼寝をしました。外は激しいスコールです。

 

午後のアクティビィティは『先住民集落探訪』です。『先住民集落探訪』は、ガイドブックによると、先住民の集落を訪ねて、踊りや手工芸品などを見るツアーです。

 

集合時間の15:30には、また、我々5人の日本人グループ以外には誰も集まっていません。この “ブラジル時間” には、もう慣れましたが、時間通りに集合するのは日本人の性格なんですね。

 

15:45に、シャミィーのガイドで、木製モーターカヌーに乗船しました。5分ほどで対岸に到着。

 

先住民の家の前で、先住民の暮らしをシャミィーが、ポルトガル語と英語で説明してくれます。説明によると、森の奥で生活していた先住民たちは、森の奥から出て、このようにアマゾンの川沿いに家を建て、そして今では、街の中に移り住んでいるそうです。

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この先住民の集落にも、今はほとんど人が住んでいません。“Tapioca (タピオカ)”の作り方を実演して見せてくれるのも「エコパーク」のスタッフです。

 

“タピオカ” は、トウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプンのことです。ブラジル先住民のトゥピ語で、でんぷん製造法を「tipioka」と呼ぶことによります。

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製造方法は、キャッサバをすりおろし、大きなフライパンで加熱すると、球状になります。これが “タピオカパール”です。

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先住民たちは、“タピオカパール”を食べて腹を膨らませたそうですが、今では、ブラジル人たちは“タピオカパール”をライスと一緒に食べたりしています。 

 

次に、“天然ゴム”の製造方法の実演を見ました。天然ゴムは、午前中にガイドのシャミィが実演 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c324c6bddb5f525efeccb4110a65f97f  してくれましたが、ゴムの木の幹にキズをつけ、滲み出る生ゴムの樹液の採取します。

 

その後、採取した樹液を、写真の様に、土で作った竈(かまど)の熱にあて、木の棒にゆっくりと巻き取らせるようにして少しづつ固めていきます。ちなみに、この人はスタッフではなく、先住民です。

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こうして作られた “天然ゴム” は、19世紀中頃から20世紀初頭にかけて、当時生産されていた車のタイヤなどになくてはならない素材となり、大量にヨーロッパへと輸出されていました。

 

マナウス市内に残っている『アマゾナス劇場』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0e1d06b8a4cd9e4376b88ae14bc8ed66
は、当時の繁栄を今に伝えています。

 

ところが、1915年にイギリス人がゴムの苗を東南アジアに移植してからは、ゴムの生産の主流が東南アジアに移り、アマゾンのゴムの需要はなくなったそうです。 

 

『先住民集落探訪』を終え、17:05に「エコパーク」のエントランスセンターに戻ります。2泊3日のプログラムに含まれる我々のアクティビィティは全て終了。ガイドのシャミィとはお別れです。彼は、木製モーターカヌーに乗り、マナウス市内に帰って行きました。

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日もだんんだんと暮れて来て、18:00頃には日没です。「エコパーク」の “浮桟橋” 辺りから見る、夕暮れの川の景色は、とても綺麗です。

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19:30の夕食開始時間まで、まだかなり時間があります。「エコパーク」内を散策していると、卓球台が置いてあるのを発見しました。

 

そこで、甥のS君と彼の息子のダニエル君とピンポンの勝負をすることにしました。始めようとしたら、ダニエルが「カエルがいる!」と叫びます。

 

ここは、アマゾンの森の中。どんな大きなカエルかと思ったら、卓球台の下から飛び出して来たのは、日本の雨蛙のような小さなカエルです。

 

実は、隊長は、ピンポンに自信があるのです。2004年11月~2006年10月迄の2年間、中国上海市の「暢園(ChangYuan)」に住んでいた頃 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b674a92f803865bfbd7c4b08fc44f80d 地下に卓球場があり、ここに毎晩練習に来る中国人の夫婦にピンポンを教えてもらっていました。

 

S君とダニエル君との勝負の結果は、隊長の5戦5勝でした。子供のダニエルに本気を出してしまい、あとで少し反省しました。

 

こうしているうちに、夕食の時間、レストランに向かいます。このレストランで、バイキング方式の食事を頂くのは、5回目ですが、毎回、少しづつ料理が異なり、ちっとも飽きません。

 

ドリンクは、“Caipininha(カイピーリャ)”。“カイピーリャ”は、サトウキビの絞り汁で作った蒸留酒の“Cacaca(カシャーサ)”に砂糖とライム加え、クラッシュアイスの入ったグラスで飲む、ブラジルの代表的なカクテルです。日本で言えば、焼酎ベースのカクテルですね。

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甘く爽やかな味で飲みやすかったです。お値段はR$8(400円)。

 

レストランの中では、前日の晩にはなかった、女性シンガーがギターを弾きながら歌ってくれています。土曜の夜なのか、イースター休暇の特別サービスなのでしょうか。

 

 

“カイピーリャ”を飲みながら、歌を聴いていると、いい気分になり、時が経つのも忘れます。従業員が、だんだんと食器を片付け始めます。気がついたら、レストランの営業時間の7:30pm~9:00pm中、ずっと居たことになります。

 

他の4人は、ロッジに戻りましたが、今日が「エコパーク」最後の晩。部屋に戻っても、テレビもないし、このまま寝るのは、もったいない! 

 

星空が一番はっきりと見える“浮桟橋”の上に行き、アマゾンの満天の夜空をいつまでも眺めていました。


* 続きは『12日目:マナウス市内に戻ります』で *

 

(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)

 

===「ブラジル周遊記」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6ebf2f6cc892ae58d6621e7ec9ee293c

 


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