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【8日目:4月16日(水)】 『マナウスのコーヒー工場』
「Manaus Moderno (マナウス・モデルノ市場)」の川魚売り場の活気に圧倒され、次に「アドウフォ・リスボス市場(通称:中央市場)」に行きました。
「中央市場」は、2013年10月に大規模な改修工事を終えて綺麗になりましたが、砲弾の跡はそのまま残してありました。
内部には、市民が買いに来る、穀物、アマゾン独特の薬草だけでなく、先住民の工芸品、ピラニアの置き物などの土産物や、あやしげな強壮剤を売る店が、ぎっしりと並んでいます。
ここで見つけたのが、体長が3m以上になると言われている世界最大の淡水魚 “ピラルクー” の鱗 (うろこ)。この鱗は硬くてざらざらしていて、直径が最大10cmになるものもあるそうです。
その硬さとざらざらさから、昔は靴べらやヤスリとして使用されたそうです。今では、お土産として売られている“ピラルクー”の鱗を買い求めました。
市場を見学した後は、目の前の客船乗り場に行きました。ここには、アマゾン独特の“Gaiola(ガイオーラ)”と呼ばれる客船が何艘か停泊していました。
“ガイオーラ”は、後ろから見た姿が鳥かご(Gaiola)に似ていることから、こう呼ばれています。定員は船のサイズによりますが、60~100人。最も遠いところには“ガイオーラ”で10日もかかるそうです
頭に荷物を載せた男達が、停泊中の “ガイオーラ” に物資を運びこんでいます。
11:00~12:00まで、市場と港にいました。昼食の為、車に乗り込みます。
12:15に到着したレストランが「Sabor a Mi」。ここは、“ポル・キロ・スタイル”と呼ばれる、肉、パスタ、サラダなどを自分で、皿に取り、重さに応じて料金を払うスタイルです。
店に入ると、丁度お昼時で、地元の人で賑わっています。皿に料理を盛り、カウンターで重さを量ってもらい、番号札をもらいます。帰る時に、この番号札で記録された料金を支払います。
料金は、料理と“ガラナ”の炭酸飲料1缶で、R$25.8(1,290円)でした。
ブラジルのコーヒー豆をお土産に買いたかったので、食後に甥のS君に地元のコーヒー工場に連れていってもらいました。なかなか見つかりませんでしたが、見つけた工場は、残念ながら午後2時まで昼休みです。
コーヒー工場は、夕方再訪することにして、現地通貨(レアル)の現金の手持ちが少なくなって来たので、「Manauara Shopping (マナウアラ・ショッピング)」内の両替所に行きました。
この日は、1US$が2.19R$と、これまでで一番良いレートで両替が出来ました。その後、向かったのが「Manaus Country Golf Club」。
隊長はゴルフをしないのですが、義兄と同行したTさんがゴルフをするので、マナウスに唯一ある同ゴルフ場を見てみたいとの希望で行きました。
ゴルフ場がある一帯は、「Golden Village」と呼ばれ、今はゴルフ場やテニス場、グラウンドが出来ていて、地元の日系人、駐在員家族の憩いの場所になっています。
昔はコロニー(移住地)だった場所です。そこを、日系人や日本からの駐在員たちが、ボランティアで協力し切り開き9ホールのゴルフコースを作ったそうです。
ゴルフ場に到着したのが15:00。1時間ほど、コースの見学や、地元の長老の昔話などを伺いました。オープンしたいきさつから会員やビジターは日本人のみに限定しています。
そこで、今、このゴルフ場で問題になっているのが韓国人のプレー希望だそうです。日系企業が多かったマナウスも、今では、韓国系、中国系の工場が増えて、韓国人から同ゴルフ場でプレーをさせて欲しいとの要求が最近出ているとのこと。
16:30に到着したのが、お昼休みで入れなかったコーヒー工場「Cafe do Norte」です。このメーカーのコーヒーは有名で、スーパー等で売られているそうです。
ブラジル美人の受付の女性に、小売りをしてくれるかと尋ねたら、「豆の小売りは、1kgのパック単位です」との返事。そんなに大きな袋売りはいりません。
小分け出来ないか聞いたところ、中から工場の主任が出てきて、薄いビニール袋に入れられるが、真空パックは出来ないとのこと。これでは、日本に帰るまでに、香りもなくなり、湿気を吸ってしまいます。
【無理な要求にも嫌な顔をせずに応対してくれた美人受付嬢】
メーカーから直に買うことを諦めて帰ろうとしたら、受付の脇に袋詰めが置いてあるのを見つけました。これは、100g単位の挽いたコーヒー豆で、スーパーなどでも売られているとのこと。
自家用とお土産用に、100gのパックを購入しました。
17:30に、ホテルに一旦、戻りました。
部屋で休憩した後に、19:30にホテル近くの「Adrianopolis(アドリアノポリス地区)」にある「Canto da Peixada(カント・ダ・ペイシャーダ)」に行きました。
「カント・ダ・ペイシャーダ」は、アマゾンの川魚料理の有名店です。車道に面したテラス席もあり、一見して街の食堂のような外観ですが、ローマ法皇ヨハネパウロ2世も来店したことがある老舗中の老舗です。
メニューを見ても全く分からないので、甥のS君におまかせ。彼がオーダーしたのは、名物の“ツクレナのPeixada(川魚のブイヤベース風スープ)”、“タンバキのソティ”、それに“タンバキのミンチ揚げ”。
ホテルに充電中のスマホを置き忘れたため、残念ながら写真は撮れませんでしでた。3人でビールを何本か空けて、会計は1人R$75(3,750円)でした。
食後にスーパーに立ち寄りましたが、挽いた豆のパックやインスタント・コーヒーは何種類もありましたが、コーヒー豆はやはり、1kgのパック売りしかありません。勿論「Cafe do Norte」の100gパックの挽いたコーヒーはありました。
21:30にホテルに帰りました。こうして、マナウス2日目の夜が終わりました。
* 続きは『9日目:アマゾン河の二河川合流地点』で *
(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)
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