8月1日 午後 東京博物館で夏休みの企画「親と子のギャラリー」を見に行きました。
今年は、「屏風とあそぶ」という子供だけでなく、大人にも 興味のある
素敵な企画でした。
長谷川等伯の「松林図屏風」と尾形光琳の「群鶴図屏風」の作品を
複製と映像のインスタレーションで体験するのです。
高精細画像(こうせいさいがぞう)による複製を使い、ケースなしで向き合えるのです。
その上に、インスタレーションが重なって、名画の世界が広がっていく新しいアート
体験ができました。
第1会場 松林であそぶ 松林図屏風
映像6分、休み4分 そろそろはじまりますよ
遠くに見える雪山。鳥たちが飛びかって海の音まで聞こえました。
第2会場 鶴とあそぶ 群鶴図屏風
「群鶴図屏風」江戸時代・17~18世紀作 本物はアメリカ・フリーア美術館蔵
尾形光琳作 フリーア美術館は、アメリカ・ワシントンDCにある、全米でも
屈指の優れた東洋美術のコレクションを持つ美術館ですが、その所蔵作品は
チャールズ・ラング・フリーア(デトロイトの実業家)の遺言により
同館以外の展示を禁じられているそうです。
そこで、高精細複製の形で日本に里帰りできました。
インスタレーションの画面では、「近づいて鶴をビックリさせ」てもいいのです。
「人の数だけ鶴がまいおり」る・・・と、言ってますよ。
18室では、屏風が沢山見られます。
「柳蔭」横山大観
見る角度によって、見え方、全体の表情が違って見えます。
「正面から」 「左から」 「右から」 見るように、足形が描いてあります。
写真は、ほとんどOKです。