12月22日 「海賊と呼ばれた男」 と言う映画を見てきました。
原作は百田尚樹、監督は山崎貴、主演は岡田准一、このトリオの前作
「永遠の0」は、大ヒットしました。
原作モデルは、出光興産創業者、出光佐三さん。主人公の一生と
企業を大きく成長させた過程を描いたのがストーリーです。
原作小説は、上下巻合わせて大ベストセラー。
主演が岡田准一ですから、面白くないわけはありません。楽しみに待っていた映画でした。
私が出光佐三さんに特に関心を寄せるのは、日曜日9:00からのテレビ
「題名のない音楽会」です。スポンサーが出光興産なのですが、番組途中でCMが入らない
のは、出光佐三さんが「芸術に中断はない」と、お考えだったからだそうです。
それから何よりも、「出光美術館」の存在です。
出光佐三さんが、長年にわたり収集した美術品を展示するため1966年に開館。
帝劇ビルの9階にあり、館内のロビーからは皇居外苑が一望できるのです。
日本、東洋の古美術が中心で、初代がコレクトした「板谷波山」の作品の数々は
見事なものです。門司の美術館は、2016年秋にリニューアルオープンしています。
映画では、妻(綾瀬はるか)は子を生せなくて身を引きます。「國岡鐡造」と、彼を支える
男たちとの壮大なドラマが繰り広げられるのですが、國岡さん95歳で亡くなるまで
独り身でした。映画では見られませんでしたが2番目の奥様との間に子だくさんだったようで
「國岡商店」は、「出光興産」として今に引き継がれています。
感動と勇気をもらえましたが、映画館は上映3日目だというのに、なんで?どうしたの?・・・
と、驚くほど入りが少ないんです。素晴らしい映画ですから、見に行ってくださいませよ。
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