2019年12月27日上野の森美術館の「ゴッホ展」を見に行ってきました。
朝、オープン前に着いたのに、もう30分待ちくらいの行列。
さすがゴッホの人気は、不動のものです。
「人生を変えたふたつの出会い」という添えのキャプションが
ついていました。37年という短い人生のうち、画家として活躍したのは
わずか10年間。27歳で画家として生きることを決意したゴッホを
導いたのが、(オランダ時代)「ハーグ派」です。 その後、
パリに出て、「印象派」と出会い、明るい色彩のとりことなりました。
最晩年のゴッホは、糸杉を主題とした絵画を連作しています。
墓場に植えられることから死の象徴とされる木ですが、荘厳な雰囲気を
気に入っていたんでしょうか?
この美術館は、2階から。2階フロアは、「ハーグ派」時代の作品が多く、
降りて1階には、「印象派」時代をすぎて南仏へ移り、「糸杉」「麦畑」など、
晩年のゴッホの重要なモチーフの作品が展示されていました。
私の一番好きなアルル時代、サン・レミ時代のものは、少なかったです。
「サン・レミの療養院の庭」は、初めて見て、今回の展覧会で一番好きに
なった作品でした。
7~8年前、ゴッホの足跡を訪ねて、南仏を旅行しました。本もたくさん
読んでゴッホには特別親しんできたつもりですが、作品を見ながらこの人の
人生を想像すると胸が痛くなりました。
世界の人にこんなに愛されている画家が、もう少し楽に、もっと長く生きて
ほしかったです。
寛永寺別院・清水観音堂の舞台から 帰りに寄り道
本堂舞台(重文)から、不忍池の弁天様を遥拝できます。右は「月の松」
皆様にとって来年もよいお年でありますように
お祈り申し上げます