2018年6月11日、28日に映画を見てきました。
6月11日 「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ Ⅲ」
山田洋次監督 のシリーズ3作目。今回のテーマは「妻の反乱」
3世帯で暮らす、ごく普通の家族を通して、一家の要なのに時に軽んじられて
きた主婦に光をあてた作品。
平田家の主婦・史枝(夏川結衣)は、子供2人と夫(西村まさ彦)、両親の
世話を一手に引き受けてきた。ある日、平田家に泥棒が入り、史枝のへそく
が奪われる。夫から心無い言葉で攻められて、史枝は、家を出て行ってしまう。
「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」
「俺の働いている間に昼寝だと!」「家事なんて誰だってやれるだろ!」
「一身上の都合により『主婦』やめます」 あ~あ家出しちゃった。と、言うわけ。
史枝の行動が女性には共感を、男性には反省を呼びますね。
監督は、「主婦への讃歌」をテーマにして、家族と言うものを考えるきっかけに
したのだと思います。86歳の監督、続編はあるんでしょうか?
6月28日 「万引き家族」
カンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞した作品です。
東京の片隅で生きる「普通じゃない」家族の物語。祖母(樹木希林)の年金を
当てにして暮らしていて、足りない分は治(リリー・フランキー)と翔太(城桧吏)
が万引きで補っている。翔太が成長し、他人の物を盗むことに疑問を感じはじめ
成長していく・・・そのあとも見てみたい。
是枝監督は、原案、脚本、編集もしていますが、映画を見る前に、そして見た後も
原作を読んでほしいと望んでいます。もっと深く味わうために・・・でしょう。
くしくも2作品とも「家族」「絆」をテーマにしていました。