花歩る木

山と旅がすきです

ボストン美術館・ミレー展

2014-11-16 14:35:23 | 美術館

11月15日ボストン美術館・ミレー展を見てきました。

      ミレー生誕200年記念として、ボストン美術館からバルビゾン派や
      ミレーの影響を受けたフランスの画家たちを紹介する展覧会が
      三菱一号館美術館で、行われています。    ~2015.1.12

      友達3人で、10時オープンに合わせて美術館中庭で待ち合わせました。
      いいお天気の土曜日でしたから、ドアが開くまでに長い行列が出来ました。

      自然を愛するボストン市民は、ミレー作品を愛好し、愛蔵し、美術館開館後
      寄贈したので、美術館に多くのミレー作品が所蔵されているのだそうです。
      日本美術もたくさん所蔵している豊かな、うらやましい美術館ですね。

      「今回、」ボストン美術館3大ミレー」といわれる《種をまく人》、《羊飼いの娘》
      《刈り入れ人達の休息(ルツとボアス)》が同時に初来日していて、話題です。      

      「バルビゾン村」 展示室にミレーの大作が展示してあります。

       
      ミレー《刈り入れ人たちの休息(ルツとボアス)》
      
      今回のミレー展で一番魅かれた作品です。色合いが優しく明るい。
      働いている人達の自然で温かな雰囲気が好き。
      「ボアスが自分の畑の刈り入れを頼んでいる村人達に、ルツ(新妻)を
      仲間にいれてやってくれと紹介している場面。」

       
      ミレー《種をまく人》              ミレー《羊飼いの娘》

      左 山梨美術館にもある誰もが知っている画。農民画路線の原点でしょう。
        蒔いているのは、麦ではなくて、そば・・だそうですよ。

      右 これも大きな絵でした。逆光気味ですが、暗めのミレーの絵が
        光いっぱいの絵に変わっています。
      

      3年前に北フランスへ行ったとき、バルビゾン、フォンテーヌブローの森
      へも行ってきました。秋だったので、バルビゾン派好みの秋色の
      景色の中を歩いてきました。
      パリから小1時間で近く、物価が安い、眺めが良い、空気が良い・・ので
      芸術家にとっては、静かに仕事ができるところじゃないかしら?
      もう一度行ってみたい美しい村でした。

      「フォンテーヌブローの森」展示室では、
      コロー、テオドール・ルソー、クールベ、などのバルビゾンに集まった
      画家たちの作品が多く展示されています。

      総点数64点でしたので、疲れも感じずにじっくり見て“わかる絵”を鑑賞できました。
      友達を待たせてしまって ゴメンね。