ヨーロッパアルプス・ドロミテ街道
月9日 コルティナ・ダンぺッツォからドロミテ街道へ
ヨーロッパを横断するアルプス山脈。
その南側の分嶺でイタリアの北東部に位置するのが
ドロミテ山塊(ドロミテ・アルプス)です。
朝まで雨で、ほとんど期待できないコンデションのようでしたが、
出発時に雲が切れ始めて峠では青空が広がりました。
このドロミテを象徴するのが、独特の灰色の岩肌。
ドロマイト(苦灰石)という成分でできています。
ドロミテという名称は、フランスの地質学者ドロミウの名に由来しています。
夏は過ぎましたが、高山植物やマーモットややぎなどが見られました。
ハイゲンブルート
10世紀頃、聖なるキリストの血をもって旅した東ローマ帝国のブリッキウスは
冬の寒さでこの地に行き倒れてしまった。これを記念して15世紀に建てられた
という教会です。
この教会の後ろにオーストリアの最高峰グロースグロックナーがそびえて
見えるのですが、曇っててみられませんでした。
フランツヨーゼフヘーエでは、東アルプス最大のパステルツェ氷河 長さ約10㎞と、
オーストリアの最高峰 グロースグロックナー(3793m)を眺められます。
が・・・雲が厚くて、残念ながら山を見せてもらえませんでした。
昼食はパノラマレストランでしたが、角の席にフランツヨーゼフ皇帝とエリザベート妃が
おしゃべりしながらお食事をしている人形があるじゃないですか
女性群は大喜びしましたが、隣のテーブルで食事した私はちょっとガッカリ。
ハプスブルグ家、ブルボン王朝などの本が好きで、この夏だいぶ読みましたが、
この人形は超イメージダウン、長旅でくたびれたシシーをリアルに表現したのかな?
優美なスイスのアルプスとは異なり、荒々しい岩肌がむきだしの山並みが続きました。
ドロミテ街道は5月~11月 までの短い期間しか通れませんが、
厳しい岩山と、山中の湖の美しさは忘れることはできません。
コルティーナ・ダンペッツォ 泊まり