1月22日東京都美術館で開かれている 「エル・グレコ展」に行ってきました。
16~17世紀のスペイン絵画を代表するエル・グレコの大回顧展です。
~4月7日まで。
世界中の著名な美術館やスペインの古都トレドの教会から集められた
油彩、テンペラ画51点が展示されています。
朝は雨だったので、人出も少なく、会場は落ち着いて鑑賞できました。
サイコーにツイテいましたネー。
左; 「一度見上げたら、忘れられない」 と、都美がうたっている 高さ3Mを超す
エル・グレコの大作にして最高傑作の一つ 「無原罪のお宿り」(1613年)
「無原罪のお宿り」とは、聖母マリアが母アンナの体内に原罪を免れて
宿った、とするカトリック特有の教義。。。。です。
縦に伸びた構図、10頭身以上もあるマリアさまの曲がりくねった体、
光をあびて、舞い上がっていく様子はドラマを見ているようです。
この展覧会の最大の目玉にして日本初公開、強いインパクトのこの絵の前
には多くの人が見上げて、教会の様な荘厳な雰囲気を味わっていました。
右; 「芸術家の自画像」 エル・グレコ(1541~1614年)は没後400年を
迎えるスペイン絵画の巨匠です。ギリシャのクレタ島生まれ、トレドに落ち
着いた彼は「ギリシャ人」という「エル・グレコ」のニックネームで呼ばれて
いたので、今もこの名前で知られています。 ベラスケス、ゴヤと共に
スペイン三大画家の一人に数えられています。
世界の三大絵画をご存じですか?
その1 グレコの「オルガス伯爵の埋葬」 なんです。
トレドにあるサント・トメ教会にあります。
今回は見られませんが、私は25年前にスペイン旅行した
際にみました。その頃は絵画にそれほど興味がなくて、
「そんなに良い絵なの?」・・と思っただけでしたが。
「オルガス伯爵の埋葬」 エル・グレコ作(1588年)
その2 レンブラント作 「夜警」 オランダ・アムステルダム国立美術館蔵
アムステルダム駅からかなり近いところにある美術館ですので、
モロッコからの帰りの乗り換え時間中に見て来ました。
その3 ここで意見が分かれます。
1つは ベラスケス作 「ラス・メニーナス」 マドリード・プラド美術館。
ツアーで行けば必ず案内される所です。2度行きました。
もう1つの候補は あの 「モナ・リザ」 パリ・ルーブル美術館。
パリで2度。日本で行列ついて1度みましたよ。
どれを組み合わせて3つにしようと、4つにしようと絵の背景や歴史、
画家の人生などをたどってみるのは楽しいですよね。