花歩る木

山と旅がすきです

平標山

2010-07-07 10:40:00 | 山歩き
 7月4,5日 平標山(1984m) 仙の倉山(2026m)
 
   平標を(たいらっぴょう)と読ませるんです。
   円やかな山の姿からきた名前なのでしょうか?
   新潟県と群馬県にまたがる、なだらかな女性的な姿をした山です。
     標高はあの有名な谷川岳(1963m)よりわずかですが、高いんですよ。
   谷川連峰の西の端、「花の百名山」 として、親しまれています。
           

 7月4日 
   東京から車で3時間半 苗場スキー場を過ぎて、湯沢方面へ
   行ったところに駐車場があります。 
   この日は林道を80分歩いて登山口へ、山道を100分登って、
   「平標山の家」 にたどりつき、そこで泊まりました。 

  
登山口の道祖神          ほとんど階段ばかりの登山道   もうへとへと、後20分だ

 
     ヤグルマソウの花                イワガラミ

   2時に「平標山の家」に着きました。(1658m)
   しょぼしょぼ雨が降ったり、たまに陽が射したり、
   蒸し暑い樹林帯、階段続きの登山道でした。 
  平標山の家 後ろに見えるのが平標山 ↑奥の奥が頂上(1984m)

   小屋は3年前に立て直して清潔、トイレも洋式があって快適でした。
   なによりここは湧水がたっぷり流れていて、おいしいし助かりました。
   画面奥が宿泊、食事をする所、手前は日帰りの人の休み場です。
   にこにこして、愛想のいいお兄さんが応対してくれました。
   定員25名だそうですが、平標山だけの人はほとんど宿泊しませんので、
   あまり混むことはないらしいです。
   この日は珍しく、ある山ツアー会社の15名の団体さんと同宿になりました。
   この人たち、谷川岳の頂上から朝4時半出発で、10時間雨と霧の中を
   歩いてきました。屈強なおっさんばかりかと思いきや、
   女10名、男3名に添乗員、ガイドの15名。
   この頃は女性の方がしっかり歩いて、たのもしい・・・とガイドさんの話。
   
 7月5日
     
   山の家の主のお兄さん     5時半朝食、6時前に出発のグループ

 
          小屋の裏から見た仙の倉山(2026m)

   6時10分過ぎ、グループを見送って、
    私達は反対の方向、平標山をめざして、とろとろ出発しました。
   あっという間にガスがかかったり、しばらくして山が見えてきたり。

  
    ハクサンシャクナゲ                ゴゼンタチバナ
  
 ハイマツ 風媒花でこれは雄花です。梅雨明けごろに美しく見られます。

 山頂は霧の中
右へ行くと仙の倉山(往復2時間)、左へ3時間で駐車場
 
 ハクサンイチゲも残り少ない。
 
おなじみのオノエラン           チングルマはもう終わりでした

     
    仙の倉山への鞍部のお花畑、ハクサンイチゲの残り花ばかり。
  
       我が愛するハクサンコザクラの最後の残り花

   仙の倉山(2026m)は谷川連峰の最高峰です。
   4年前に上州の小野子山に登って、頂上から1番高くて目だった山が
   「仙の倉」だと教えてもらったので、いつかは登りたいと目標にしていた山です。
   特に、鞍部のお花畑が知る人ぞ知るスポットのハズでした。
   ところが、小屋のお兄さんによれば、「先週が良かった。
   春の花は6月20日前後、夏の花は7月20日前後がベスト」
   だと言うんですね~。 ハクサンコザクラのピンクに染まった
   大草原が見たかったのに~。

           
                    ハクサンチドリ
   
 仙の倉から平標へもどる。円い頂上へ階段が続きます。 

            
                          ネバリノギラン

     
                  ヨツバシオガマ
              
                        一の肩付近のお花畑
    帰りの道は階段も多いけど、ぐっちゃぐちゃの泥んこ道ばかり。
   霧が薄くなると、苗場スキー場、テーブル状の苗場山を見ながら
   駐車場へ降りました。
  
   丁度10年前にグループで逆コースを歩きました。
   山を降りて、法師温泉に泊まったのですが、
   大変だった記憶はありませんでした。
   今回は筋肉痛で昨日、今日は ご自愛専一にすごしています。