鉄府の浜を歩いた。一昨日歩いた足跡がまだ残っている。あの時一緒に歩いたYさん、Sさん、Tさんは島抜けしてしまった。今日は私があの時とは逆方向に、砂浜に足跡を付けている。
砂浜を歩くのは足に負担になるので途中でやめ、本来の道に戻った。ここから最後のきつい登りにかかる。さすがに眠気は感じないが、痛む足を気力で持ち上げて歩く辛さといったらない。幸いなのは風がないこと。ほんのわずかに海風が吹いていて、汗をかいた肌に心地よい。
少し登っては休み、少し登っては休み、を何度も繰り返して、ようやくゴロタ岬に到着した。一昨日来た時は曇り空で、礼文岳しか見えなかったが、今日は青い空に薄い雲がわずかになびくよい天気である。利尻山の姿が実に美しい。手前には礼文岳と鉄府の浜。。そして、所々にこれまで歩いてきた道も見える。あんな遠いところからここまで歩いてきたんだ、と思うと、これまでスポーツなどで鍛えることとは全く無縁だった自分の脚力に感心してしまった。ゴロタ岬で、りきちゃんから手渡されたお弁当を開く。お弁当といっても実際は大きなおむすびで、もちろん食べきれないので、少し齧っただけだったが、ここまでひたすら登ってきてかなりばてていたので、ちょうどいい補給となった。
ゴロタ岬からはスコトン岬の方向が見える。その向こうには、昨日渡ったトド島が見える。ここまでずっと、礼文滝まで頑張ろう、ウエンナイまで頑張ろう、西上泊まで頑張ろう・・・という感じで、目標を定めながら歩いてきた。この先は、スコトン岬まで頑張ろう、という思いで歩き続けようと思った。ゴロタ岬を下ればあとは舗装道路のみである。岩場もない。そんなふうに思いながら、ゴロタ岬からの道を下った。
舗装道路を歩き始めてすぐ、道路が左右の分かれ道になっている。左に下ると、一昨日歩いた鮑古丹へ行く。右に行くとそのままスコトン岬に行く。手持ちの地図では右に行くことになっているので、右に進んだ。すると、目の前に山があり、そこに道が付いているのに気付いた。そう言えば昨日、星観荘で古いガイドを見ていた時、8時間コースのルートがこの山を通っていたのを思い出した。同じ歩くのなら正式の道を歩きたいと思い、足はかなり痛かったのだが、無理をして山に登った。
山の上にはアンテナが立っていた。その下に腰を下ろしてしばらく休んだ。日は傾きかけ、西の海は金色に輝いている。風は相変わらず穏やかだ。西日に照らされて、輝く海をぼーっと眺めていた。
砂浜を歩くのは足に負担になるので途中でやめ、本来の道に戻った。ここから最後のきつい登りにかかる。さすがに眠気は感じないが、痛む足を気力で持ち上げて歩く辛さといったらない。幸いなのは風がないこと。ほんのわずかに海風が吹いていて、汗をかいた肌に心地よい。
少し登っては休み、少し登っては休み、を何度も繰り返して、ようやくゴロタ岬に到着した。一昨日来た時は曇り空で、礼文岳しか見えなかったが、今日は青い空に薄い雲がわずかになびくよい天気である。利尻山の姿が実に美しい。手前には礼文岳と鉄府の浜。。そして、所々にこれまで歩いてきた道も見える。あんな遠いところからここまで歩いてきたんだ、と思うと、これまでスポーツなどで鍛えることとは全く無縁だった自分の脚力に感心してしまった。ゴロタ岬で、りきちゃんから手渡されたお弁当を開く。お弁当といっても実際は大きなおむすびで、もちろん食べきれないので、少し齧っただけだったが、ここまでひたすら登ってきてかなりばてていたので、ちょうどいい補給となった。
ゴロタ岬からはスコトン岬の方向が見える。その向こうには、昨日渡ったトド島が見える。ここまでずっと、礼文滝まで頑張ろう、ウエンナイまで頑張ろう、西上泊まで頑張ろう・・・という感じで、目標を定めながら歩いてきた。この先は、スコトン岬まで頑張ろう、という思いで歩き続けようと思った。ゴロタ岬を下ればあとは舗装道路のみである。岩場もない。そんなふうに思いながら、ゴロタ岬からの道を下った。
舗装道路を歩き始めてすぐ、道路が左右の分かれ道になっている。左に下ると、一昨日歩いた鮑古丹へ行く。右に行くとそのままスコトン岬に行く。手持ちの地図では右に行くことになっているので、右に進んだ。すると、目の前に山があり、そこに道が付いているのに気付いた。そう言えば昨日、星観荘で古いガイドを見ていた時、8時間コースのルートがこの山を通っていたのを思い出した。同じ歩くのなら正式の道を歩きたいと思い、足はかなり痛かったのだが、無理をして山に登った。
山の上にはアンテナが立っていた。その下に腰を下ろしてしばらく休んだ。日は傾きかけ、西の海は金色に輝いている。風は相変わらず穏やかだ。西日に照らされて、輝く海をぼーっと眺めていた。