知人が群馬在住なのにまだ尾瀬に行ったことがないとのことだったので、連れて行きました。知人は結構健脚なので、1日で尾瀬沼も尾瀬ヶ原も行けるようにしました。私は尾瀬には何度も行っていますが、せっかくなので今まで歩いたことのない、大清水から尾瀬沼に入り、尾瀬ヶ原に下って横断、鳩待峠に上がって戻ってくるというルートにしました。このルートは今回と逆のルートが一般的なのですが、幸い車が2台あるため、今回のようなルートが可能になりました。
大清水から一ノ瀬までのシャトルバスは実に快適で、これがあるからこそこのルートは成立したと言っても良いでしょう。今まで約1時間かかった林道歩きが10分で済んでしまうのは夢のようでした。
一ノ瀬から三平下までは短時間で歩けましたが、久しぶりの山歩きだったのと、意外と蒸し暑くかなりへばりましたが、何とか歩き通せました。途中雲の切れ間から日が差すこともあり、沼のほとりからは燧ヶ岳がきれいに眺められました。
知人が長蔵小屋にいる友人と会いたいとのことで行ってみたところ、その友人から、大江湿原のニッコウキスゲが見頃だとの情報を得ました。早速小屋の下に降りてみると、一面にニッコウキスゲが咲き、見事な眺めでした。鹿の害でニッコウキスゲが激減している中、大江湿原は湿原全体を柵で囲っているため、ニッコウキスゲの見事な群落を見ることができるのは幸いでしたが、一方ではいささか寂しい気もしました。
いずれにせよ、もう花が終わっていると思っていたニッコウキスゲの見頃の時期に当たったのは幸運でした。
大江湿原の分岐から尾瀬沼の北岸に回って沼尻に出、新築された沼尻休憩所で小休止。その後白砂湿原を抜けていよいよ見晴までの長い長い下りにかかりました。毎度のことながらこの下りはうんざりします。雨の後で足場も悪く、いささか苦労しました。
見晴に降りると残念ながら至仏山は雲の中。見晴の小屋の前で昼食にしました。のんびりと時間を過ごして北回りで戻ります。東電小屋までは快調に飛ばし、そこからいよいよ次のお目当てのニッコウキスゲの群落に向かいますが。。。え、こんなに少なくなってるの?鹿の害がひどく、ニッコウキスゲはほとんど壊滅状態と言われていたのは本当でした。9年前に見た、一面の黄色い花々はすっかり姿を消し、9年前の半分ほどしか咲いていません。さらに牛首まで先を急ぎ、中田代の群落に足を伸ばすと、言葉を失いました。9年前には見事な群落を作っていたニッコウキスゲが一つも咲いていないのです。ただただ言葉を失うばかりでした(あまりの落胆に、写真を撮りませんでした)。
後はひたすら黙々と木道を歩いて山ノ鼻に向かい、棒のようになった足を引きずるようにして、鳩待峠の急な坂を登り切りました。知人は1日で尾瀬を満喫できたとのことだったので、私自身もかなりくたびれましたが、連れてきて良かったと思いました。
大清水から一ノ瀬までのシャトルバスは実に快適で、これがあるからこそこのルートは成立したと言っても良いでしょう。今まで約1時間かかった林道歩きが10分で済んでしまうのは夢のようでした。
一ノ瀬から三平下までは短時間で歩けましたが、久しぶりの山歩きだったのと、意外と蒸し暑くかなりへばりましたが、何とか歩き通せました。途中雲の切れ間から日が差すこともあり、沼のほとりからは燧ヶ岳がきれいに眺められました。
知人が長蔵小屋にいる友人と会いたいとのことで行ってみたところ、その友人から、大江湿原のニッコウキスゲが見頃だとの情報を得ました。早速小屋の下に降りてみると、一面にニッコウキスゲが咲き、見事な眺めでした。鹿の害でニッコウキスゲが激減している中、大江湿原は湿原全体を柵で囲っているため、ニッコウキスゲの見事な群落を見ることができるのは幸いでしたが、一方ではいささか寂しい気もしました。
いずれにせよ、もう花が終わっていると思っていたニッコウキスゲの見頃の時期に当たったのは幸運でした。
大江湿原の分岐から尾瀬沼の北岸に回って沼尻に出、新築された沼尻休憩所で小休止。その後白砂湿原を抜けていよいよ見晴までの長い長い下りにかかりました。毎度のことながらこの下りはうんざりします。雨の後で足場も悪く、いささか苦労しました。
見晴に降りると残念ながら至仏山は雲の中。見晴の小屋の前で昼食にしました。のんびりと時間を過ごして北回りで戻ります。東電小屋までは快調に飛ばし、そこからいよいよ次のお目当てのニッコウキスゲの群落に向かいますが。。。え、こんなに少なくなってるの?鹿の害がひどく、ニッコウキスゲはほとんど壊滅状態と言われていたのは本当でした。9年前に見た、一面の黄色い花々はすっかり姿を消し、9年前の半分ほどしか咲いていません。さらに牛首まで先を急ぎ、中田代の群落に足を伸ばすと、言葉を失いました。9年前には見事な群落を作っていたニッコウキスゲが一つも咲いていないのです。ただただ言葉を失うばかりでした(あまりの落胆に、写真を撮りませんでした)。
後はひたすら黙々と木道を歩いて山ノ鼻に向かい、棒のようになった足を引きずるようにして、鳩待峠の急な坂を登り切りました。知人は1日で尾瀬を満喫できたとのことだったので、私自身もかなりくたびれましたが、連れてきて良かったと思いました。