桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

ミズバショウを見に尾瀬へ

2024-05-25 19:45:25 | 旅行記
今年も尾瀬にミズバショウを見に行ってきました。本当なら先週の土曜日に行っておけば天気も良く、ミズバショウも霜に当たらず一層きれいだったのですが仕方ありません。ちなみに4年前も7年前も同じ日に尾瀬に行っていることを知りました。
尾瀬はコロナ以前、もっといえば震災以前の混雑ぶりでした。トイレの行列もすさまじいものがありました。
牛首の下ノ大堀川のミズバショウの群落は今年は外れ年。例年の半分以下の数の花しか咲いていませんでした。東電小屋の先の群落はやや時期を過ぎており、葉っぱが目立ちました。
一番素晴らしかったのは山ノ鼻の研究見本園。ここは鹿除けのフェンスで囲われていることもあってか、ミズバショウもリュウキンカもたくさん咲いており、ミズバショウで一面に真っ白に見えるところもあるくらいでした。(ギョウジャニンニクが大好きな私には、ギョウジャニンニクの大群落も気になって仕方ありませんでした。)
鳩待峠に戻る途中、朝はまだ花が閉じていたシラネアオイがきれいに咲いていました。柵で囲われていましたが、これからどんどん増えていって欲しいと思いました。
今日は夏山に向けてのトレーニングも兼ねているので、鳩待峠から下ノ大堀川まで休まず一気に歩き、その後も竜宮小屋と見晴で休憩を取ったほかはとにかく頑張って歩きました。鳩待峠に戻ると歩き始めて5時間ちょっとでした。私としてはかなりハイスピードでした。















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袈裟丸山のアカヤシオ2024

2024-05-05 21:55:48 | 旅行記
今年も袈裟丸山のアカヤシオを見に行ってきました。
昨年が当たり年だった反動で、今年は外れ年だと聞いていました。
確かにつつじ山周辺は外れ年と見えて花の数も少なめ、しかもやや時期を過ぎ、先日の雨で大分散っていました。
しかし、賽の河原から小丸山まではまさに見頃、しかも2018年(近年最高の当たり年で、つつじ山と賽の河原から小丸山までのアカヤシオがいっぺんに咲いて見頃を迎えました。)と遜色ない見事さでした。
アカヤシオを満喫したので登頂はせず(以前快晴の日に登頂しているので)、小丸山までで引き返しました。
アカヤシオの向こうに皇海山(小丸山より)
アカヤシオの向こうに富士山
アカヤシオの向こうに赤城山(ツツジ山より)
アカヤシオの向こうに袈裟丸山(つつじ山より)
アカヤシオの向こうに男体山(小丸山より)
アカヤシオの向こうに日光白根山(小丸山より)
アカヤシオの向こうに袈裟丸山の峰峰




















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屋敷山のミツマタ群落

2024-04-07 17:28:10 | 旅行記
屋敷山のミツマタ群落にようやく訪れることができました。斜面一帯がミツマタで埋め尽くされてておりびっくりしました。見頃はやや過ぎたとの情報を得ていましたが、十分にきれいでした。ミツマタの花は良い香りがするんですね。初めて知りました。
登りとは反対の方角へ降りて、神戸駅の花桃と桜を見て帰途に就きました。










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懐かしい再会と大雪高原温泉の紅葉

2023-10-11 21:00:34 | 旅行記
大雪山の麓にある愛山渓温泉で懐かしい友達との集まりがあるため、いささか無理をして渡道してきました。
当初の予定では、どこも紅葉が終わっていると予想されたので、レンタカーで気の赴くままにドライブでもするつもりでした。ところがこの夏の暑さで大雪山も紅葉が半月遅れているとのことだったので、大雪高原温泉沼巡りの最終日に半月遅れの紅葉を楽しむことができました。この時期にこれだけきれいな紅葉を見ることができるとは予想だにしていませんでした。ちなみに高原温泉の今年の紅葉シーズンは雨にたたられ、この日が初めての晴天とのことでした。シャトルバスの運行は既に終了していたので、高原温泉の駐車場は満車、林道には路駐した車がずらりと並びました。
高根ヶ原の縁には真っ白い雪が見え、遠く緑岳は真っ白な雪をいただいていました。バショウ沼のナナカマドは既に枯れており、滝見沼・式部沼から上では紅葉はほとんど終わっていましたが、エゾ沼から下は8年前の秋分の日に訪れたときと変わらない見事な紅葉・黄葉を眺めることができ、感動しました。特に空沼からヤンベ分岐までの紅葉が見事で、このあたりは人も少なく(多くの人が緑沼か高原沼か空沼で引き返すため)、至る所できれいな紅葉を眺めることができ、写真を撮りながらのんびり歩きました。この日の夜は愛山渓温泉で懐かしい皆さんとつかの間の再会を果たし、楽しいひとときを過ごすことができました。
翌日は愛山渓温泉から当麻乗越まで往復しました。愛山渓方面の紅葉はもう終わっていました。六の沼あたりからは登山道に雪が積もっており、1591ピークあたりからは登山道が凍結していましたが、さほど苦労せず登ることができました。当麻乗越から雪を頂いた旭岳を眺めたのは実に30年ぶりでした。30年前も10月の頭に登りましたが、そのときはまだ紅葉が見頃で、見事な紅葉の広がる上に、真っ白に雪が降り積もった旭岳が聳えているのを目にして、思わず歓声を上げたのを覚えています。
昔、層雲峡ロープウェーの黒岳5合目駅には、坂本直行が描いた「黒岳の四季」の大作の油彩画4点が展示されていました。私はこの絵を何度も目にして、坂本直行の絵のファンになり今に至りますが、この作品は坂本直行の最高傑作だと思っています。ところが、この作品は後に姿を消してしまいました。それが今回、愛山渓温泉で約20年ぶりに再会することができたのです。愛山渓温泉では懐かしい旧友達とともに、大好きな絵にも再会できて感激もひとしおでした。

黄色が素晴らしくきれい
土俵沼
緑沼
このあたりの黄色も素晴らしい
エゾ沼
エゾ沼
エゾ沼を見下ろす
高原沼と緑岳
音更山と石狩岳を遠望する
空沼
噴気と紅葉と青空
どこもかしこも見事
渓流沿いの紅葉
ナナカマドの赤も素晴らしい
ヤンベ温泉を見下ろす
坂本直行「秋の黒岳」
坂本直行「夏の黒岳」
当麻乗越から旭岳
六の沼から永山岳
旭岳遠望
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塩見岳

2023-09-02 21:30:25 | 旅行記
昔間ノ岳山頂から雲の間に見た塩見岳にようやく登ることができました。
初日は登山口から三伏峠までは小雨、三伏山から本谷山の下りはずっと豪雨の中の登山で、心が折れそうになりました。(私は雨天では登山はしないことにしており、これほどの豪雨に見舞われたのは幌尻岳からの下山時の林道で夕立に遭ったとき以来でした。)
幸い塩見小屋に着く前に空が見え始め、夕方には塩見岳の姿も見ることができました。塩見小屋では同宿の人たちといろいろと話をすることができ、楽しいひとときを過ごすことができました。平日のため小屋も空いており、雨に濡れた荷物を広げて乾かすことができました。
翌日は雲海の上に素晴らしい青空が広がっていました。小1時間ほどで登頂となりましたが、西峰山頂に着く直前に突然目の前に富士山が現れてびっくりしました。東峰の山頂に着いて四方を眺めると、遠くには駿河湾が見え、伊豆の山々まで眺められ、後ろを振り返ると中央アルプスから北アルプス、御嶽山と乗鞍岳、立山と剱岳、さらに妙高山と八ヶ岳まで見えました。南には未踏の悪沢岳・赤石岳・聖岳が見え、大きな宿題となりました。そして、塩見岳がアル
プスの山々のちょうどへそのような山だということがよくわかりました。
8月のヤマケイのカレンダーは、塩見岳山頂から白峰三山を望む写真が掲載されています。同じ景色を見られ(しかもカレンダーと違って雲一つない)感無量でした。
 
塩見小屋と塩見岳
朝焼けの槍穂連峰
朝焼けの中央アルプス
塩見岳東峰と富士山
富士山
塩見岳西峰と中央アルプス・北アルプス遠望
悪沢岳・赤石岳・聖岳
三伏山から見た塩見岳
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24年前のトムラウシ登山

2023-07-25 21:33:27 | 旅行記
ネガフィルムをデータ化してCDに保存してくれるサービスを利用して、北海道の登山で最も思い出深かったトムラウシ登山の写真をUPします。
トムラウシに登ったのは何と24年も前のことです。カメラは安物のコンパクトカメラ。しかし、データ化してみると思った以上にきれいにデータ化されており、紙焼き写真をスキャナーで取り込むよりもずっと鮮明で驚きました。(ただし花の写真はほとんどピンボケで使い物になりませんでした)
このときは2日間とも快晴で、素晴らしい天気の元最高の登山でした。実は前の年の同じ時期にも全く同じコースで登っているのですが、山頂では雲海の上だったものの、途中から雲の中に入ってしまって眺望に恵まれなかったので、何としてももう一度登りたいと念願していたのでした。それがかない、人のほとんどいない山で素晴らしい光景を堪能することができました。
一方で、前泊した宿で同宿になった人と、五色岳やヒサゴ沼、トムラウシへの登りの途中で再会できたのは思いがけず楽しいことでした。
できればもう一度同じコースでトムラウシに登りたいのですが、このときの登山があまりに素晴らしかったので、それ以上の思い出は作れないだろうし、そもそも体力的に不可能だろうと思うので、この写真を見て思い出に浸るだけにとどめましょう。

 




























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日光白根山・白根隠山

2022-10-02 20:48:38 | 旅行記
本当は三ツ石山に行く予定でしたが、今年は霜が降りて紅葉は今ひとつとのこと、また栗駒山は昨年より2週間ほど紅葉が遅れているとのことで、急遽日光白根山に登ることにしました。
日光白根山は3回目。1回目は菅沼から登頂後、東側に下りて五色沼を回って戻りました。高曇りの肌寒い日でした。もう20年以上前のことです。2回目は高校の友達と3人でロープウェー利用で登りました。なぜか山頂だけガスの中。なんとしても快晴の下登りたいと思い、ついでに白根隠山まで足を伸ばして今まで見たことのない白根山を目にし、そのまま前白根山~五色山を縦走しようと考え、3回目の今回の山行となりました。
結果的に素晴らしい天候の下で実に気持ちの良い山行でした。こんな絶好の登山日和は年に2,3度あるかないかでしょう。そう言えば昨年の10月頭の土日も素晴らしい天気で、恵那山と唐松岳に登ったのを思い出しました。

















 
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紅葉のアヤメ平

2022-10-02 20:40:41 | 旅行記
尾瀬にはこれまで何度も来ていますが、今日は初めてアヤメ平に来てみました。
鳩待峠から森の中を1時間ほど登るとまず横田代に出て、さらに30分ほど登るとアヤメ平に出ました。背後に至仏山、北に景鶴山と平ヶ岳、正面に燧ヶ岳が池塘越しに聳えています。そして草紅葉が見頃です。
雲一つ無い青空、姿を異にする三つの山、一面の草紅葉、南東には日光白根山、南には赤城山、赤城山のはるか遠くには富士山まで頭を覗かせています。どの山に登っている人も、今日は快晴の空の下、山頂で歓声を上げていることでしょう。かつて妙高山や浅間山、甲武信ヶ岳を一緒に登った若い友人も、今日は槍ヶ岳を日帰りで往復し、素晴らしい写真をUPしていました。友人の満面の笑みが思い浮かびます。
アヤメ平の北に、尾瀬ヶ原を挟んで景鶴山の向こうに聳える、未踏の平ヶ岳。山頂の湿原が紅葉しているのが見えます。明日も快晴の予報。あと20才いや10才若かったら、今夜はシュラフを持って車中泊し、明日は鷹ノ巣から登頂したことでしょう。しかし今の私には到底無理なので、来シーズン以降にプリンスルートから登ることにしましょう。
昨年のこの土日も素晴らしい天候で、恵那山と唐松岳に登ったのを思い出しました。




日光白根山(左)と錫ヶ岳(右)
燧ヶ岳
景鶴山と平ヶ岳
至仏山

遠くに富士山が頭を覗かせていた

鳩待峠から見た至仏山
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阿蘇山

2022-09-28 21:41:40 | 旅行記
先週末に博多で開催された2夜連続のライブに行くついでに、10年前に九重山・祖母山と一緒に登る予定だったものの、当日雨で断念した阿蘇山に登ってきました。
今年9月の2度の3連休は、台風などで天気に恵まれなかったものの、最後の25日は好天に恵まれ、気持ちよい登山を楽しむことができました。
4寺に起きて5時前に博多駅前を出発し、眠気を我慢して運転し、7時半前に仙酔峡に到着しました。絶好の登山日和なのに、駐車場には車は20台ほどしか駐まっていなかったのが意外でした。
ルートはバカ尾根からの時計回りにしましたが、これが正解。ここのところ登り始めで飛ばしすぎて途中で気持ちが悪くなることが多かったので、今回は登り初めはゆっくり歩き、調子がつかめてきてからいつもの調子で登ってみたところ、快調に歩くことができました。
バカ尾根は足下もしっかりしており、斜度ほどにはきつくなく、写真を撮るとき以外は休むこともなく登り切ってしまいました。
分岐に到着して目の前に広がる光景に思わず歓声を上げました。残念ながら九州の山には疎いので、前方はるか遠くに見える山々の名前がわかりません。また、眼下には高岳の火口が広がり、左右には気持ちの良い稜線が広がっています。阿蘇山にこんな場所があるとは知りませんでした。
最初に東峰まで歩きました。ミヤマキリシマの群落はここにもあり、5月末にはさぞかしきれいだろうと思いました。
東峰からは目の前に根子岳、その向こうに遠く祖母山が眺められました。北東には遠く九重連山が聳えています。祖母山も九重山も悪天候の中登ったので思い出深いです。
東方から山頂へ向かいます。山頂までの稜線歩きは本当に気持ちが良かったです。山頂にはあっけなく到着したものの、山頂には何と私一人。少し待ってやって来た人にようやく写真を撮ってもらえました。
それにしても雄大な眺めです。阿蘇山の外輪山とその中に広がる阿蘇盆地、阿蘇五岳、中岳の噴火口、草千里浜、そして九重連山や祖母山、名前を知らない熊本の山々が連なっているのが一望できます。特に阿蘇カルデラの光景は、こうした光景は日本ではここでしか見られないものなので良い経験ができました。
高岳から中岳、火口東展望所へのルートは、これまでと打って変わって砂礫と岩場が続き、浮き石も多くとても歩きにくかったです。
火口東展望所では眼下に中岳の火口を眺め下ろしました。26年前に来たときは火口の縁まで行けたのに、現在では噴火があったために近くから眺めることができなくなってしまいました。火口の周辺がそこだけ火山灰で一面灰色になっていることにも、噴火の恐ろしさを見せつけられた感じがしました。
火口東展望所から駐車場までは、アスファルト道や階段、大きな石を並べた歩きにくい道が続き、疲れた足にはこたえました。
今年は未踏の百名山には一つも登れないのではないかと危惧していましたが、何とか一つ登ることができました。残る8座はいずれも難関ばかり。来年も1つくらいは登れるかなあと不安も感じています。

バカ尾根を見上げる 
ミヤマキリシマの返り咲きがきれいだった
チガヤのような穂がたくさん生えていた
高岳山頂に延びる尾根
リンドウがきれいだった
阿蘇山のカルデラの向こうに九重連山
根子岳の向こうに祖母山
10年前に雪の中登った祖母山
高岳山頂へ続く稜線
高岳火口の向こうに根子岳と祖母山
高岳山頂標と中岳噴煙
高岳山頂と向こうに九重連山
中岳火口を見下ろす
中岳と高岳
中岳火口1
中岳火口2
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夏の礼文

2022-08-19 22:35:57 | 旅行記
久しぶりにレブンアツモリソウの時期の礼文を訪れました。
昔見に行った群生地は笹が生い茂っており、レブンアツモリソウはほとんど見られなくなっていました。
一方、笹を剥いだところからは、種が砂に埋まっていたとおぼしきレブンアツモリソウが次々に芽生え、見事に花を咲かせていました。
レブンアツモリソウ






ホテイアツモリソウ

センダイハギ
ハクサンチドリ
エゾノハクサンイチゲ
ノビネチドリ
クロユリ
サクラソウモドキ
レブンハナシノブ
レブンソウ
エンレイソウ
オオバナノエンレイソウ
レブンコザクラ

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