桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

尾瀬の水芭蕉

2018-05-20 20:57:49 | 旅行記
今年も尾瀬に水芭蕉を見に行ってきました。一昨年はGWの霜で全滅、昨年は一転どか雪の影響が残り、まだ一面雪原で見ることができず、今年久しぶりにきれいな水芭蕉を見ることができました。

昨夜は尾瀬でも雪が降ったそうで、あちこちにうっすらと雪が残っていました。軽装で来たのを後悔しました。

天気予報では昼頃から晴れるとのことだったので、今回はいつもと周り方を逆にし、牛首から先に東電小屋を周り、見晴で昼食を済ませてから竜宮手前の水芭蕉群生地を見ることにしました。これが正解。山ノ鼻に到着したときは、至仏山も燧ヶ岳も雲に隠れていたのが、牛首分岐を過ぎた辺りからみるみる空が晴れてきて、東電小屋辺りに来たときにはきれいな青空になりました。

遅咲きの桜越しに見る至仏山、燧ヶ岳は印象的でした。水芭蕉も霜に当たっておらずきれいでした。リュウキンカも咲き始めで黄色が鮮やかでした。他にもいろいろな山の花を見ることができました。

毎度のことながら気になったのはギョウジャニンニク。ちょうど食べ頃の美味しそうなものが、あちこちで大群落を作っており、竜宮小屋裏の林の中ではギョウジャニンニク特有のにおいが漂っていたほどでした。かの深田久弥は竜宮小屋に泊まったとき、ラーメンを煮る鍋に、小屋の周りに生えていたギョウジャニンニクをひとつかみ摘んできて、鍋に放り込んで煮て食べたそうですが、現在では特別天然記念物の尾瀬ヶ原からは、枯れ枝一本持ち出せません。ちょっとだけ残念でした。

これで尾瀬は20回目くらいだと思います。いつも天気予報を見てから来ているので当然のことだと思うのですが、私は尾瀬で天気に恵まれなかったことがありません。昨年5月も小雨はぱらついていましたが、不思議なことに至仏山も燧ヶ岳もきれいに見ることができました。

一方で、水芭蕉の見頃の時期の日曜日なのに、観光客が少ないのに驚きました。老若男女等しく目にしましたが、人数は明らかに減っています。ひょっとしたら福島の風評被害の影響がいまだに継続しているのかと、ちょっと残念に思いました。

実は今日は本当は満開のシャクナゲを見に、長野の御座山に行きたかったのですが、ヤマレコで調べたところ、今年は花の外れ年だそうなので、これは来年以降の宿題にしたいと思います。







































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天下茶屋と三ツ峠山

2018-05-17 21:13:00 | 旅行記
今日は休みなので山梨へ。天下茶屋への再訪です。
前回来たときは曇っていて富士山は見えませんでしたが、今日は空は曇っていてもきれいに見えました。
今回は甲府側から来たので、太宰治「富岳百景」で、赤い外套を着た娘さんたちが、天下茶屋横のトンネルを出たときに、目の前にいきなり富士山が現れて感動のあまり固まってしまったときの思いを追体験できました。
今日もほうとうをいただきました。ほうとうにも入っていた手作り味噌を買ってくればよかったと後悔。
帰ろうとしたのですが、天気が持ちそうなので、予定を急遽変更して三ツ峠山へ。山頂までは林道をひたすら登るのですが、意外と大変でした。太宰治が登頂したときは霧で何も見えなかったということですが、空は高曇りだったものの、富士山はきれいに見えました。ムラサキヤシオが見頃でした。
私は井伏鱒二氏と違って「いかにもつまらなそうで」はなかったと思うので、放屁はせずに下山しました。














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ニリンソウの谷再訪

2018-05-05 21:09:20 | 旅行記
先週行ってきた軽井沢のニリンソウの谷を再訪しました。一週間経って、思った通り谷一面がニリンソウとヤマブキソウに埋め尽くされ、夢のようなお花畑が広がっていました。

しかし、マナーの悪い人がいると見え、地主さんが看板をいくつも立てていたのが残念でした。いつまでもこの景色を眺めることができることを祈るばかりです。
































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鳴神山とカッコソウ

2018-05-05 21:01:33 | 旅行記
日本ではここだけにしかない鳴神山のカッコソウが咲いているとのことで見てきました。
サクラソウの一種ですが、葉の形が全然異なり、花もサクラソウより大きいです。残念ながら完全な自然のものは絶滅してしまい、現在では、愛好家の人が栽培したものを元々群生地だった場所に移植したものを見ることができます。今年は例年より花が少なく、また前日に雨が降って花が痛んでしまい、あまりきれいなものを見ることができませんでした。
ヒメイワカガミという白いイワカガミも見ました。普通のイワカガミはピンク色ですが、ヒメイワカガミは白い花が咲きます。鳴神山では群落を作っているのが珍しいそうです。
鳴神山は初めて登りました。標高は1,000メートルないので高をくくっていましたが、どっこいなかなか本格的な登山を強いられました。山頂からの眺めも素晴らしく、赤城山、武尊山、袈裟丸山、皇海山、男体山を眺めることができました。















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