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桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

磐梯山

2015-08-27 21:45:27 | 旅行記








8/19(水)に磐梯山に登ってきました。本当は1泊2日できたアルプスの薬師岳に登ろうかと思っていたのですが、20(木)の予報が今ひとつなので、日帰りで登れる山でまだ登っていない磐梯山に登ることにしたのです。

5時半に自宅を出て、9時に八方台の登山口から登り始めました。中ノ湯まではなだらかな林間の道を進み、そこから少し斜度がきつくなって、林の間を登っていくと弘法清水に着きました。ここからは裏磐梯の湖沼群を見下ろせ、遠くの雲の上には、かつて登った西吾妻山も頭をのぞかせていました。

少し休んで山頂への最後の登りにかかりましたが、ここは距離が短かった割に意外ときつい登りでした。山頂に着くと10時半。コースタイムよりも30分ほど早く着けましたが、ここのところほとんど体を動かしていないので、それなりにくたびれました。

山頂からは北には雲の間から裏磐梯の湖沼群と遠くに吾妻連峰が、南には真下に猪苗代湖が広がっているのが見えます。また、遠くには雲の合間に那須連山も見えます。

山頂で1時間半ほど過ごしている間に次第に雲が晴れてきました。帰りは弘法清水からお花畑コースを取り、秋の花々を眺めてから、登ってきたルートをそのまま下りました。下山は1時間20分ほど。登山口には13時半に到着しました。お手軽登山でした。

帰りは山形との県境の峠まで行って磐梯山を振り返った後、檜原湖を一周して裏磐梯の山容を眺め、さらに猪苗代湖も一周して、湖の南側から磐梯山の山容、そして磐梯山と西吾妻山が遠くに並ぶ様子を眺めました。

悲しい礼文の旅

2015-08-09 20:47:17 | 旅行記


8/6~8と、マイルがたまっていたのでふと思い立って3年ぶりに礼文島に行ってきました。1週間前に飛行機も宿も予約するなんて、花のシーズンにはあり得ないことですが、なぜか空いていました。

この時期の礼文は5年ぶりかな。もちろん秋の花ばかりであまり見所はなく、まして2泊しかしないので、のんびり気晴らしに行ってきた感じです。

わずか3年の間に、星観荘のオーナーの下のお子さんは高校進学のために家を出ており、星観荘も定員を減らし、オーナー夫妻だけで営んでおり、フェリーターミナルもバリアフリー化されてすっかり様変わりしていました。アトリエ仁吉が閉まっていたのも残念でした。何度も入りに行った船泊湯も今年で閉まるそうです。

中1日(8/7)は浜中から澄海岬、鉄府、ゴロタ岬と歩き星観荘に戻りましたが、鉄府の浜に下りるのはかなり久しぶりで、穴あき貝拾いなどもして、同行の人達にも好評でした。船泊では湖畔祭りということで、この日の夕食はなく、双葉食堂で味噌ラーメンを食べ、屋台で焼きホッキ貝、焼きムラサキウニ、焼きホタテ貝などもいただきました。旧星観荘まで足を伸ばし、懐かしさに浸ってきました。

同宿した人の中にも2人ほど知り合いがおり、オーナー夫妻とも合わせて近況や昔話などにこれまた花が咲きました。

行き帰りには稚内のお天気屋に寄り、マスターとも話しましたが、お互い病気の話になってしまったのには閉口してしまいました。

今年で私も46才。星観荘に行くようになって23年目。途中数年抜けていますが、人生の半分を星観荘に行っていることになります。礼文島に初めて訪れたのは25年前。礼文島に行き始めて四半世紀が経ったことになります。初めて訪れたときはまだ私は学生でした。年を取るはずです。

そうした思い出深い年を迎えた礼文で、のんびり過ごせるはずだった旅の最後に、私の大好きな大学の先輩の訃報が届きました。大好きな場所で大好きな先輩の訃報をよこすとは、神とは何とも残酷なことをするものだと思わずにはいられませんでした。