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桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

元気甲斐

2022-12-17 21:49:37 | 日記
今日は何と日帰りで奈良へ。
奈良文化会館で開催中の師匠の遺作展を参観。
無理してまで見に行って本当に良かった。
何度も見ている作品が大半だったが、それでもただただ圧倒され、作品制作意欲を大いにかき立てられた。
同門の先輩や後輩たちといろいろ話せたのも良かった。
一番の収穫は、大好きな小淵沢駅の駅弁・元気甲斐のタイトルの原跡を見られたこと。
元気甲斐が出来るまでの過程を取り上げたテレビ番組を中学生の頃見たことがあり、その時からこの駅弁が食べたくて、学生時代にようやく食べられたのを思い出す。
その頃、師匠のことはNHK教育テレビの趣味講座で知っていたが、師匠がその駅弁のタイトルを書いていることは知らなかった。
師匠が元気甲斐の題字を書いたことを知ったのはほんの数年前のことだったので、今日原跡を見ることができて感激した。
何でも番組制作に関わったスタッフが長年所蔵していた題字を、近年元気甲斐の製造元に寄贈したものらしい。
展示に当たって、製造元の社長が自らはるばる山梨から奈良まで、展示スタッフの人数分の元気甲斐を自ら車を運転して題字とともに届けてくれたそうだ。
何とも嬉しい話ではないか。
久しぶりに元気甲斐を食べたくなった。

 

隷書大字典

2022-11-27 23:14:12 | 日記
2つ前の職場に勤めていた頃、今ほどネットが便利ではなかったので、欲しい本は出入りの書店に注文して取り寄せてもらっていたし、雑誌の定期購読もその書店にお願いしていた。全集を2種類取っていたときは、月の支払いが3万円にもなった。
あるとき店主が本を届けに来たついでに、「こんな本が店の棚にあって全然売れないままなんだけど要りませんか?タダであげますよ。」といって、大きな本を差し出した。角川書店の「隷書大字典」で、定価を見ると15,000円とある。ちょうど隷書の作品の制作を始めた頃だったのでありがたく頂戴した。
入手してからは、隷書作品を書くときには必ず利用しているが、角川書店のような大きな出版社から刊行されているにもかかわらず、索引には何カ所もミスがある。初版なので、再版以降は訂正されていることだろう。
そして今に至るまで、この字典は隷書作品を主として制作している私にとって無くてはならない存在となっている。今日は手本を書くために使った。
ところが、最近私は隷書作品を書くのにそろそろ飽きてきた。次の書体は何にしようか模索中である。そうなると、長らくお世話になってきたこの「隷書大字典」も、出番が少なくなっていくことだろう。
そう言えばあの書店は今もまだ営業しているだろうか?当時店の前を通ったとき、あまりに小さな店構えなのにびっくりした記憶がある。そしてあの辺りは区画整理があって、町並みがすっかり変わってしまったはずだから。。。

坂本直行の山の絵

2022-09-02 21:26:44 | 日記
坂本直行の絵を集め始めて何年になるでしょうか。
最初に入手したのは夏の利尻山の絵でした。続いて花の絵も集めるようになり、はまなし、オオバナノエンレイソウ、エゾノハクサンイチゲ、エゾリンドウの絵を続けて入手しました。山の絵では私が登ったトムラウシ、剱岳の絵を入手しました。
4回登頂し、北海道の山では一番回数を登っているニペソツ山の絵もかねて欲しいと念願していたのですが、なかなか出物に遭遇できず、一度だけ素晴らしい油彩を見つけたのですが、既に売約済みでした。
そこへ今回思いがけず、この作品を含む何点かの坂本直行の水彩画がオークションに出されました。他の水彩画はあっさり即決で売れてしまいましたが、この作品だけは、構図も単純で色味も灰色中心で見た目も地味であるからか買い手が付かないまま、結局入札したのは私だけで無事落札できました。
坂本直行がニペソツ山を描いた水彩画は他にもあり、夏の青空の下に鋭く聳える様を描いた見事な作品もあるのですが、既に坂本直行記念館の所蔵となっており、市場には出ません。私がニペソツ山に登ったうち3回は、写真のようなあまり天候に恵まれない中での登山でした。そんな私の経験にもこの絵はふさわしいと思い落札した次第。後悔はしていません。
ニペソツ山の絵を入手できたら、坂本直行の作品のコレクションは終了するつもりでいたので、これを区切りにしたいと思います。

今回入手したニペソツ山の絵
四回目に登ったときのニペソツ山
本来はこんなふうに見える(ネットで拾った画像)
初めて入手した利尻山の絵
化雲平から見たトムラウシ
剱沢小屋と剱岳

初めてのグループ展

2022-03-28 20:49:51 | 日記
初めてのグループ展を開催しました。参加者の多くは大学で専門に書を学んだ・学んでいる人です。一方でこれまで全く書と関わりを持ってこなかった方も1人参加しています。
以前から私の周辺の20代の若い人で、書に取り組んでいても発表の場がないという人が何人もいるという話を耳にしていました。師匠に師事して書を学び、展覧会に作品を発表するというやり方もありますが、往々にして師匠の書風を強制されたり、展覧会出品に多額の費用がかかったりして、そうした若い人からは敬遠されてしまう風潮が、群馬のような田舎でも見られます。
しかし、そんな人でも気軽に自分の書きたい作品を書きたいように書いて出品する展覧会を開こうと、参加者の皆さんで意見が一致し、ようやく開催の運びとなりました。
また、普段書と縁のない生活をしながら、日頃の活動から優れた書のセンスをお持ちだと睨んだ方に声をかけたところ、出品を快諾して下さいました。そうした書と縁のない方でも参加できる展覧会ということで、少しでも書の裾野を広げ、書に関わりのない人でも書展に足を運んでもらいたいという思いもありました。
私の師匠は「自分の好きなものを好きなように書く」という姿勢を教え子達にも奨励された方でした。そうした書のあり方をこの展覧会で実現したいと思っていました。
作品の出来は別にして、それを何とか実現できたように思います。様々な書風・書体の作品が並び、普通の書展で見られるような作品がある一方、いわゆる現代アートのような作品や、普通書では扱わないような題材を取り上げた作品が同じ空間に並べられ、悪く言えば統一感のない、良く言えばバラエティに富んだ作品の並ぶ、これまで県内の書展ではあまり目にしたことのないような興味深い空間が出来上がりました。
出品者も50代と20代がほぼ同じ人数出品しており、出品者の平均年齢がこれだけ低い書展は県内では存在しません。そういう展でも目新しい展覧会であったと思います。
わずか2日半の会期でしたが、250人を超える方々が見に来て下さり、常にお客様がいる状態が続きました。私は隣の部屋で勤務校の書道部展も一緒に開催していたので、昼食に出たとき以外は座っている暇がないほどでした。
第2回展は来年の同時期に開催する予定です。同じように発表の機会を探していた若い新たな参加者も、今回の展覧会を通して1人加わりました。ひとまずは展覧会開催に協力して下さった皆さん、見に来て下さった皆さんに心より感謝申し上げます。
写真はグループ展に出品した拙作です。

風街オデッセイ

2021-11-06 20:46:58 | 日記
作詞家松本隆の活動開始50周年を記念したイベント、風街オデッセイに行ってきました。朝の通勤中に聞くラジオで宣伝していたので、申し込み開始日に申し込んだところ見事当選。しかもアリーナ席でした。
実は武道館ライブはおろか、武道館に入ったのも初めて。それにアリーナ席はステージが近い!年を取ってだいぶ落ちてきた視力ですが、18列目でもちゃんとアーティストの表情が見て取れました。我が目に感謝感謝。
演目はすべて松本隆作詞の歌です。その歌を提供されたアーティスト本人が歌うのと、別のアーティストがカバーするのとが混じっていて、3時間(予定は2時間半)があっと言う間。まさに満喫しました。紅白歌合戦もこれまで2度見に行っていますが、今回はステージに近かったことも合わせると、過去最高のライブだったと思います。
はっぴいえんども良かったですが、私が感動したものを挙げると
B’z「セクシャルバイオレット№1」(元歌は桑名正博)
斉藤由貴「卒業」「初戀」
大橋純子「シンプルラブ」
横山剣「ルビーの指環」(元歌は寺尾聰)
太田裕美「木綿のハンカチーフ」「雨だれ」「さらばシベリア鉄道」
安田成美「風の谷のナウシカ」
森口博子「リップスティック」(元歌は桜田淳子)
イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」
C-C-B「Romanticが止まらない」「Lucky Chanceをもう一度」
アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」
全30曲だったので半分以上感動した、というより感動の連続でした。特にB'zと斉藤由貴は、これを見に来るのが目的だったので、本当に本当に最高でした。松本隆は松田聖子への歌詞の提供も多いので、松田聖子もサプライズで登場するかなと思っていたけれど、さすがにそれはありませんでした。一方、桜田淳子と寺尾聰の歌は本人の歌で聞きたかったです。
B’zや大橋純子のときは会場もノリノリで、本来なら皆立ち上がるところでしたが、このライブでは着席のみ、声援禁止だったのでかなり残念でした。でも、状況次第では中止になったかも知れないイベントなので、これも仕方がありません。
昨日の今頃は斉藤由貴の歌を聴いていた頃でしょうか。いまだに余韻に浸っています。
 

40年目の墓参

2021-11-03 21:31:00 | 日記
多磨霊園にある向田邦子さんのお墓に、ようやくにお参りに来ることができました。向田さんが今年で亡くなって40年です。これまでの思いを込めて墓前に合掌しました。
写真は墓石ではありません。墓石の横に立てられた。本を開いた形を象った慰霊碑です。右側の文字は、森繁久彌氏がみずから小文を草し揮毫したものです。「花ひらき はな香る 花こぼれ なほ薫る 久彌」と書かれています。左側は向田さんが赤坂に開いていた「ままや」のメニューを揮毫していた編集者の柿内扶仁子さんが筆を執っています。
今日も心あるファンの方とおぼしき女性が掃除をされていました。おかげで墓域にはゴミ一つなく、墓石もこの石碑もきれいに磨き上げられていました。ありがたいことです。
 

レブンソウ

2021-06-07 19:50:07 | 日記
私が一番好きな礼文島の花はレブンソウです。かつて自分で言葉を作って作品を制作し、発表したこともあるほどです。
そのレブンソウがようやくわが家で花を咲かせてくれました。
レブンソウは高山植物にしては珍しく育てやすく、北海道では普通に庭に植えても簡単に育つくらいだと聞いていたので、内地のこちらは暑くて有名なところですが、一縷の望みに賭けてみました。
種は礼文島・香深のフェリーターミナル前の土産物店で購入したものです。
今まで何度も種を蒔いたのですが、発芽して育ってもやはり暑さに負けたり、アブラムシの被害に遭ったり、植え替えを失敗したりして、株は育っても花を咲かせるまでには至りませんでした。
ところが、一昨年夏に買ってきた種を秋に蒔いて生えた4株が、一夏と二冬を越し、そのうち1株が今年ようやく花を咲かせてくれました。
やはり自然に生えているものに比べると色も淡く株も華奢ですが、大好きな花をこうして身近で見ることができるのは嬉しいものです。
上手く育てれば2,3年くらいは花を咲かせるそうなので、今年も夏を越すことができるよう見守りましょう。




沼田・昭和のサクラ

2021-04-11 19:38:40 | 日記
沼田市の桜が見頃とのことで出かけてきました。青空の下で眺める桜は格別です。
天照寺のシダレザクラ(沼田市)




発地のヒガンザクラ(沼田市)





上発知のシダレザクラ(沼田市)まだ五分咲きでした。ヤドリギが多く付いています。





右遠くに見えるのは武尊山です。



帰りに見た昭和村のCANON赤城工場のソメイヨシノの並木。満開の桜並木が500メートル以上続き、まさに壮観でした。左端は武尊山。 



2021年田島ヶ原のサクラソウ

2021-04-11 19:29:06 | 日記
昨年は閉鎖されていたさいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地に、急に思い立って2年ぶりに出かけてきました。
今年はある程度雨も降ったので、今まで見たなかで一番花が大きく、色も濃くみずみずしくてきれいでした。
雨が降ってきたので早々に退散しましたが、第二自生地の群落が年々拡大しているのはうれしいことでした。昔のように一面のサクラソウが桃色の絨毯を敷き詰めたように咲く日が来るのを祈るばかりです。







サクラソウには時折見られる白花。一カ所に固まって10株ほど咲いていました。


















2021年小鹿野のセツブンソウ

2021-02-24 18:59:59 | 日記
去年は個展開催中で見に行けなかった、秩父の奥にある小鹿野町のセツブンソウ群生地のセツブンソウが、先週末の陽気でちょうど見頃になったと聞き、出かけてきました。
セツブンソウは写真で見ただけでは大きな花のように見えますが、実際には草丈は7,8㎝、花の直径は2㎝ほどの小さな花です。小鹿野町の群生地は国内最大規模とされています。林床に一面に真っ白な花が咲き誇っていました。
ちょうど見頃でとてもきれいでしたが、やや風があり撮影しにくかったのが残念でした。たくさんのカメラマンがレンズを向けていましたが、あきらめて撮影を切り上げる人も見られました。私の安物コンデジでもこれだけきれいに写るのですから、実物の花がいかにきれいかが想像できるかと思います。
この後気温の低い日が続くので、今週末まで何とか持ちこたえるのではないかと思います。