はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

焼津3山縦走(高草山・満観峰・花沢山)

2014-09-11 12:35:32 | 低山歩き
 歩行記録      歩行月日2014年9月10日(水)
歩行時間: 6時間10分 休憩時間:1時間40分  延時間:7時間50分
出発時間: 6時40分  到着時間:14時30分
歩   数:  25、986歩   GPS距離:14.7km
行程表
 焼津駅 0:30> 石脇口 1:10> 高草山 0:35> 鞍掛峠 0:35> 満観峰 0:40> 日本坂峠 0:25>
 花沢山 
0:15> 石部峠 0:35> 砂張屋道標 0:50> カンポ下 0:35> 焼津駅 
観歩記
 大崩の低山歩きは3か月ぶりで、今日は小手調べならぬ小足調べ(?)が主な目的なので完歩は二の次だ。
このコースなら普通なら7~8時間のコースだが。今の体調なら10時間以上掛かるかもしれない。、
仮に10時間以上掛かると途中で判断したら中止するし、途中でも体調が良くなければ止める積りでいる。
そのため離脱ヶ所が何ヵ所もあるこのコースは様子見のコースとしては最適かもしれない。

 

 今日は曇り空で陽射しが無いぶん楽に歩ける。お蔭で順調に石脇口を経て山道に入ると、今年初めて見る彼岸花が
咲いていた。彼岸花は律儀な花で毎年お彼岸近くなると咲きだしてくるが、そう云えば今年もお彼岸が近付いている。
 早朝登山の多い高草山は7時台でも下ってくる人がいる。その人がストックを付いているの見て私も杖を出そうと
したが無い。そうだ久し振りの歩きで、すっかりストックの事は忘れたいた。
1週間前の富士山挑戦はストックではなく四国遍路で使った金剛杖を持っていった。この杖は富士山には必ず利用して
いて、既に6回は剣ヶ峰の岩を突いている。
四国遍路の出発点で購入した杖は、八十八ヶ所の遍路が終わった時は15cmも短くなっていたが、それから6回も
富士山に登ったのだから更に短くなっただろう。この杖は私の冥途の杖にするつもりです。。

    

 放棄茶園の一角にムラサキシキブが紫の実をたわわに付けている。奥の方にはまだ緑の小さな実も見えていた。
この木は自然に繁殖したのでなく誰かが植えたのだろうが、この実を鳥が食べてこの辺り一面にムラサキシキブが
繁殖したら面白そうだが、自然系を壊したと言われるだろうか。

 天気は相変わらずの曇り空なので、何時もなら日当たりが良すぎて苦労する石脇口も今日は歩きやすい。
お蔭で高草山山頂にもマーマーのタイムで登る事ができた。
久し振りに見た高草山の山頂標識の下に石が置いてある。よく見るとハートの形をしているので誰かが置いて
くれたのだろう。前回は無かったような気がするが?

 このコースは過去何度も歩いているので特に気を引くような物は無い。そこで今日は最近興味を持ちだした
植物の事をメインに紹介します。

 
       5/24のコアジサイ                 9/10のコアジサイ

 ブログではアップしなかったが、今年の春2回ほど花を探してこの山の中を歩いていた。その時高草山の
鞍掛ルートでコアジサイ(小紫陽花)の花とミズヒキ(水引)の葉っぱを見た。
コアジサイは丁度花が咲き始めた時で、薄紫色の小花が密集して集まっているさまは、一目で紫陽花の
仲間だと見分ける事ができた。葉はアジサイと云うよりシソ(紫蘇)に似ていた。
それが今日見ると既に蕾を一杯つけているように見える。花が枯れた残骸?でもない。それではこの蕾が冬を
越して来年の春に咲くのか、それにしては期間が長すぎるような気がするが。植物図鑑を調べても、どれにも
コアジサイの蕾の期間に触れたものは無かった。これからもう一度咲くのかな?そんな馬鹿な。

          
                       ミズヒキ(水引)の葉(5/24)

 春にコアジサイの近くで別名「八の字草」と呼ばれているミズヒキの葉っぱを見つけた。
名前の如く一目見ただけで八の字クサと判断できる、八の模様がクッキリ浮き出ている草だった。
そのミズヒキが今の時季は花を付けているらしいので、それを見つけるのも楽しみだった。

  
           白いミズヒキ                     赤いミズヒキ

 初めに見つけたのは白いミズヒキだった。だが葉には八の字の模様が無い。次にあったのは赤いミズヒキで
こちらの葉には八の字の模様が残っている。これを見て白いのはミズヒキではなく別名があるのではないかと
思い、帰ったら植物辞典を調べてみようとおもった。それが花沢山の山頂で間違いだったと気がついたが、
それは花沢山で紹介します。。

 何かやけに蜘蛛の巣に引っ掛かる。この道は高草山から満観峰の銀座コースで、縦走する人は必ず歩くので
今までここで蜘蛛の巣に掛かった事はないのに何故だろう? 時刻は9時前なので私が今日最初の歩行者か。
近く笹を取って蜘蛛の巣払いにした。
蜘蛛の巣は鞍掛峠までで、鞍掛から満観峰までは無かった。矢張り最初の歩行者のようだ。それでも笹を手に
したまま満観峰に行くと、同じように笹を手にした登山者とあった。お互い
「蜘蛛巣が多くて」と顔を見合わせて苦笑いをした。

  

 先程はコアジサイの蕾らしき物を見たが、今度はタマアジサイ(玉紫陽花)の蕾と花の両方を見る事ができた。
このアジサイは名前の如く蕾が丸い事から名前が付き、花期の長い事が特徴だ。
大崩山塊の中では時折見かける花だが、丸い蕾が付いていないと普通のガクアジサイと勘違いしてしまう。

9時50分に満観峰到着。思っていたより快調に歩けている。この分では予定通り3山縦走は完歩出来そうだ。