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《『100分de名著『法華経』』(植木雅俊著、NHK出版)の表紙》
ではここからは第四章「信解品」に入る。
植木氏によれば、
前章「譬喩品」で、釈尊は「三者火宅の譬え」を語ったわけだが、それに対して弟子たちは「私たちはこのように理解しましたが、それでよいでしょうか」という確認の意味を込めて、弟子の四大声聞が譬え話をするのだそうだ。それが「長者窮子の譬え」である。
〈『100分de名著『法華経』』(植木雅俊著、NHK出版)40p~〉という。そして、同氏は次のように解説を続けている。
彼らはまず、自分たちは「これらのブッダの法(仏法)に対しても、ブッダの国土の荘厳や、菩薩の自在な振る舞い、如来の自在な振る舞いに対しても、熱烈な願望を抱くことはありませんでした」と語り…(投稿者略)…覚りに到ってはいない段階にも拘わらず、自分は涅槃を得ていると思っていた――と自己批判しているわけです。…(投稿者略)…
かれらは、菩薩に対する教え、すなわち大乗仏教については聞いて知っているし、人の教えてもいるが、「自分たちには関係ない」と思っていたのです。
〈〃41p~〉かれらは、菩薩に対する教え、すなわち大乗仏教については聞いて知っているし、人の教えてもいるが、「自分たちには関係ない」と思っていたのです。
そして、弟子たちは
「世尊よ、この私たちは、この上ない正しく完全な覚りに到るという予言が、声聞たちにも存在するということを、今、世尊のそばで聞いて、不思議で驚くべき思いにとらわれ、実に大きな収穫を得ました」
〈〃42p〉と語ったということのようだ。
しかしここまでの段階では、私には今一つよく解らない。ところが、これに続いて弟子たちが語った「長者窮子の譬え」を知れば、少しは理解ができたのだが、それは次回へ。
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《『本統の賢治と本当の露』の広告 》(平成30年5月1日付『岩手日報』一面下段)
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この度、『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税))
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本書は、「仮説検証型研究」という手法によって、「羅須地人協会時代」を中心にして、この約10年間をかけて研究し続けてきたことをまとめたものです。
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〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
なお、〈目次〉は以下のとおりです。
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