高村光太郎はこんな詩、
を詠んでいた。
この詩などから、光太郎はとりわけ山口山を愛でていたことを知った。以下はその山並である。
《1 山口山の山並》(2024年5月15日撮影)
《2 今は新緑》(2024年5月15日撮影)
《3 瑞々しい若葉が見事だ》(2024年5月15日撮影)
《4 目をこらすとフジやホオノキの花も見える》(2024年5月15日撮影)
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来る6月9日(日)、下掲のような「五感で楽しむ光太郎ライフ」を開催しますのでご案内いたします。
2024年6月9日(日) 10:30 ▶ 13:30
なはん プラザ COMZホール
主催 太田地区振興会
共催 高村光太郎連翹忌運営委員会
やつかのもり LCC
参加費 1500円(税込)
締め切り 5月27日(月)
先着100名様
山口部落
山口山の三角山は雑木山。
雑木にみどりはみどりのうんげん。
ブナ、奈良、カツラ、クリ、トチ、イタヤ。
山越しの弥陀がほんとに出さうな
ぎよつとする北方の霊験地帯だ。
山のみどりに埋もれて
下に小さな部落の屋根。
炭焼渡世の部落の人はけらを着て、
自給自足の田地をたがやし、
酸性土壌を掘りかへして、
石ころまじりの畑も作りタバコも植ゑる。
部落の畑の尽きるあたり、
風とマムシの巣だといはれる草場の中に
クリの山木にかこまれて
さういふおれの小屋がある。
山口山の三角山をうしろにしよつて
ススキの野原が南に七里。
夏の岩手の太陽は
太鼓のやうなものをたたきながら
秋田の方へゆつくりまはる。
〈『高村光太郎 宮澤賢治』 伊藤信吉編、角川書店〉128p~〉山口山の三角山は雑木山。
雑木にみどりはみどりのうんげん。
ブナ、奈良、カツラ、クリ、トチ、イタヤ。
山越しの弥陀がほんとに出さうな
ぎよつとする北方の霊験地帯だ。
山のみどりに埋もれて
下に小さな部落の屋根。
炭焼渡世の部落の人はけらを着て、
自給自足の田地をたがやし、
酸性土壌を掘りかへして、
石ころまじりの畑も作りタバコも植ゑる。
部落の畑の尽きるあたり、
風とマムシの巣だといはれる草場の中に
クリの山木にかこまれて
さういふおれの小屋がある。
山口山の三角山をうしろにしよつて
ススキの野原が南に七里。
夏の岩手の太陽は
太鼓のやうなものをたたきながら
秋田の方へゆつくりまはる。
を詠んでいた。
この詩などから、光太郎はとりわけ山口山を愛でていたことを知った。以下はその山並である。
《1 山口山の山並》(2024年5月15日撮影)
《2 今は新緑》(2024年5月15日撮影)
《3 瑞々しい若葉が見事だ》(2024年5月15日撮影)
《4 目をこらすとフジやホオノキの花も見える》(2024年5月15日撮影)
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来る6月9日(日)、下掲のような「五感で楽しむ光太郎ライフ」を開催しますのでご案内いたします。
2024年6月9日(日) 10:30 ▶ 13:30
なはん プラザ COMZホール
主催 太田地区振興会
共催 高村光太郎連翹忌運営委員会
やつかのもり LCC
参加費 1500円(税込)
締め切り 5月27日(月)
先着100名様