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ダ・ヴィンチ・コード

2007年02月26日 | My Diary
金曜の夜から読み出したダ・ヴィンチ・コードを4日で読了。読み出したら止められない面白さがあった。ローマ教会が絶対の力を築き上げるために、キリストの教えを捻じ曲げて自分の都合のよいように聖書を書き換えたことに対して、テンプル騎士団の流れをくむシオン修道士会は何かを秘密裏に代々伝承してきた。レオナルド・ダ・ヴィンチ、アイザック・ニュ-トン、ジャン・コクトーといった西洋の英知たちが修道会のトップとして連綿と守り伝えてきた秘密。これがゾクゾクせずに読み進めましょうか。

読み出したら止まらない。単なる謎解きに葬られた裏の歴史、しかもキリスト教という絶大な影響力を持つ文化の裏側と来たら、好奇心をそそられること。上下2冊が読み通すのに週末を使ってしまいました。

ベストセラーになるほどの物語なので面白さは抜群だが、エンディングが良くないね。尻切れトンボとはこのことだね。折角歴史の裏側に隠されてきた秘密が明らかになるのかと思いきや、修道会は秘密を公にしないために秘密を守ってきたなんてなんてことだ!キリスト教社会で作られた小説だけに、教会の権威を打ち砕き、今までのキリストの教えに反するような秘密をぶちまけるようなことはできなかったのだろうね。これがもし仏教やイスラム教など、他の宗教だったらダン・ブラウンさんは何の気兼ねもなくその宗教の教えをぶち壊すようなエンディングを作ることを躊躇わなかったはずだよ。自らが育った世界を崩しえなかったんだね、良識人として。
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