令和6年12月25日(水)
静岡県は新たな動物愛護の拠点となる静岡県動物愛護センターの施設整備として、令和7年度中の開所を目指し、旧県立富士見学園(富士市大淵)の施設を利活用(リノベーション)する改修工事を実施しています。
20日に閉会した静岡県議会12月定例会の常任委員会において、センターの目的、利用料金、開館時間及び管理運営などを定めるため、「静岡県動物愛護センターの設置及び管理に関する条例」の審議が行われました。
また、事業者との協働のもと、県有施設を有効活用するため、令和7年1月からネーミングライツパートナーを募集し、開所に合わせてドッグランなどへ企業名等の愛称表示を行うとしています。
リノベーションとはいえ、私の地元に久しぶりに新設する県有施設で、私も計画段階から注視し、事業推進にあたっては地元関係者とも意見交換しその推移を見守ってきました。開所のメドも立ち、動物愛護にふさわしい親しみやすい名称が決まることを心から願っています。
条例は、研修ルームやトリミングルーム及びドッグランの利用料金設定。開館時間は午前9時から午後4時45分まで。休館日は12月29日から翌年1月3日まで。指定管理者による施設管理などについて明記しています。
指定管理者は令和7年6月定例会に提示される予定で、年度内の開所を目指します。
ネーミングタイツは、3施設あり、「富士山が望める県民交流の場」としてのドッグラン(最低金額年間50万円)。「動物愛護を通じて命の大切さを学ぶ場」としての研修ルーム(同30万円)。「新しい飼い主への適性譲渡の推進」としてのふれあいエリア(同30万円)となっています。
そのほか、県では動物愛護に関し、ふじのくに応援寄附金(ふるさと納税:申込時に「寄附金を活用する使い道」として「動物愛護の推進」を選択できます。)や地方創生応援税制(企業版ふるさと納税:静岡県動物愛護センターの整備)を募っています。
12月14日に富士市中央公園で開催されたイベントでは、主催目的にも明記された「動物との交流の場」に沿って多くの愛犬連れが見られました。改めて動物愛護を推進していくことの大切さを実感しています。
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