令和7年4月23日(水)
4月18日、駿河湾を東西に横断し静岡市清水港と伊豆市土肥港を結ぶ駿河湾カーフェリーは、清水港側の乗船場所(ターミナル)が清水駅から徒歩で3分のところに移転し、それの運用開始を祝う記念式典が、新たなターミナルで開催され出席してきました。





駿河湾カーフェリーは、単なる移動手段ではなく、観光産業が主力である伊豆半島地域であるにもかかわらず交通アクセスが脆弱でありますが、その活性化に役立っています。医療事情も厳しい伊豆半島南部地域にとって、清水駅に隣接し新たに設置された医療施設の利用も可能となります。さらに、昨年発生した能登半島地震の教訓から、同じ地形環境である伊豆半島の防災対策の充実が確実に求められており、その手段として海からのアクセスの確保は重要な課題となっています。
去る2月10日には、フェリーに車両や人乗降するための台船が損傷し、その復旧作業が進められていますが、未だに修理を終えていません。新たなターミナルが完成してもこの施設は必用なようで、当面は自転車や人のみが利用できる状況でスタートしました。
駿河湾カーフェリーは静岡県が中心となり、フェリーが結ぶ静岡市や伊豆半島地域の自治体が出資した運営形態を取っていますが、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者の急激な減少と、その後一時的な復活は見せたものの、ここ数年は右肩下がりの利用状況でした。
元のターミナルは、清水駅から2kmほど離れており、周辺には集客施設もありませんでしたが、今回は清水駅から徒歩3分で、雨にも濡れない歩道が整備され、ターミナル横には水産物を扱う市場と飲食ができる施設が隣接し、相乗効果で利用者の増加が期待されます。
式典は静岡県が主催し、挨拶では副知事から、これまでの経緯や今後の期待について述べられ、来賓として招かれた国関係者、静岡市長、県議会副議長の挨拶の後、テープカットにより利用がスタートしました。当日は、一般客も含め、無料乗船となったため、多くの人が駆けつけていました。
この取り組みにより、駿河湾カーフェリーの運航状況が好転することに期待しますが、これまでの厳しい経営状況から脱することができるのか、船舶の運営に関わる県の立場から、県議会としても注視していきたいと思います。
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