平成28年12月30日(金)
今年で4回目を迎える富士山女子駅伝(2016全日本大学女子選抜駅伝競争)が、富士宮市と富士市を走るコースで開催されました。
(開会式での優勝カップ返還)
(選手宣誓)
コースは世界文化遺産富士山の構成資産である富士山本宮浅間大社をスタートし、市内を4.1km走ってスタート地点に戻りここで第二走者にタスキを渡し、第二中継地点からゴールの富士総合運動公園陸上競技場までは富士市内を走る、どの位置からも富士山が見渡せるコースですが、あいにく、晴れの天気ではありましたが、競技の最後まで富士山には雲がかかるという状況でした。
もっとも、選手達は富士山の雄姿を見る余裕すらなかったかもしれませんが、昨日の開会式直後は、きれいな夕日に照らされた富士山をバックに写真を撮っているチームをいくつか見かけました。お土産用の富士山はしっかり彼女たちの心に刻み込まれたと思います。
なお、この大会には、両市民4,640名のボランティアが参加しています。
(4,640名の市民ボランティア代表も紹介された)
(沿道の交通整理などを行う市民ボランティア)
昨年の開会式直後のレセプションで、富士宮市長から富士宮市内のルートを延長できないかという提案があり、今回はそれを受けて富士宮市内を延長し、富士市内東部地区のルートを短縮する新たなコースでの競技となりました。
私の地元はこの短縮された地域が含まれ、この決定が発表された直後は、コースから外れた地域の皆様から落胆の声も聞こえました。
中継所も変更となり、どのような影響があるのか心配していましたが、事前の打ち合わせもしっかり準備されていたようで、私も現地に入り様子を見させていただきましたが、コースから外れた地域の皆様も応援に駆けつけ、特に混乱もなく運営されていましたのでホッとしています。
参加校は上位の立命館大学、名城大学、松山大学をはじめ、東西日本選抜と前回から参加している地元の静岡県学生選抜など、21チームです。
見所は、4連覇を狙う立命館大学は、今年好調の松山大学との競り合いが予想されていたため、その展開に注目が集まりました。
結果は、ぶっちぎりで立命館大学の4連覇が決まり、表彰式での各選手の喜びが私達にも伝わってきました。
また、各チームに県内出身者がいることから、その選手の力走も注目が集まりました。特に、大阪学院大学では県内出身者が3名いて、1名は近くの富士市立高校出身、もう一名は私の家から10分ほどのところが実家という、大変身近さを感じるチームに、沿道の皆さんの応援は家族を応援しているような熱狂ぶりに驚きました。
(女性警察官が運転する白バイに先導され、先頭のランナーが中継所に飛び込んできた)
(最後の第6中継所のは、立命館大学が1位で到着)
(2位の名城大学)
(優勝候補の松山大学は3位でタスキを渡す)
(選手を待つゴールの富士総合運動公園陸上競技場)
(ゴールに1位で飛び込んだのは、立命館大学)
(2位の名城大学)
(3位の松山大学)
(静岡学生選抜もよく頑張った)
(ゴールに到着)
(各賞のトロフィーが並ぶ)
(県内各地のゆるキャラも登場)
(4回連覇の立命館大学の表彰式)
(区間賞を獲った選手の表彰式)
(上位8校。右から優勝者立命館大学、名城大学、松山大学と並ぶ)
(最後に選手全員で記念撮影)
4回目となり、昨年からはテレビの全国生中継も行われ、暮れの風物詩となりつつあります。今後の継続を望む声も多く聞くことができました。しかし、初回は決して安産の立ち上がりではありませんでした。
昨日の開会式では、第1回を立ち上げた当時の市長と同席し、改めて実現までのご苦労されたお話を伺いました、継続することで評価が高まると、当初の苦労を忘れてしまうのが世の常かもしれませんが、立ち上げた市長や関係者の功績を決して忘れてはいけません。
また、継続のための支援は私達の責務だと感じています。新たにスポーツ振興を通じたまちづくりの戦略も必要となります。
ゴール地点で表彰式、閉会式を待つ間に、様々な分野の皆様と意見交換することができました。それらを生かして、地域の発展にもつなげていければと考えています。
素晴らし選手達の力走に感動したことを、改めて感謝申し上げたいと思います。
ただ、最後に愚痴になりますが、開会式のあいさつの中で、開催市名や大会名を間違えることがあったことは大変残念です。
私達も、地元のことが全国に知れ渡っていないことを謙虚に受け止めなければなりません。