鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

2016年大晦日

2016年12月31日 | 議会活動

平成28年12月31日(土)

 

 今日で、2016年も最後となります。

 昨日の富士山女子駅伝が私にとって議員活動の本年の締めくくりでしたが、今日一日は我が家の一年の垢を落とす作業が夜まで続きました。

 

 今年を振り返ると、熊本地震をはじめ国内ではいくつかの大きな地震が発生し、本県では40年も前に東海地震説の発表とそれに対する備えの取り組みが、また最近では南海トラフを震源域とする巨大地震の発生が指摘され、県議会議員として公私ともに防災対策に様々な機会を捉えて備えているところです。

 地震の規模はともあれ、まず自分の命を守る自助、そして周囲の人との共助が繰り返される防災訓練で徹底されてきたはずなのに、県民の防災意識の低下に歯止めがかからないことが、一番の懸念材料です。

 つい先日も、茨城県北部を震源域とする大きな地震があり、それも6年前の東日本大震災の余震ということなので、長く度々発生する余震に対して自然の力に恐れさえ感じています。地震は、震源域に大きなひずみが溜まり、それが解放される時に発生することから、一度発生すると当面は発生しないという間違った解釈をしていたのは私だけではないと思います。

 災害はいつどこで発生するか判りません。年末年始も防災意識だけは、常に高めておきたいと思います。

 

 今日の朝刊では、「年末株価20年ぶり高値」という見出しに続き、「トランプ相場で一気に回復」という文字が躍っていました。

 今年の世界ビックニュースは、間違いなく「まさかのアメリカ次期大統領選挙結果」だと思います。しかし、彼が選挙中に発した言葉や公約には、多くの人が違和感を感じたはずです。また、中国やロシアなどがこぞって彼に期待を寄せていることも、「不確実な世界」への入り口を予感させるものでした。

 年が明け、1月20日から彼の任期が始まります。いろいろな混乱も生じるかもしれませんが、私達は足下をしっかり見て、自分たちを見失わないよう過ごしていきたいと思います。一年間、お付き合いいただきありがとうございました。良いお年を。

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2016富士山女子駅伝

2016年12月30日 | 議会活動

平成28年12月30日(金)

 

 今年で4回目を迎える富士山女子駅伝(2016全日本大学女子選抜駅伝競争)が、富士宮市と富士市を走るコースで開催されました。

(開会式での優勝カップ返還)


(選手宣誓)

 

 コースは世界文化遺産富士山の構成資産である富士山本宮浅間大社をスタートし、市内を4.1km走ってスタート地点に戻りここで第二走者にタスキを渡し、第二中継地点からゴールの富士総合運動公園陸上競技場までは富士市内を走る、どの位置からも富士山が見渡せるコースですが、あいにく、晴れの天気ではありましたが、競技の最後まで富士山には雲がかかるという状況でした。

 もっとも、選手達は富士山の雄姿を見る余裕すらなかったかもしれませんが、昨日の開会式直後は、きれいな夕日に照らされた富士山をバックに写真を撮っているチームをいくつか見かけました。お土産用の富士山はしっかり彼女たちの心に刻み込まれたと思います。

 なお、この大会には、両市民4,640名のボランティアが参加しています。

(4,640名の市民ボランティア代表も紹介された)


(沿道の交通整理などを行う市民ボランティア)


 昨年の開会式直後のレセプションで、富士宮市長から富士宮市内のルートを延長できないかという提案があり、今回はそれを受けて富士宮市内を延長し、富士市内東部地区のルートを短縮する新たなコースでの競技となりました。

 私の地元はこの短縮された地域が含まれ、この決定が発表された直後は、コースから外れた地域の皆様から落胆の声も聞こえました。

 中継所も変更となり、どのような影響があるのか心配していましたが、事前の打ち合わせもしっかり準備されていたようで、私も現地に入り様子を見させていただきましたが、コースから外れた地域の皆様も応援に駆けつけ、特に混乱もなく運営されていましたのでホッとしています。

 

 参加校は上位の立命館大学、名城大学、松山大学をはじめ、東西日本選抜と前回から参加している地元の静岡県学生選抜など、21チームです。

 見所は、4連覇を狙う立命館大学は、今年好調の松山大学との競り合いが予想されていたため、その展開に注目が集まりました。

 結果は、ぶっちぎりで立命館大学の4連覇が決まり、表彰式での各選手の喜びが私達にも伝わってきました。

 また、各チームに県内出身者がいることから、その選手の力走も注目が集まりました。特に、大阪学院大学では県内出身者が3名いて、1名は近くの富士市立高校出身、もう一名は私の家から10分ほどのところが実家という、大変身近さを感じるチームに、沿道の皆さんの応援は家族を応援しているような熱狂ぶりに驚きました。

(女性警察官が運転する白バイに先導され、先頭のランナーが中継所に飛び込んできた)


(最後の第6中継所のは、立命館大学が1位で到着)


(2位の名城大学)


(優勝候補の松山大学は3位でタスキを渡す)


(選手を待つゴールの富士総合運動公園陸上競技場)


(ゴールに1位で飛び込んだのは、立命館大学)


(2位の名城大学)


(3位の松山大学)


(静岡学生選抜もよく頑張った)


(ゴールに到着)


(各賞のトロフィーが並ぶ)


(県内各地のゆるキャラも登場)


(4回連覇の立命館大学の表彰式)


(区間賞を獲った選手の表彰式)


(上位8校。右から優勝者立命館大学、名城大学、松山大学と並ぶ)


 

(最後に選手全員で記念撮影)


 4回目となり、昨年からはテレビの全国生中継も行われ、暮れの風物詩となりつつあります。今後の継続を望む声も多く聞くことができました。しかし、初回は決して安産の立ち上がりではありませんでした。

 昨日の開会式では、第1回を立ち上げた当時の市長と同席し、改めて実現までのご苦労されたお話を伺いました、継続することで評価が高まると、当初の苦労を忘れてしまうのが世の常かもしれませんが、立ち上げた市長や関係者の功績を決して忘れてはいけません。

 また、継続のための支援は私達の責務だと感じています。新たにスポーツ振興を通じたまちづくりの戦略も必要となります。

 ゴール地点で表彰式、閉会式を待つ間に、様々な分野の皆様と意見交換することができました。それらを生かして、地域の発展にもつなげていければと考えています。

 

 素晴らし選手達の力走に感動したことを、改めて感謝申し上げたいと思います。

 ただ、最後に愚痴になりますが、開会式のあいさつの中で、開催市名や大会名を間違えることがあったことは大変残念です。

 私達も、地元のことが全国に知れ渡っていないことを謙虚に受け止めなければなりません。

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年内最後の要望活動

2016年12月26日 | 議会活動

平成28年12月26日(月)

 

 役所はあと二日で御用納め。地元からの要望を抱え、今年最後の打ち合わせに県庁に向かいました。

 

 会派の控え室にはほとんど議員がおらず、地元での活動に専念しているのではと推測します。それぞれの机はきれいに整理され、新年を迎える準備が整ったということでしょうか。

 

 県担当者も「師走」で忙しいにもかかわらず、十分な時間をとっていただきました。効率的な会議を進めるためには、事前の準備を怠ってはいけません。事前の調査や資料整理など、万全のつもりでも足りないものはいくつも出てきます。

 

 先日、会派としての次年度要望を知事の提出し、来月末にはその回答が出てきます。基本的には締め切られている要望も、遠慮なくぶつけていかねば、一つでも多くの要望をかなえることはできません。特に、提出された要望について、その後の新しい情報に基づく補足説明などは、いくつあっても良いのではないでしょうか。

 担当する当局者にとっては大変迷惑な話でしょうが、どうかご理解を。

 

 今回の要望は、新たな取り組みについての戦略的な内容なので、ここで具体的に記すわけにはいきませんが、1時間の会議中は大変興味深い意見交換ができたことを嬉しく思います。

 一般的に要望とは、こちらの思いが叶うよう相手にお願いすることですが、それを提示した後に、相手からさらにより良いものにするためのアドバイスをいただきながら、共に要望以上の成果を上げることができれば、こんな良いことはありません。

 

 普段、担当者達は、議会対策として69名の県議を相手に仕事をされていますが、今日は、私専属の担当者として向き合うことができました。

 少し贅沢な話ですが、このような時間も努力して作るものだと思います。手をこまねいていては、より良い結果は得られません。

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ちびまる子ちゃんで見た静岡県民気質

2016年12月25日 | 議会活動

平成28年12月25日(日)

 

 久しぶりに自宅で夕食。これもクリスマスに感謝しなければなりません。

 

 テレビを付けたら夕方6時からのテレビ番組は、「ちびまる子ちゃん」。我が家の子どもたちが小さな時からお世話になっている、清水市出身のさくらももこさんが作者の国民的アニメです。

 声優の一人が私の同級生で、30年近く前の当初から今も頑張っている、特別な作品です。

 

 今日の作品のあらすじは、ちびまる子の友人がアマチュア無線で知り合った九州に住む写真家の女性が東京に行く途中、ちび丸子達が住む清水市にやってくるというもので、富士山の写真を是非撮りたいというものでした。

 その話を聞いたちびまる子達は、自分たちの町から見えるそれぞれが自慢の富士山絶景ポイントを探し、写真家が来た折にはそこを案内しようと頑張っていました。

 みんなでそれぞれの絶景ポイントを巡ると、こんな素晴らしいところがあったんだと感心します。

 

 さて、写真家が清水を訪れる日は、富士山にかかった雲で山は見えません。それでも、それぞれの絶景ポイントを巡りますが天候は変わらず。

 自然相手では、このようなことがしょっちゅうあるというのが当たり前で、私達も遠方から知人が来訪するときには、良くある話です。

 富士山が見えなくても、せっかく訪れた客人をもてなすのは、静岡のお茶とみかんです。番組では、清水のお茶をもてなし、そのおいしさに酔いしれていました。たばこ屋のおばさんは、晴れていればこちらの方向にきれいな富士山が見えるはずだと、かかった雲にクレームを付けるように自慢の富士山を見せることができなかったことを悔しがり、その代わりといって静岡のおいしいみかんをくれました。

 写真家と子どもたちが記念写真を撮ろうとすると、二人の大人が現れシャッターを押すことを申し出しました。写真家が富士山にあこがれてというと、二人の大人は我が家から見る富士山の景色が一番だとケンカが始まる始末。

 

 時は経ち、清水で出会った人情味のある人達を想い出に、写真家は電車で次の目的地に向かいます。電車の中でみかんを食べようとしたその時、夕暮れの車窓に富士山がきれいな姿を現していました。

 

 まるで、清水市を舞台に静岡県をPRするための番組であったと感心しています。同時に、地元に住んでいる県民は富士山が当たり前で、おもてなしも決して得意ではないといわれますが、この番組を見て私達が富士山や地元の特産品に対する思い、行動は全く同じで、どなたが見えてもこの番組のように、お節介と思われるほどおもてなしをするのが本県の県民気質です。

ちびまる子ちゃん、恐るべし。

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一年の振り返りと新年の抱負

2016年12月24日 | 議会活動

平成28年12月24日(土)

 

 今日はクリスマス・イブ。皆さんはどのように過ごされているでしょうか。

 我が家では、子どもが小さかった頃のクリスマスは一大行事でしたが、今はもうその面影はありません。

 

 夕食の時間に、県外に住む共働きの長男夫婦から、1歳10ヶ月の娘と一緒に楽しむクリスマス・イブの動画が送られてきました。私にとって初の孫娘はこの1年で大きく成長し、今では外を走り回り、片言の言葉を発し、表情が豊かになったことに驚くばかりです。

 孫が1歳を過ぎてからは、母親が仕事に復帰することに伴い、保育園に通うようになりました。保育園では、多くのお友達と一緒にいる生活に慣れ、その刺激の中で成長していくことも彼女にとって大切な経験なのかもしれません。

 帰宅してから夕食、入浴、そして就寝までのわずかな時間と、休日は親子三人にとって貴重な時間です。親子の絆が深まる様子を、時々送ってくれる動画から読み取ることができ、正直ホッとしています。

 子育ての理想をいえば切りがありませんが、夫婦は子育てを楽しみ、孫娘は両親の愛を一身に受けて育っていると感じる一年でした。

 

 さて、私の方は、県議会12月定例会が21日に閉会したことで、恒例となった議会報告「らしんばん」の発行に向け奮闘中です。昨日までに原稿の準備はできましたので、編集や校正、印刷などをお願いしている方に原稿を送付し、月末を目途に発行を完了させる予定です。

 

 地元ローカル紙からは毎年恒例の、「新年のあいさつと将来展望」と題して寄稿依頼が届きました。届いたのは1週間ほど前ですが、締め切りは27日までとなっており、明日には書き上げるつもりです。

 

 今年は、私がこれまで一般質問で取り上げてきたことが、形となって成果に表れた年でした。例えば、小中学校の児童生徒のためのお茶の振興条例や、新産業として期待の大きいセルロースナノファイバー(CNF)支援強化や企業誘致など、豪雨対策緊急整備事業は2年前の一般質問を契機に予算化され、2年間限定であったものを来年以降も継続するための動きなどがあります。

 ここ数年取り組んできた、発達障害の支援を考える議員連盟の一員として、県東部に医療環境を整えた拠点作り要望も、来年度はより具体的なものが当局から提示されると聞いています。

 地域包括ケアシステムの構築に伴い、リハビリ分野を充実させるための国への意見書は私が原案を作り、12月定例会において議会運営委員会の小委員会で審議し、本会議最終日に全会一致で承認していただき、国に提出することになりました。

 来年は、これらの取り組みがより実効性のあるものなるよう、フォローしていくことが大切と考えています。

 さらに、新たな課題にも積極的に取り組んでいこうと考えています。

 

 新年早々には、議会報告「らしんばん」やローカル紙の紙面で、その具体的な想いをお披露目させていただきます。

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