令和6年5月19日(日)
静岡県議会5月臨時会が開催され、次期正副議長をはじめ、令和6年度の議会運営委員会や常任委員会、監査委員などの新たな人事が決まりました。
私も議長とともに辞職願を提出し、議会運営委員会と本会議を経て辞職が認められ、その後、正副議長選挙が行われて新たな顔ぶれが決まりました。


(正副議長退任式から)
本県議会にとって、この1年は激動の年であったように実感していますし、議会を支える議会事務局も、かつて経験したことのない年であったと感想を漏らしていました。
知事と県議会の軋轢が激しく、6月定例会は深夜1時まで開催された知事不信任決議案への対応をはじめ、定例会毎に知事の不適切発言に対する議会の追求が繰り返されました。また、新人議員の不祥事もあり、県民の皆様には多くのご心配をかけたことは大変申し訳なく感じています。
県政の喫緊の課題は多く、それをおろそかにすることなく知事問題に対処することは、議事進行を司る立場として、様々な場面で苦慮してきました。
例えば、本会議の代表質問や一般質問などの質疑においては、質問者と知事をはじめとする答弁者のすれ違いや答弁漏れなど、これまでになく耳を澄ましそのやりとりを聞きながら、議長として答弁者に再答弁を求めることもありました。
本会議の合間に開催される議会運営委員会では、委員から議事進行に対する厳しい意見も寄せられ、そのことも踏まえて、緊張感は高まっていきました。
4月初めに知事が突然、辞任を表明した際も県政及び県議会に「激震」が起きました。最後の最後まで、このような事態が続き、それでも議会機能を維持できてきたことは、多くの議員と議会事務局職員の理解と協力があってこそと感謝しています。
私は次年度、議会運営委員会委員長として、引き続き、本県議会運営に携わっていきます。今月末には新たな知事を迎え、県も議会も2元代表のトップが同時に代わります。少子高齢化や人口減少をはじめ、脱炭素実現に向けた社会経済への対応など、遅滞なく県政の喫緊の課題に向けしっかりと取り組んでいきたいと思います。
いつも地元をはじめ、静岡県のためにありがとうございます。
課題が多くて大変と思いますが、健康にご留意の上、引き続き頑張ってください。応援しています。